自己紹介とブログのコンセプトについて

運営者―タコについて

TimeWalkの管理者、タコ/Tako,TimeWalk Administrator
(白)
伝説のクリーチャー-人間(Human)

気まぐれ

ときどきEDHの記事を書く。
おもにカジュアルEDHを楽しむ。
このサイトがEDHライフの助けになればなにより!

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《TimeWalkの管理者、タコ/Tako,TimeWalk Administrator》をご紹介!
白単色マナで非常に唱えやすく、さらにはパワーとタフネスを持たないため破壊されません。
気まぐれのため、記事を書くときと書かないときのペースがおかしいのが難点。
ごりごりのガチデッキというよりかは、勝てるギミックは採用しつつ、やりたいことを優先するカジュアル勢です。

もともとはボードゲームカフェ-TimeWalk-の経営者でしたが、諸事情によりお店をたたみ、現在ではEDHを中心としたアナログゲームのブログを運営しています。

いまではいくつものボードゲームカフェが存在する横浜ですが、かつてはボードゲームができる場所がほとんどありませんでした。
「一番最初にはじめればアドじゃね?」
という友人の言葉にそそのかされ後押しされボードゲーム不毛の大地ににょっきりと生えることとなりました。
おかげ様で素晴らしいお客様に支えられ2年以上にわたり営業させて頂きましたが、昨今の事情と、個人的な事情もあいまってお店を閉じることとなりました。

またどこかでボードゲームカフェなんぞ出来たらなぁ、と妄想したりしなかったり!

ブログ-TimeWalkのコンセプト

当サイトでは、おもにマジック・ザ・ギャザリングのカジュアルフォーマットであるEDH・統率者戦・コマンダー戦の記事を中心に掲載しています。
そのほかには店舗運営時代にお店においていたボードゲームについてもご紹介しています。

  1. EDH・統率者戦のデッキリスト
  2. EDH・統率者戦のコンボ紹介
  3. EDH・統率者戦のオススメカード紹介
  4. MtGの新セットで登場する伝説のクリーチャー一覧

などがメインコンテンツとなっています。

『初心者から中級者へのステップアップ』

を軸に記事や情報を提供していきたいと考えています。
新しく戦略についての記事も考案中なのでお楽しみに!

本ブログの立ち上げのきっかけ

EDHに特化した情報をまとめたサイトがほとんどない! なら作るか!

というのがこのブログを運営するきっかけ。
特にEDHで良く使われる無限コンボについてまとめているところは、自分が始めた頃には見かけたことがありませんでした。
自分で見つける面白さはあるものの、この情報化社会においてどこにもないというのはいささか心もとありません。食らって初めて覚えるというのも大事だとは思いますが、あらかじめ知っていればもっと構築の幅が広がるでしょ?

基本的には、初心者の頃に「こんなサイトがあったらいいのになぁ」というものを目指して作っていくようにしています。
情報が網羅されていて、ここを見れば基本が分かり、ステップアップする道筋が示されて、アイデアのヒントが散りばめられている――
みたいなサイトが出来上がれば理想的ですね!

マジック遍歴

人生ではじめてマジック・ザ・ギャザリングに触れたのは、第7版の頃だったでしょうか。
この世代のご多分に漏れず『デュエル・マスターズ』に触発されてあわてて近くのサティにカードを買いに走りました。
子どもにはやや難しいゲームではありましたが、絵柄の毒々しさや美しさ、漫画のオモシロさなどもあって、ルールはわかっていなかったにも関わらず、その世界観に魅了され楽しませってもらっていました。
(当時はインスタントのルールさえわかっておらず。よく遊べていたものです)

それから登場した遊戯王にみんなの興味が移っていき、それにふらふらと流され浮気するものの、気持ちのどこかにはこの広大な多元宇宙がいつまでも住み着いていたような気がします。

本格的にマジックに触れたのはそれから何年も後のことになります。
大学に入り、それまで友人と遊んでいた遊戯王に一区切りがついた頃のこと。

「マジックやらね?」

と友人に声をかけられたのが事の始まり。
(ちなみにこの友人はボドゲカフェをそそのかしたやつでもあります)
そのころに発売されていたのはエキスパンションは『タルキール覇王譚』
これが素晴らしかった…!
雰囲気、マジックの盛り上がりそのもの、ゲーム環境の整備の充実、そして最高に魅力的なストーリーも相まって、ずっぷりとマジックの世界にはまることとなります。

タルキールブロック、ゼンディカーブロック、イニストラードブロックと順調にはまりまくり、最初は身内でカジュアルに遊んでいただけが、サイドボードを作り、地元のショップに顔を出すようになり、フライデーナイトマジックに毎週参加するようになるまでそう時間はかかりませんでした。

とはいえ実生活の忙しさも相まって、少しずつ環境を追いかけるのが大変になり始めた頃。
(とはいえ今に比べると環境の変化の速度は緩やかでしたね。懐かしい…)

「エルダードラゴンハイランダーやらね?」

と言われたのが事の始まり。
(ちなみにこの友人はマジックを誘ってきたやつでもあります)
聞きなれない、それでいてやたらくそ恰好のいい単語に訝しみつつ、それの内容を聞いてみると――

自分だけの相棒と一緒に、100枚のデッキを1枚ずつのカードで組んだデッキで、4人で戦う

という今までのマジック体験とはまったく別の世界がしめされたではありませんか。
もうそれぞれの要素が違いすぎてはじめは意味不明でしたね。
だって多人数戦てなによ!? 60枚でひいひい言ってるのに100枚とかムリムリカタツムリ、しかも1枚ずつ、バカいってんじゃないよ、といった具合。

「構築済みでよくね?」

なんということでしょう。商売上手が過ぎます。
これがあればそのエルダードラゴンハイランダーとやらが遊べてしまうというのです!

そこからはずっとエルダードラゴンハイランダー…EDH・統率者戦の虜となりました。
(ちなみにスタンダートはアリーナ一本に。紙マジックをずっと続けている人は尊敬するぜ…)

EDH遍歴※無駄に長いので読まなくてオッケー

はじめの一歩

構築済みから始まったEDH人生ですが、最初は黒単でした。
プレインズウォーカーである《黒き誓約、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis of the Black Oath》を統率者として遊びましたが、当時まったくセオリーなんてものもわからないままプレイしましたが、まぁこれがオモシロいのなんの!

その場では奥義までたどり着いてなんだかんだ勝ったような気がしますが詳細はほとんど覚えていません。
誘ってくれた友人がそのデッキをそのままくれたので、さっそく強化をしていきます。
ショップに通いつめ、ストレージを漁る日々。
見たことない、聞いたことのないカードを眺めすがめては

「これ、最強カードじゃね? 天才的じゃね?」

と浸る毎日。もっとも幸福な時間です。
もちろんそんなカードは重すぎ、引けなすぎ、使えなさすぎ、の三重苦によって抜けていくんですけどね。コンセプトカードが抜けてデッキリストは完成するのです。

馴染む相棒の発見

そんな具合でカジュアルに楽しんでいた中、一番しっくり来たデッキが《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》デッキでした。
このころに気づいたが、どうやら自分はボードに干渉できる権利を持つデッキが好きらしい、ということ。
(考察するに、もし勝てなくても口プなどでゲームに参加できるためワンゲームでの満足度が高いから好きだとわかりました)
こうやって自分の好みに気づけるのもマジック、ひいてはアナログゲームの魅力的なところですね。

しかし、このころになると一緒に遊んでいたメンバーも構築力、プレイングが磨かれています。カラー的にも安定して運用するのが難しいというのもあり、使っていくごとにもやもや感が募ってくるようになります。飽きですね。カードゲーマーは浮気性なのです。
そこで考えたのが、

「どうやら青いデッキがEDHでは最強らしい。いっちょ強いやつ組んでぎゃふんと言わせたるか!」

青いデッキの誘惑

というきわめてに短絡的な思考に落ち着いたわけです。愚かですねえ。
確かに青はEDHにおいて非常に強力なパワーを持ちます。
しかしそれは、高額マナファクト、土地などの強烈なマナ基盤に支えられ、凄まじいパワーカードを撃ちこめるがゆえにもたらされる強さであって、カジュアルに遊んでいた貧弱な資産では強力な青いデッキなど組めるはずがありません。

しかしそんなことなどつゆ知らず、カウンターとドローと無限っぽいコンボが入って入れば強いんじゃ! といってくみ上げたのがイゼットカラーの《遺跡潜り、ジョリー・エン/Jori En, Ruin Diver》でした。
毎ターンに渡りアドを与えてくれるこの統率者はしかるべきデッキが組みあがればそれなりのデッキに仕上がる、とても良いジェネラルです。
これで我もガチデッキ使いぞ…! と意気揚々とひけらかすようにプレイをしてみると、そこにあったのは100枚の紙束でした。

まるで動かぬ! つまらぬ! 勝てぬ!

ガチデッキだと思って組んだデッキはまさかのデッキ未満。
そのショックたるや筆舌に尽くしがたいものです。
意気消沈の沼に沈むなか、ついにある結論に行きつくのです。

ガチデッキをコピーしよう……

暗黒面への堕落

すでにそのころではEDHはカジュアルフォーマットとして一定の人気を誇っており、情報を発信してくれるサイトなどもちらほら見かけるようになりました。
(いまほどの表立った人気ではありませんでしたが。EDHは変態の遊びと言われた時代が懐かしい。隔世の感…)

強そう、かつあんまりお金がかからなさそうなデッキリストを目を皿のようにして探し回りました。青はアレルギー体質になってしまったのでパスしたので狙うべくは黒です。
一番最初に始めた色ということもありしっくり来ている色ということもありますし、サーチは重要というのをなんとなく理解していたのもあります。
そして不可欠なカラーは緑。
なぜならマナ基盤をマナクリに頼れるためお金がかからんのです!
この2つを軸に探していると、ついに見つけました理想の統率者を。

《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》

緑で加速しつつ、黒のサーチも採用でき、1枚コンボを搭載できるうえに、コンボパーツ全体はこれっぽっちも高額カードを必要としない――

まさに理想の統率者です。添い遂げるべき相棒に出会った瞬間です。
そうと決まれば話は早い。さっさとまるコピーしたデッキのパーツを買うのみです。
めっちゃ高い高額カードは諦めて直感的に使えそうなカードに差し替え、骨格だけはしっかりと丸写ししたデッキが瞬く間に完成しました。先人のデッキリストは偉大です。

さぁ、これで準備は万端です。
あとは卓を囲むのみ!

あまりの強さに絶句し、引く

前回のジョリーがあまりにもヘボヘボデッキだったため、一緒に遊んでいたメンバーには、

「次はガチデッキ持ってくっから」(前も言った)

と宣言していたため、メンバーもその時代ではかなり強力なデッキをくみ上げてきました。
《クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protector》
《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》
《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》
という、まさかのドン被りも相まって地獄絵図の様相を呈してしまう始末。
なんだか妙な空気が流れつつもさっそくゲームを始めると――

まぁ強いのなんの!

いままでのデッキがすべて霞むほどの強さ。
これがガチデッキの構造か、と肌感覚で理解し、そして引きました。
同卓している統率者は当時では名だたる名ジェネラル。それぞれに無限コンボを搭載し、コンボスピードも決して遅くありません。
緑の生物による暴力的なマナ加速からのチェーンコンボ、そして5色の対応力と安定性。
しっかりと練習してきたのか今までとは正確性のまるで違うプレイングなどを前にしても、プローシュは圧倒的でした。
その動きの強さからすぐに魔王戦の様相を呈したにも関わらず、盤面を掌握し、コンボを叩きつけ、いままでの半分以下、いや3分の1以下のターンでゲームが終了してしまうのです。

一日がかり(だいたい10時間前後)でEDHを遊んでいたその当時、一回の会で4回ほどのゲーム、多くて5回ほどのゲームをしていたプレイ時間が、ものの1時間程度で消化してしまうほどのゲーム速度で勝利してしまえるのです。

ついにガチというのにふさわしいデッキを使うことが出来た!
という感情はまったく湧きませんでした。
そこにあるのは空寒い高揚感とやっちまったという感情でした。

環境(金銭感覚)壊れる。

プローシュがぶち壊したのは自分のデッキ構築についての感覚だけでなく、自分たちの環境をも含んでいました。
強いデッキを組むためには、当然いまよりも高いカードを採用しなければならない。
それはたとえどんなお題目を唱えようと覆せないTCGの一種の真理です。(というかカードショップ的にそれじゃないとやってけない)

まぁとめどねぇ!

上を見ればきりがないのはどこの業界でも一緒ですが、100円段位はすぐに端数になり、1000のカードを買うのを散々渋っていたやつが5000円のカードを安い安いといって買い漁るようになりました。
1枚だけだからオッケー、というEDH病を発症し、数万円のカードに手を出し始めた頃には、もうかつての感覚には戻れなくなっていました。

そして組むデッキは、可能な限り勝ちに執着し、すぐにコンボに突入できるようなデッキばかり。高額呪文が飛び交い、高額土地からマナを出し、高額クリーチャーがコンボを決めまくる魔窟の誕生です。

遊んでいるメンツがいつも一緒だったので、呪文が主体になれば墓地を利用し、墓地が隆盛を極めればとことん妨害し、盤面が薄くなれば数で押し切ると悪夢のようなメタが周りはじめました。

ようやく正気に戻る

今にして思えばかなりフィーバーしていた時期でしたが、まぁこれはこれで楽しんですからEDHは不思議なものです。
あの頃の体験があったからこそ、今のカジュアルチックな環境が楽しいと感じるのでしょう。個人的な性質でいえばスパイクよりと思っていますが、どうやらそうでもないようです。

混迷を極めた身内環境が、鎮静化したのにはきっかけがありました。
なんと別のカードゲームを始めたのです!

「これオモシロそうじゃね?」

というのが事の始まり。
(ちなみにこいつはEDHに誘ってきたやつでもあります)
EDH・マジックに飽きたというよりは、このゲームそのものに興味があって片手間に始めたいという感覚で持ち込んできた具合でした。

まぁこれが安いのなんの!

ひとつのデッキを組むのに5000円もしないなんて信じられない!
というか構築済みが500円とか正気か!? 商売する気あんのか!?

というカルチャーショックを爆裂に受けることとなります。
そしてこのゲームがまぁ面白い。
ちゃんとカードゲームしてますし、それなりに所有欲も満たせて、どうやら盛り上がり始めているという気配も感じていた丁度良いタイミングでもありました。

そんなこんな浮気をしているうちに、ぶち壊れた金銭感覚は元に戻り、やっぱり5000円は高いよな、という真人間の言葉を話せるようになりました。(500円は無料じゃねぇ)

いまでは勝ち筋は無限コンボに頼りつつも、デッキコンセプトそのものは自分のやりたいことを中心にする、というほどほどの塩梅でEDHを楽しめる体になることができました。

競技指向も素晴らしいですが、やっぱり自分の感覚に合った楽しみ方ができるのがベストですね!
という、ふんわりとした結論を出したところでEDH遍歴を終わりにしたいと思います。

※あまりにも長いので本当に読まなくて結構です!

終わりに

そんなカードゲームにずっぷりと浸かった人間が、こんなサイトがあったら便利でいいよなぁ、という気持ちで立ち上げ、運営しております。

もしこのサイトの中の情報が少しでもEDHライフ、アナログゲームライフの役に立ってもらえれば望外の喜びでございます。
間違いや取違などがあれば遠慮なく指摘してください。助かります。
ご質問やご意見などは随時受け付けております。お問い合わせフォームやツイッターなどからお問い合わせください。
また、何らかのご依頼等もございましたらお気軽にご連絡ください!

ではでは素敵な統率者、アナログゲームライフを!