【EDH・統率者】死に微笑むもの、アリーシャ -運命再編-【デッキ紹介】

《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death》
人間(Human) 戦士(Warrior)
(2)(赤)
先制攻撃
死に微笑むもの、アリーシャが攻撃するたび、あなたの墓地にあるパワーが2以下のクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたは(白/黒)(白/黒)を支払ってもよい。そうしたなら、それをタップ状態で攻撃している状態で戦場に戻す。
3/2

死の先を征く者たちよ!
今回ご紹介する統率者は《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Deathです!
彼女(彼)はマルドゥ族を率いるカン(族長)であり「翼番いのジェイガン」とのストーリーはタルキールでの出色の物語ですので、もしご存じない方は一度ご覧になってみてください。マジ最高です!

さてすこし熱くなってしまったところでEDHとしての彼女の能力を見てみると、備えている能力はいわゆるリアニメイト能力です。
墓地を活用する能力はそのほとんどが強力なもので、今回の能力もなかなかに良さそうな気配が漂っています。ややクセがありますが、舞台さえ整えてあげれば数多もの戦場でその戦名を轟かせてくれることでしょう!
(※)
統率者のルールとして注意したいのが、点数で見たマナでは赤単色ですが、彼女の固有色は(赤)(白)(黒)の三色となります。
固有色の概念やルールはこちらを参照ください。

今回のデッキリストはこちら!

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デッキリスト

<General:1>
1:《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death》

<Land:32>
1:《高級市場/High Market》
1:《ならず者の道/Rogue’s Passage》
1:《ハンウィアーの要塞/Hanweir Battlements》
1:《邪神の寺院/Temple of the False God》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《真鍮の都/City of Brass》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
1:《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
1:《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1:《遊牧民の前哨地/Nomad Outpost》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
1:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
1:《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
1:《硫黄泉/Sulfurous Springs》
1:《偶像の石塚/Graven Cairns》
1:《神無き祭殿/Godless Shrine》
1:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1:《血の墓所/Blood Crypt》
1:《凶兆の廃墟/Foreboding Ruins》
1:《鮮烈な湿地/Vivid Marsh》
1:《鮮烈な草地/Vivid Meadow》
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
3:《山/Mountain》
2:《平地/Plains》
1:《沼/Swamp》

<Creature:30>
1:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1:《無政府主義者/Anarchist》
1:《ハンウィアー守備隊/Hanweir Garrison》
1:《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1:《発明の天使/Angel of Invention》
1:《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1:《センギアの従臣/Sengir Autocrat》
1:《ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar》
1:《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》
1:《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
1:《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
1:《アカデミーの学長/Academy Rector》
1:《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》
1:《ネクラタル/Nekrataal》
1:《フェリダーの仔/Felidar Cub》
1:《臓物の予見者/Viscera Seer》
1:《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
1:《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》
1:《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
1:《族樹の精霊、アナフェンザ/Anafenza, Kin-Tree Spirit》
1:《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1:《残虐の達人/Master of Cruelties》
1:《炎族の火吐き/Flamekin Spitfire》
1:《世界喰らいのドラゴン//Worldgorger Dragon》
1:《目覚ましヒバリ/Reveillark》
1:《霊体の先達/Karmic Guide》
1:《弁論の幻霊/Eidolon of Rhetoric》
1:《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
1:《月の大魔術師/Magus of the Moon》
1:《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》

<Spell:16>
1:《生き埋め/Buried Alive》
1:《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
1:《悪魔の意図/Diabolic Intent》
1:《悪魔の談合/Demonic Collusion》
1:《ギャンブル/Gamble》
1:《Wheel of Fortune》
1:《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》
1:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
1:《歪んだ世界/Warp World》
1:《毒の濁流/Toxic Deluge》
1:《名誉回復/Vindicate》
1:《殺し/Snuff Out》
1:《流刑への道/Path to Exile》
1:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1:《摩耗+損耗/Wear+Tear》
1:《破壊放題/Shattering Spree》

<Enchantment:5>
1:《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
1:《ネクロマンシー/Necromancy》
1:《動く死体/Animate Dead》
1:《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》
1:《欠片の双子/Splinter Twin》

<Artifact:15>
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《魔力の櫃/Mana Vault》
1:《精神石/Mind Stone》
1:《金属モックス/Chrome Mox》
1:《連合の秘宝/Coalition Relic》
1:《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
1:《友なる石/Fellwar Stone》
1:《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
1:《通電式キー/Voltaic Key》
1:《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
1:《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
1:《ボロスの印鑑/Boros Signet》
1:《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
1:《爆破基地//Blasting Station》

<Planes walker::1>
1:《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》

必殺の一刺し

アリーシャを見たときにビビビと来たクリーチャーがいます。
がら空きの相手に、油断した懐へと忍び寄り命を刈り取る一刺しをお見舞するのが、こいつだ!

Master of Cruelties
《残虐の達人/Master of Cruelties》

先制攻撃、接死…なんと禍々しい能力。戦闘だけは譲らんという鋼の意思を感じます。その気迫はプレイヤーに対しても…

ライフ1にするマンこと《残虐の達人/Master of Cruelties》です!

残虐の達人がプレイヤー1人に攻撃してブロックされないたび、そのプレイヤーのライフの総量は1点になる。この戦闘で残虐の達人は戦闘ダメージを割り振らない。

この能力はどういうことかというと、

場をがら空きにすればヤられるぜ!

という能力です。
《残虐の達人/Master of Cruelties》がブロックされないとなんと強制的にライフが1になってしまう!
ライフの総量が40点という統率者戦において、これほどさっさとゲームを終わらせる能力はありません!
ちょっとでも隙を見せればズバッ。

しかし、この能力には制約があり《残虐の達人/Master of Cruelties》は、単体ででしか戦闘を行うことができません!
しかもこの効果が発動した場合、戦闘ダメージそのものは発生しないので、相手のライフをゼロにすることはできず、即勝利とはなりません。そこまで上手くはいきませんね。

だがしかし!

アリーシャの能力を駆使すれば、一撃のもと相手のライフを叩ききることが可能なのです!

死に微笑むもの、アリーシャが攻撃するたび、あなたの墓地にあるパワーが2以下のクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたは(白/黒)(白/黒)を支払ってもよい。そうしたなら、それをタップ状態で攻撃している状態で戦場に戻す。

肝になるのは、攻撃している状態で戦場に戻すという点。
通常、クリーチャーはターンのはじめから場にいなければ召喚酔いの影響を受けてタップにまつわる行動ができないようになっています。
タップ能力や戦闘に参加させるにはターンを跨ぐか、相手ターンのエンドフェイズにリアニメイト(墓地から場に戻る)必要があります。

しかし、アリーシャの能力でリアニメイトすれば、その必要がないのです!
そもそも戦闘に参加している状態で場に戻るため、リアニ即戦闘が可能!

さらに、アリーシャの能力は戦闘中のリアニなので《残虐の達人/Master of Cruelties》の制約がスルーされるのです!
制約は戦闘開始時に単体でなければならないものなので戦闘途中で合流する場合には適応されないというわけです。

このコンボは、

  1. 墓地に《残虐の達人/Master of Cruelties》を送り込んでおく。
  2. 《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death》でがら空きのプレイヤーに殴りかかる。
  3. 能力を起動。墓地にある《残虐の達人/Master of Cruelties》をリアニメイトする。
  4. 《残虐の達人/Master of Cruelties》の効果が発動。相手のライフが1になる。
  5. アリーシャが殴る。
  6. ゲームセット!

といった流れになります。
一度墓地に送りこめれば、常にこのコンボを繰り出すことが可能であり、墓地対策や除去が薄い環境ではバンバン相手が切り伏せられます!
ただし墓地を経由してのコンボなので秘匿性皆無!
周りのプレイヤーにもろバレなのが最大の弱点です…
牽制をしつつ、油断した相手を一撃で葬る、といった流れが多くなります。(もしくはさっさと墓地が流されます…)
ちなみにこのコンボ、《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》でも可能です!

Kaalia of the Vast
《巨大なるカーリア/Kaaria of the Vast》
天使・デーモン・ドラゴンを戦闘を経由して場に出せるというオトコノコ垂涎のカード。中二の星。

手札からいきなり飛び出してくるぶん、アリーシャよりも奇襲性が高いのが強みです。
《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》自身も飛行を持っているのでよりブロックされにくい点もポイントが高いですね!

ん?

そしてもう一つ、アリーシャでゲームを決める一枚を見つけました!

世界レベル

Buried Alive
《生き埋め/Buried Alive》
任意のクリーチャーを墓地に送り込めるカード。それも3枚も! いろいろな墓地系デッキで悪用されます。リアニメイト系のマスカン筆頭。

まさにアリーシャに使ってと言わんばかりのカードです。
3枚ものクリーチャーを墓地に送れるのでこれ1枚でゲームを終えるようなコンボが欲しい!
そんな都合のよいコンボが――あるのです!
そんなコンボを構成するクールなやつらが、

こいつと!

Worldgorger Dragon
《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
世界レベル。ナイトメア能力と呼ばれる能力を持ち、その名を冠するコンボ「ワールドゴージャー」のキーカード。

こいつと!

Flamekin Spitfire
《炎族の火吐き/Flamekin Spitfire》
マナを火力に変換できるエレメント。4マナ=1点はあまり変換効率は高くありませんが、無限マナならなんてことなし!

こいつと!

Heliod's Pilgrim
《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》
オーラサーチウーマン。なかなかの美人さんなのに、なぜあんなド外道神に…

こいつだ!

Animate Dead
《動く死体/Animate Dead》
リアニメイトするオーラ。テキストが長いですが、とにかくリアニする! と書いてあります。

  1. 《生き埋め/Buried Alive》で以下の3枚を墓地に送る。
    《世界喰らいのドラゴン//Worldgorger Dragon》
    《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》
    《炎族の火吐き/Flamekin Spitfire》or《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》
  2. アリーシャで戦闘。効果を起動し《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》をリアニメイトする。
  3. 《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》が場に出たことにより能力が誘発。
    《ネクロマンシー/Necromancy》or《動く死体/Animate Dead》を手札にサーチ。
  4. 戦闘終了後メインフェイズ、サーチした《動く死体/Animate Dead》(もしくはネクロマンシー)を《世界喰らいのドラゴン//Worldgorger Dragon》を対象とし唱える。
  5. ワールドゴージャー発動!
    ①《世界喰らいのドラゴン//Worldgorger Dragon》が場に戻ったことにより能力誘発。自分の場のパーマネントがすべて追放される。
    ②この追放の際、蘇生させていた《動く死体/Animate Dead》も追放される。これによりふたたび《世界喰らいのドラゴン//Worldgorger Dragon》が墓地に行く。
    ③《世界喰らいのドラゴン//Worldgorger Dragon》が墓地に送られたことにより能力誘発。すべてのパーマネントが場に戻る。
    ④以下繰り返し。
    ※無限にパーマネントの出し入れが可能。
    ※無限ループの中で土地をタップしマナを出す。タップ状態で追放された土地は、アンタップ状態で場に戻るため無限にマナが出せる
  6. 好きなだけマナを出したら《世界喰らいのドラゴン//Worldgorger Dragon》ではなく《炎族の火吐き/Flamekin Spitfire》を《動く死体/Animate Dead》などで場に戻す。
  7. 《炎族の火吐き/Flamekin Spitfire》の能力を起動。すべてのマナを注ぎこみプレイヤーを焼き尽くす。

かの有名なワールドゴージャーです!
パーツは複数にまたがりますが、始動に使うのは《生き埋め/Buried Alive》1枚のみ!
ただし戦闘を経由し、なおかつエンチャントを唱えるマナが必要なのでそれなりの準備は必要ですが1枚コンボはかなりのもの!
墓地を利用したコンボなので妨害手段は多数存在しますがそれでもすれ違いで決まることも多いコンボなので搭載しない手はありません!
ちなみに《世界喰らいのドラゴン//Worldgorger Dragon》はドラゴンなので《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》でも搭載可能です。

Kaalia of the Vast

直接呼び出すだけでは”ワールドゴージャー”は発動しませんが《シヴのヘルカイト/Shivan Hellkite》を間に入れれば無限火力成立です!
《シヴのヘルカイト/Shivan Hellkite》ももちろんドラゴンなので、状況に応じて呼び出すと良いですね!

あれ?

兵法第四計、逸を以て労を待つ

そして、アリーシャの固有色はマルドゥカラー〔(赤)(白)(黒)〕なので実に多くの妨害カードを有しています。
サーチを妨害、土地を縛る、呪文を拘束するなど多角的に相手のデッキを締め上げられるのです!

Eidolon of Rhetoric
《弁論の幻霊/Eidolon of Rhetoric》
どうして弁論なのにこんな能力? 答えはフレーバーから「それは宇宙について熟考するあまり、餓死した哲人の魂である。」

Aven Mindcensor
《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
最近になって”新録”されたカード。サーチを封じる能力は統率者戦においては地獄的に強力。

Magus of the Moon
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
山である。とにかく山である! 特殊土地を見ると山にせずにはいられない人。人? 生物なので使い勝手良し。

Thalia, Guardian of Thraben
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
熊界の姫ことサリア。マナコスト増加はマナカーブを傷つけ、デッキの流れを著しく混乱させるので非常にいやらしいです。

などなど多数の妨害カードが存在します。
アリーシャの能力は戦闘を経由しなければならないので、どうしても相手の動きを妨害する必要があります。
自由に動かれてしまうと戦闘に入る際に邪魔をされたり、より強力なクリーチャーを展開されてしまうので、縛れば縛るほど攻撃が通りやすくなります。
3マナ・パワー3・先制攻撃は構築戦ではなかなかの能力ですが魑魅魍魎が跋扈する統率者業界においてはやや心もとない戦闘力です。
なので沢山の仲間たちにサポートしてもらい攻撃をバンバン通しましょう!
ちなみに《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》は、

Kaalia of the Vast

飛行という回避能力も持っているうえに最高の妨害カードである、

Iona, Shield of Emeria
《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
究極の妨害クリーチャー。選んだ色は唱えられなくなります。エムラクールにこんなバカ強い盾いらないでしょ!

が採用できます!
※新しい禁止改定にてこちらのカードは禁止推奨となりました。
やったね! 相対的にアリーシャが強くなったよ!
さらに万能サーチカードである《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》や“破滅の刻”で登場した《穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded》などによるシルバーバレット戦術が強力ですね!

ん? あー、うん。

カーリアのちっちゃいヴァージョンじゃないのか!?

色もかぶってるし!!

いや、そんなことはない!
アリーシャにしかできない、アリーシャだからこそのデッキコンセプトがあるはず!
このままではただの地べたをちまっこく走っている小粒のカーリアになってしまう!
そうではない!
運命再編のなかでも力強く生き抜いた彼女だけが活躍できるデッキがあるはず!

運命再編……はっ! まさか!

運命再編~歪んだ世界の中で~

Warp World
《歪んだ世界/Warp World》
混沌の赤。その世界を象徴するような混乱カード。すべてのパーマネントを戻しふたたびデッキから同じ枚数だけ場に出すという豪快なリセットカード。

ウギンやサルカンが世界を書き換え、アリーシャたちカンもその改変の波に巻き込まれました。
ナーセットにはプレインズウォーカーの灯火が宿り、黄金牙は首飾りになり、ズルゴは小坊主になりました。
アリーシャも龍の大嵐に見舞われその場を退いたものの、コラガンとともにふたたび戦場へと舞い戻っていきました。

このカードはそんなタルキールの世界、カンたちの終末とそして氏族たちの未来を繋ぐ世界を表現するような1枚のように感じます。

というわけでこのカードをバンバン打ちまくって、世界を改変しまくって、自分の都合のよい盤面を作ってしまいましょう!

しかもこのカード、盤面のカードをごちゃまぜにしますが墓地は影響がありません!

なので墓地に落ちたクリーチャーはふたたびすぐに使いまわすことができるので、即座にアリーシャとの連携が可能です!
盤面を乱して、守りが手薄になったプレイヤーに残虐コンボ! といった流れが期待できます。
もし一回の運命再編でどうにもならなければ、何度でも再編してしまいましょう!

Anarchist
《無政府主義者/Anarchist》
着地時に墓地のソーサリを手札に戻すクリーチャー。イラストが2種類ありますが雰囲気がまるで違う…

アリーシャでリアニメイトすれば毎ターン運命を再編させられます!
もちろん《歪んだ世界/Warp World》以外のソーサリーを使いまわす動きも強力です!

《歪んだ世界/Warp World》で盤面を混乱に陥れ、その間に主導権を握る作戦は良いのですが、それを最大限効力を発揮するにはいくつかのお膳立てが必要となります。

まず盤面に他のプレイヤーよりも多くのパーマネントを並べなければなりません。

他のプレイヤーのほうが多かった場合、打った自分が丸損というちょっとマヌケな結果になってしまいます。盤面にパーマネントを広げる手段はやはりクリーチャーです!
さらにいえばクリーチャーにまつわるトークン生成能力!
幸い赤、白はともにトークンを生成する能力に秀でており、採用できるカードはなかなかの粒ぞろいです!

Siege-Gang Commander
《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
ゴブリンわらわらわら。バーン能力もシステムクリーチャーを睨めるので有用です!

Angel of Invention
《発明の天使/Angel of Invention》
機械わらわら。全体強化はトークン戦術との相性抜群!

Hanweir Garrison
《ハンウィアー守備隊/Hanweir Garrison》
人間わらわら。殴りかかると増えるのはアリーシャの能力とベストマッチ。できれば変身も狙いたいですね。

Pia and Kiran Nalaar
《ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar》
機械わらわら。チャンドラの父ちゃんと母ちゃん。火力にもなるので意外と器用に立ち回れます。

Sengir Autocrat
《センギアの従臣/Sengir Autocrat》
農奴わらわらわら。誘発能力にスタックして従臣を場から離れさせればトークンは追放されない小技も覚えておきたいですね!

Geist-Honored Monk
《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》
スピリットわらわら。数が揃うと結構バカにならない火力が出ます。トークンが飛行持ちなのも嬉しいところ。

Kiki-Jiki, Mirror Breaker
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
コピーわらわら。あちこちで無限コンボに使われているコンボエリート。過労で倒れそう…まぁ戦場に呼び戻すけどね!

これらのカードを何度も戦場に呼び出し直し、盤面をトークンで溢れかえさせ、そして世界を歪める!
歪めた世界に無限コンボのパーツが揃えば、一発で勝利をもぎ取ることができるでしょう!
なので可能な限りデッキコンセプトに合致したコンボをぶち込みます!

勝てばよかろうなのだ!

ワープワールドを打って何もないのではまったく意味がないので、めくれたカードの組み合わせによって一発でゲームが終わるような形に持っていきます。
なので採用できる無限コンボはとにかく搭載します!

・キキジキコンボ
みんな大好きキキジキコンボ。
無限トークンによるビートダウンや無限トークンを何らかの手段で投げ飛ばしたりして勝利します。
今回はビートとバーンの両方を狙います!
そのためのパーツがこいつだ!

Goblin Bombardment
《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》
クリーチャー1体が1ダメージに変換できるサクリ台。無限コンボのキーパーツに選ばれること多数。

Blasting Station
《爆破基地/Blasting Station》
バーンサクリ台その2.タップ起動なのでややクセがあるものの無限トークンコンボであれば無問題!

<手順>

  1. 《鏡割りのキキジキKiki-Jiki, Mirror Breaker》と《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》を場に揃える。
  2. 《鏡割りのキキジキKiki-Jiki, Mirror Breaker》をタップし効果起動。《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》をコピー。
  3. 《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》の効果誘発。タップ状態の《鏡割りのキキジキKiki-Jiki, Mirror Breaker》をアンタップする。
  4. アンタップした《鏡割りのキキジキKiki-Jiki, Mirror Breaker》をタップしふたたび効果起動。
  5. 以下繰り返し

上記を繰り返すことで無限に《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》をコピーし続けられます。
コピートークンは速攻をもち、なおかつすべてアンタップしているのですぐに殴りかかることが可能です。
ただし、攻撃を中継しなければならないので妨害される危険性があります。
そこで無限トークンを《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》などで火力に変えれば戦闘する必要がありません!

これらのパーツを使う同じようなコンボもあわせて採用しましょう!

・カーミックボンバー
由緒正しい赤白系無限ダメージコンボ。
墓地を経由するタイプの無限でパーツである《霊体の先達/Karmic Guide》はパワー2とアリーシャとの相性もばっちり!ヒバリ? 墓地で寝てるよ。

Karmic Guide
《霊体の先達/Karmic Guide》
白系リアニメイトの祖先。まさしく先達。あらまほしー。

Reveillark
《目覚ましヒバリ/Reveillark》
白系リアニメイトの代表格その2.アリーシャの能力適応外ではありますが、先達と組み合わせると無限のパワー!

<手順>

  1. 目覚ましヒバリ/Reveillark》を墓地に送っておく。
  2. 《霊体の先達/Karmic Guide》を場に出し能力誘発。《目覚ましヒバリ/Reveillark》をリアニメイトする。
  3. 《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》などで《霊体の先達/Karmic Guide》を生け贄にささげる。
  4. 同じく《目覚ましヒバリ/Reveillark》を生け贄にささげる。
  5. 《目覚ましヒバリ/Reveillark》の能力誘発。墓地の《霊体の先達/Karmic Guide》をリアニメイトする。
  6. 《霊体の先達/Karmic Guide》が場に出たため能力誘発。《目覚ましヒバリ/Reveillark》を対象とし蘇生。
  7. 以下繰り返し。

上記のループを繰り返すことで無限ダメージを与えることができます。
場に出た能力と場からいなくなる能力の組み合わせなので、少々ややこしい感じがしますが、きっちりひとつずつ解決すれば、それほど難解ではありません。
使いまくって、倒しまくって手順に慣れましょう!

無限頑強
モダンでも見られる実戦級の無限コンボ。パーツそれぞれがきちんとデッキの中で機能するので、システムクリーチャーとして使いながら揃ったらGGという流れがベスト。

Anafenza, Kin-Tree Spirit
《族樹の精霊、アナフェンザ/Anafenza, Kin-Tree Spirit》
運命が再編されてからのアナフェンザ。この人のストーリーもなかなか切ない…見てね!

Murderous Redcap
《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
小粒でもピリリと辛いバーン生物。この頑強がなかなかの曲者。

<手順>

  1. 《族樹の精霊、アナフェンザ/Anafenza, Kin-Tree Spirit》と《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》を場に揃える。
  2. 《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》を《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》などで生け贄にささげる。
  3. 《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》の能力が誘発。-カウンターが乗った状態で場に戻る。
  4. 《族樹の精霊、アナフェンザ/Anafenza, Kin-Tree Spirit》の能力が誘発。場に戻った《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》の上に+カウンターが乗る。
  5. -カウンターと+カウンターが相殺されなくなる。
  6. 《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》をふたたび生け贄にささげる。
  7. 以下繰り返し。

《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》の効果で、投げ飛ばさなくても無限ダメージを与えることができます。
頑強による-カウンターを取り除ければどんな手段でも良いので、他にもいろいろな手段が採用できる柔軟さがグッド!

・欠片の双子コンボ
モダンを征して、モダンから去っていったコンボ。2枚コンボというお手軽さ、ゲームの流れの中でうっかり揃ってしまう理不尽さから退場を余儀なくされました。
統率者戦では使い放題さ! いえい!

Splinter Twin
《欠片の双子/Splinter Twin》
モダンで猛威をふるったオーラ。キキジキが憑依するような効果。《ヘリオッドの巡礼者》でサーチできるのも良!

Village Bell-Ringer
《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》
瞬速持ちのアンタッパー。《士気溢れる徴集兵》はパワー3なんのでこちらのほうがデッキに馴染みます。

<手順>

  1. 《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》に《欠片の双子/Splinter Twin》をつける。
  2. 《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》をタップし、コピートークンを生成する。
  3. トークンによる効果誘発。自分のクリーチャーすべてがアンタップする。
  4. アンタップ状態になったのでふたたびタップし効果を起動する。
  5. 以下繰り返し。

キキジキコンボと同じような挙動により無限トークンを生成できます。
殴っても良し、投げ飛ばしても良し。
2枚コンボかつオーラをサーチするクリーチャーも搭載しているのでなかなかの成功率を誇ります!

これで搭載した無限コンボの数はなんと5つ!
いくらカーリアといえどもここまでコンボを搭載するまでには至らないでしょう!
ふはははは!
目的と手段が逆転しているような気もしなくもないところですが、いいでしょう!
勝てばよかろうなのだ!

歪んだ世界を整える

さて、ワープワールドを軸に据えたことでかなりデッキが歪んでいます笑。
唱えたときに呪文がめくれると悲しいことになるので、できるだけ呪文は厳選しなければなりません。
ドロー、除去、デッキの潤滑油などを加えてデッキを微調整します!

Phyrexian Arena
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
ライフロスと引き換えにドローを授けてくれるエンチャント。早いターンに置けると安心だけどちくちくとライフが削られていく不安とのせめぎ合いに…

Vindicate
《名誉回復/Vindicate》
「テキストが短いカードは強い」を体現する1枚。土地まで破壊できる驚異の間合い! 無政府主義者で使いまわそう!

Imperial Recruiter
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
サーチャー。アリーシャが欲しい範囲をすべて拾える超優等生。ただし価格が…

Demonic Collusion
《悪魔の談合/Demonic Collusion》
使いまわせるサーチカード。手札に来た重い生物を捨てバイバックすると気持ちいい!

Nahiri, the Harbinger
《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》
ルーティングができるプレインズウォーカー。奥義で無限コンボのパーツをサーチできるので地道に狙おう!

このようなカードでデッキを滑らかにしつつ、とにかく、ひたすら、ただ無心に無限コンボを狙いにいきましょう!
カーリアには負けぬ!

Kaalia of the Vast

プレイングガイド

プレイングの流れ

  1. 手札を回し、アリーシャでリアニメイトできるクリーチャーを墓地に送る。
  2. アリーシャの能力でCIPを使いまわす。
  3. 隙を見せれば一撃のコンボ!
  4. コンボが決まらなければワープワールドで運命を再編。
  5. 盤面をぐちゃぐちゃにしながらパーツを探す。
  6. 無限コンボ!

勝ち筋

  1. ”残虐コンボ”
    《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death》+《残虐の達人/Master of Cruelties》
    →防御クリーチャーがいなければ、攻撃されたプレイヤーが敗北。
  2. ”ワールドゴージャー”
    《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》+《炎族の火吐き/Flamekin Spitfire》+《動く死体/Animate Dead》
    →《生き埋め/Buried Alive》1枚からコンボ開始可能。
    →無限マナ+無限ダメージ
  3. ”キキジキコンボ”
    《鏡割りのキキジキKiki-Jiki, Mirror Breaker》+《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》
    →無限トークン

    →これに《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》をくわえて無限ダメージ。
  4. ”カーミックボンバー”
    《霊体の先達/Karmic Guide》+《目覚ましヒバリ/Reveillark》+《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》
    →無限蘇生ループ+無限ダメージ
  5. ”無限頑強”
    《族樹の精霊、アナフェンザ/Anafenza, Kin-Tree Spirit》+《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》+サクリ台
    →無限蘇生ループ+無限ダメージ

    →サクリ台を変えれば無限のタイプが変更。ダメージが通らない場合などにサクリ台を変えると戦法が変更可能。
  6. ”欠片の双子”
    《村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringer》+《欠片の双子/Splinter Twin》
    →無限トークン

    →これに《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》をくわえて無限ダメージ。

長らくお付き合いいただきありがとうございます!
カーリアと差別化を図るべく、ワープワールドを軸に据えた結果デッキが大いに歪むという事態に笑。
とはいえ、アリーシャの能力でかなり粘り強く戦っていくことができるので回していて飽きが来にくいデッキでもあります。
いくつの無限コンボを搭載しているので、一発ひっかけて勝っちゃうなんてこともしばしば。
何度止められようともしつこく無限コンボを狙いにいきましょう!
墓地対策がふんだんに搭載されたデッキと戦うときは…
潔く諦めましょう!

ではでは次のジェネラルでお会いしましょう!
素敵な統率者ライフを!

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ここでは統率者のデッキをご紹介いたします。 新しいカードやデッキタイプが出来れば既存のデッキでも随時更新していく予定です。 デッキ構築のご参考にしてください!

《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death》 人間(Human) 戦士(Warrior) (2)(赤) 先制攻撃 死に微笑むもの、アリーシャが攻撃するたび、あなたの墓地にあるパワーが2以下のクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたは(白/黒)(白/黒)を支払ってもよい。そうしたなら、それをタップ状態で攻撃している状態で戦場に戻す。 3/2 死の先を征く […]

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