【統率者・EDH】おすすめ統率者-黒単-【オススメ統率者】

黒単のオススメ統率者をご紹介。
統率者において黒のもっとも重要な役割といえばやはりサーチでしょう。他のカラーが特定のカードタイプのみをサーチできるのにたいし、黒は何でもオッケーという大盤振る舞いぶり。タッチ黒の恩恵は大きく、ハイランダーでは非常に重宝するカラーです。

統率者、コマンダーそのものの特徴といえば「ライフをなんらかのアドバンテージに変換する」ものが多い印象です。力のためならば生命さえも惜しまないという黒を体現したような能力であり、リアニメイトなどの強力な能力が多いのも特徴です。

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黒の特徴・カラーパイ

力を求める黒のカラーパイはクリーチャー除去、サーチ、瞬間的マナ加速、リアニメイトなどが代表的なものとなります。
また昨今では《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》の隆盛により「デッキを吹き飛ばす」(本来の使い方ではありませんが)系の呪文が良く用いられます。
ピッチスペルに優秀なクリーチャー除去を多く擁するので、フルタップからでも相手へ干渉する手段に長けているカラーともいえます。
反面、置物に触るのは非常に苦手であり、妨害系アーティファクトは天敵中の天敵。
少しずつエンチャントには触れるようになってきていますが、それでも苦手には違いないのでアーティファクトなどを触って対処できるようにしておくと良いでしょう!
個別のカードについては、以下の記事をご参考ください。

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黒単のオススメ統率者

ここでは黒らしい戦略、戦術を可能とする統率者をご紹介します。
除去コントロールからリアニメイト戦略など、いかにも黒らしい能力を持つ統率者たちです。多数のサーチにより安定した運用が可能であり、瞬間的なマナ加速で一気に展開、あるいはゲームに決着をつけたりとスピードの緩急にも定評があります。
ライフをリソースとする関係上、ロングゲームや殴り合いになってしまうと厳しいのでしっかりとライフの管理や回復手段などを用意しましょう!

《スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician》

スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician
(2)(黒)(黒)
人間(Human) クレリック(Cleric)
プロテクション(人間(Human))
1点のライフを支払う,他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:クリーチャー最大1体を対象とする。それの上に-1/-1カウンターを1個置き、カードを1枚引く。
(黒)(黒),カード1枚を捨てる:増殖を行う。(望む数のパーマネントやプレイヤーを選び、その後すでにそこにあるカウンター1個につき、そのカウンターをもう1個与える。)
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特徴

一部では大人気のマジック界きっての悪役がモダンホライゾンでついにカード化!
ストーリー上の設定を見事に反映した能力であり、プロテクション(人間)は意外な場面で活躍するので侮れません。
起動能力により除去とドローを同時にこなすため、ボードコントロール力が極めて高い統率者です。サクリ代を要求するものの、工夫しだいでは延々と起動できるので一度でも正着してしまうとマナクリなどは問答無用で排除されてしまいます。
巨大なクリーチャーであっても複数起動によるサイズダウンや、第二の起動能力である増殖によって除去されてしまうため盤面への脅威度でいえばトップクラスの統率者と言えるでしょう!
それだけに限らず、マイナスカウンターを利用したコンボとも抜群の相性を誇り、頑強を強引に解いてしまうためパーツさえそろえば即座に無限コンボに突入可能です。

相性の良い戦略・カード

戦略

ボードコントロール&コンボデッキ!

使いべりしないサクリ代――【頑強】や【不死】持ち、墓地から唱えられるようなクリーチャーを用意し、のべつまくなしにマイナスカウンターをぶん捲きましょう!
能力の性質上、スタッツの低いシステムクリーチャーへのけん制力はずぬけて高く、マナクリは軒並みお掃除してしまえます。
《苦花/Bitterblossom》などの恒久的クリーチャー製造機などを張ってしまえば、雑に能力を起動することが出来るようになるためハンドの補充もラクラク。
《スカラベの巣/Nest of Scarabs》との相性は凄まじく、ライフの続くかぎり対戦相手のクリーチャーを溶かすことさえ可能です!

また【不死】を持つクリーチャーが2体いれば、すぐに無限コンボが成立してしまいます!

  1. 【不死A】と【不死B】を場に揃える。
  2. 《スランの医師、ヨーグモス》の能力を起動。コストは【不死A】
    対象は任意。(ここでは【不死B】とする)
  3. 生け贄に捧げられたことで【不死A】にプラスカウンターが乗った状態で場に戻る。
    《スランの医師、ヨーグモス》の能力が解決され、1ドローとマイナスカウンターが【不死B】に置かれる。
  4. ふたたび《スランの医師、ヨーグモス》の能力を起動。コストは【不死B】
    対象は【不死A】
  5. 生け贄に捧げられたことで【不死B】にプラスカウンターが乗った状態で場に戻る。
    能力が解決され、1ドローとマイナスカウンターが【不死A】に置かれる。
  6. これにより【不死A】のカウンターが相殺されなくなるため、ふたたび能力が誘発しリアニメイトされるようになる。
  7. 以下繰り返しで半無限ドローが成立。(ライフ分のみ)

【不死】クリーチャーが《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》だった場合には、そのまま無限ライフルーズにて勝利です!
もしそうでなくとも、無限サクリも同時に発生するので、ドレインクリーチャー(ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat)などがそばにいれば無限ドレインにより勝利です! こちらの場合はライフのドレインも発生するのでライフが少ない状態からでもコンボが成立可能なのでぜひ一緒に使いたいカードですね。

また、人間以外のすべてのクリーチャーに【不死】を付与する《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》との相性は抜群で、適当なクリーチャーが場にいるだけで即座にコンボになってしまうという恐ろしい存在です!

カード

【不死】クリーチャー

《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》

《血の取引者、ヴィリス/Vilis, Broker of Blood》

《汚らわしき者バルソー/Balthor the Defiled》

汚らわしき者バルソー/Balthor the Defiled
(2)(黒)(黒)
ゾンビ(Zombie) ドワーフ(Dwarf)
ミニオン(Minion)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(黒)(黒)(黒),汚らわしき者バルソーを追放する:各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべての黒のクリーチャー・カードとすべての赤のクリーチャー・カードを戦場に戻す。
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特徴

ミニオンのロード能力は持っているけどまず使わないインクの染みのドワーフ。
黒3マナの起動能力によってすべてのプレイヤーの黒と赤のクリーチャーを場にリアニメイトする豪快な能力を持ちます。
複数体を一気に吊り上げる能力は黒の中でもなかなか珍しく《生き埋め/Buried Alive》1枚から勝てる組み合わせを埋めてあげるだけで良し! というのは非常に強力です。
昨今では黒はアドを稼げる重いクリーチャーがデーモンを筆頭にかなり投入されているのでリアニの旨味はますばかり!

ただし対戦相手の墓地からも吊り上げてしまうので《生ける屍/Living Death》に似た弱点も持っています。事前に対戦相手の墓地をせっせとお掃除してあげると良いでしょう。
また積極的に墓地を肥やす性質上、当然ながら墓地対策は天敵中の天敵。環境に合わせてプレイングや構築を最適化してきましょう!

相性の良い戦略・カード

戦略

リアニメイトコンボデッキ!

複数のカードを組み合わせてコンボが成立するクリーチャーを墓地に送り込み、バルソーの能力を起動して一気に吊り上げましょう!
上記のヨーグモスでもあるような《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》との組み合わせコンボは非常に強力でライフの分だけデッキを引くことが出来てしまいます。
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》も併せてリアニメイトできるとそのままライフルーズで勝利です!

《沼の妖術使い/Bog Witch》は手札のリアニしたいカードを捨てつつ、マナ加速してくるという噛み合いがばっちりのカードですのでぜひ採用したいところです。
また自身の起動能力で墓地にいきつつマナ加速をしてくれるタイプのクリーチャーとも相性が良く、リアニメイトをしてからのチェーンにも貢献するため投入し得!

墓地に大量のクリーチャーがいればいるほどバリューが上がるので、積極的に切削していきたいところです。ただし溜まるほどに墓地対策の恰好の餌食なので注意!
また同じ黒の統率者は墓地を利用するカードがほぼ必ず投入されているので、逆に利用されないように気を付けましょう!

カード

《ヨーグモスの息子、ケリク/K’rrik, Son of Yawgmoth》

《墓破りのラミア/Gravebreaker Lamia》

《狂気を操る者チェイナー/Chainer, Dementia Master》

狂気を操る者チェイナー/Chainer, Dementia Master
(3)(黒)(黒)
人間(Human) ミニオン(Minion)
ナイトメア(Nightmare)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(黒)(黒)(黒),3点のライフを支払う:墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーは黒であり、それの他のクリーチャー・タイプに加えてナイトメアである。
狂気を操る者チェイナーが戦場を離れたとき、すべてのナイトメアを追放する。
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特徴

ナイトメアのロードではあるものの、本命はリアニメイト能力。あれどこかで?
黒3マナと3点ライフを支払うことで、墓地からクリーチャーをリアニメイトする能力を持ちます。もちろん対象は対戦相手の墓地でもオッケー。コンボパーツやデカブツを釣れると見返りが大きいですね。

釣り上げたクリーチャーはナイトメアのクリーチャータイプを付与されるので、チェイナーが離れると根こそぎ追放されるデメリットがありますが、上記のように対戦相手のクリーチャーをリアニメイトした場合には疑似的な除去にもなるので状況次第ではメリットになりえます。

相性の良い戦略・カード

戦略

リアニメイト&コンボデッキ!

ピンポイントにコンボクリーチャーを釣りあげてマナコストを踏み倒す形でコンボに突入しましょう!
3マナよりも軽い生物をリアニメイトするとテンポ的には損なので、重く、それでいて強力な能力を持つもの――特にCIPや起動で死亡するようなもの――を積極的に利用すると良いでしょう!
《忌むべき者の歌/Songs of the Damned》や《Sacrifice》などクリーチャーの数がマナに変換されるカードとの相性は非常によく、これらをループするギミックを搭載することで何度もリアニメイトを繰り返し、CIPやBIGを使い回すというコンボがメインギミックになります。

インスタントタイミングでリアニメイトできるので様々なCIP能力を活用する手腕が求められます。また採用するクリーチャーによって戦略や戦術が変わってくるため好みに合わせたチューンナップの幅が魅力的な統率者です!

カード

《Sacrifice》

《隻眼の将軍 夏侯惇/Xiahou Dun, the One-Eyed》

《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》

豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury
(2)(黒)(黒)
霊基体(Aetherborn) ならず者(Rogue)
接死
豪華の王、ゴンティが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上からカードを4枚見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りをそのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそれを見てもよく、あなたはそれを唱えてもよく、あなたはそれを唱えるために任意のマナを望むタイプのマナであるかのように支払ってもよい。
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特徴

カラデシュで登場した『霊基体』のドン。短命であるはずの『霊基体』ながらも長寿命を誇る彼には秘密があり…とストーリーでも重要なポジションだったゴンティですが、その能力はCIPによるカード奪取能力です。
着地すると選んだ対戦相手1人のライブラリートップから4枚を見て、その中から1枚を追放します。追放されたカードは好きな色マナで唱えられるようになるという代物。
追放されるだけでもダメージが大きいのにさらには奪われて唱えられてしまうという凄まじい損失を相手に与えらえる反面、着地したときのみに誘発するため繰り返し使うには何らかの工夫が必要となります。
バウンスや死亡からのリキャストなど、いろいろな角度から使い回してやりましょう!

相性の良い戦略・カード

戦略

ゴンティぴょんぴょんデッキ!

何度となくゴンティを行ったり来たりさせて、相手の重要なカードやアド源を奪ってやりましょう!
繰り返し使う手段としては、

  • 《雲石の工芸品/Cloudstone Curio》:バウンスして唱え直す。
  • 《妖術師の衣装部屋/Conjurer’s Closet》:ブリンクして再利用する。
  • リアニメイト:一度サクッてからふたたび使い回す。
  • 《死せざる邪悪/Undying Evil》:復活系を付与する。

などの方法があります。
また場にある状態で複数回能力を誘発させる方法に《我々の刃/Blade of Selves》を装備させるのも有効です。接死がついているためファティーにブロックされたとしても合い討ってくれるので損失はトントン! エライ!
選ぶ対戦相手は卓の統率者や状況によってかなり変動し、どこを狙うかで技術の差がつくタイプの統率者になります。一方的に一人を狙うのか、それとも状況に応じて必要なカードを持っていそうな対戦相手を選ぶのか、センスと熟練度が問われるのでいろいろな対戦相手と卓を囲むのが良いでしょう!

カード

《妖術師の衣装部屋/Conjurer’s Closet》

《我々の刃/Blade of Selves》

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