【EDH・統率者】乱動を刻む者、ノヤン・ダール-ノヤン転職計画-【デッキ紹介】

《乱動を刻む者、ノヤン・ダール/Noyan Dar, Roil Shaper》
(3)(白)(青)
マーフォーク(Merfolk) 同盟者(Ally)
あなたがインスタント呪文1つかソーサリー呪文を1つ唱えるたび、あなたがコントロールする土地1つを対象とする。あなたはそれの上に+1/+1カウンターを3個置いてもよい。そうしたなら、その土地は速攻を持つ0/0のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。それは土地でもある。
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数々のフレーバーテキストで登場したクールガイ《乱動を刻む者、ノヤン・ダール/Noyan Dar, Roil Shaper》をご紹介いたします!
彼はゼンディカー出身の魔道士です。ゼンディカー次元は土地が勝手に暴れ出す―「乱動」―という摩訶不思議な次元で、彼はその「乱動」を制御する凪魔導士でした。
しかしエルドラージの襲撃による事態は一変。
ぶち切れ遊ばされたノヤンは、調子に乗るんじゃあない! とばかりに土地をけしかけることに。
という訳で晴れて凪魔道士から乱動魔道士へと華麗な転職を果たすこととなりました。
なので能力はそれを的確に表現したもので、インスタント・ソーサリー呪文を唱えるたびに土地が生物化するというもの。
修整値も+3/+3とバカにならない数値。
ですのでひたすらスペルを唱えまくって、エルドラージを脅かすほどの巨大生物を作りだしてやりましょう!

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デッキリスト

<General:1>
1:《乱動を刻む者、ノヤン・ダール/Noyan Dar, Roil Shaper》

<Land:32>
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《真鍮の都/City of Brass》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
1:《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
1:《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
1:《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
1:《発明博覧会/Inventors’ Fair》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《虹色の眺望/Prismatic Vista》
1:《雨雲の迷路/Nimbus Maze》
1:《雲海/Sea of Clouds》
1:《Tundra》
1:《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
1:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1:《大草原の川/Prairie Stream》
1:《秘教の門/Mystic Gate》
1:《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
5:《島/Island》
2:《平地/Plains》
1:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》

<Creature:2>
1:《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
1:《オジュタイの達人、テイガム/Taigam, Ojutai Master》

<Spell:36>
1:《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1:《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
1:《転覆/Capsize》
1:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1:《至高の評決/Supreme Verdict》
1:《対抗呪文/Counterspell》
1:《遅延/Delay》
1:《ドビンの拒否権/Dovin’s Veto》
1:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1:《意志の力/Force of Will》
1:《マナ吸収/Mana Drain》
1:《精神的つまづき/Mental Misstep》
1:《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1:《否定の契約/Pact of Negation》
1:《白鳥の歌/Swan Song》
1:《ナーセットの逆転/Narset’s Reversal》
1:《劇的な逆転/Dramatic Reversal》
1:《渦まく知識/Brainstorm》
1:《選択/Opt》
1:《思案/Ponder》
1:《定業/Preordain》
1:《意外な授かり物/Windfall》
1:《大あわての捜索/Frantic Search》
1:《繰り返すひらめき/Recurring Insight》
1:《抽象からの抽出/Drawn from Dreams》
1:《Timetwister》
1:《一日のやり直し/Day’s Undoing》
1:《時のらせん/Time Spiral》
1:《永劫のこだま/Echo of Eons》
1:《有事の力/Emergency Powers》
1:《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1:《神秘の教示者/Mystical Tutor》
1:《商人の巻物/Merchant Scroll》
1:《加工/Fabricate》
1:《作り直し/Reshape》
1:《Transmute Artifact》

<Enchantment:11>
1:《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
1:《命運の掌握/Grasp of Fate》
1:《基本に帰れ/Back to Basics》
1:《謙虚/Humility》
1:《Mystic Remora》
1:《リスティックの研究/Rhystic Study》
1:《息詰まる徴税/Smothering Tithe》
1:《時を越えた詠唱/Cast Through Time》
1:《永遠の土/Terra Eternal》
1:《聖なる場/Sacred Ground》
1:《土地の聖別/Consecrate Land》

<Artifact:15>
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1:《金属モックス/Chrome Mox》
1:《オパールのモックス/Mox Opal》
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《魔力の櫃/Mana Vault》
1:《厳かなモノリス/Grim Monolith》
1:《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
1:《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
1:《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
1:《友なる石/Fellwar Stone》
1:《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》
1:《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1:《等時の王笏/Isochron Scepter》

<Planeswalker:3>
1:《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
1:《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》
1:《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》

うわっ、私の次元、ヤバすぎ…?

あなたがインスタント呪文1つかソーサリー呪文を1つ唱えるたび、あなたがコントロールする土地1つを対象とする。あなたはそれの上に+1/+1カウンターを3個置いてもよい。そうしたなら、その土地は速攻を持つ0/0のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。それは土地でもある。

『乱動』つまり土地が暴れ出すゼンディカー次元特有の現象を、ノヤンは己の魔術によって制御していました。
しかし、エルドラージの襲撃により、押さえつけるのではなく暴れさせる方にそれを使うようになった――
そんな物語をまさしく体現した能力で、フレーバー好きにはたまらん能力です。

土地がクリーチャー化するだけっしょ? 弱くね?

とお思いのあなた。
7枚のスペルを唱えれば、2パンで1人を退場させられる生物が出来ると聞いてもそれを言えますか!
土地がクリーチャーに変身するのもそうですが、一度の誘発でなんと+カウンターが3つも乗るのです。

3×7=21

エルドラージもびっくりのスーパーサイズクリーチャーの爆誕です。
横に並べるよりも、ひとつの土地に延々と乗せていったほうが高い圧力をかけることができるので、ひたすらに1つの土地を対象に取っていくのが吉。
なので、とにかくインスタント・ソーサリーのキャスト回数を増やしていきましょう!

相性がいいのは『反復』
これは唱えた次のターンにタダでもう一度同じ呪文が唱えられるというもの。
一度で二度得ができる!
アドを取らずには生きていけないカードゲーマーとしては、これほどオイシイ能力はありませんね!
なので『反復』を中心にデッキを構築していきます!


《オジュタイの達人、テイガム/Taigam, Ojutai Master》
唱えた呪文に『反復』を付与してくれる生物。上段の能力はインクの染みです!


《繰り返すひらめき/Recurring Insight》
『反復』つきドロー呪文。大量ドローのチャンス!


《時を越えた詠唱/Cast Through Time》
すべての呪文に『反復』を付与する置物。重いが一度置ければアドアドアド!


《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》
-能力で『反復』を与えてくれるナーセット。+能力も有用性高し。

ただのドローカードでもこれらのサポートを受けて『反復』すれば、すくすくと土地が育っていきます。
要所でカウンターを打ち、盤面のお茶を濁しつつ、巨大生物を作りだしましょう!
(本来は凪魔導士だったノヤンですが、呪文を連打して生物がデカくしていく様は、彼のヤケクソ感があって非常に楽しい)

充実の福利厚生!

巨大土地怪獣を作ったところで、あっさりと除去されてしまってはオモシロクありません。
土地であるという特性を生かしつつ、これらのカードで守ってあげましょう!


《聖なる場/Sacred Ground》
相手からの除去から土地を守ってくれます! ただし生物ではなくなり+カウンターもなくなります…


《永遠の土/Terra Eternal》
すべての土地が破壊不能に! 対戦相手にも効果が及ぶので思わぬ影響があったりなかったり。


《土地の聖別/Consecrate Land》
生物化した土地が無敵になる置物。破壊不能だけなので追放除去やバウンスには無力でも圧力マシマシ。


《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
そもそも破壊不能! こいつを生物化しましょう!


《謙虚/Humility》
すべての生物を1/1のバニラに変貌させる置物。ただし土地生物は――

巨大生物になった土地は能力を持たないので、このカードの影響を受けません。
それでも+カウンターはそのまま乗っているので怪獣のまま!
対戦相手のシステムクリーチャーや統率者を無力化し、自分はひたすら怪獣で蹂躙しましょう!
ただしノヤンも役立たずになってしまうので注意!

明るく楽しい職場です!

もっともスムーズに唱えられる呪文はやはりドロースペルでしょう。
カウンターは相手に対応しなければなりませんし、サーチ呪文はいくらかヘイト値が高い。
その点ドローは、相手プレイヤーも咎めたいものの、それにカウンターや労力を割いていては本命を止められないということで、許されるケースがほとんどです。
そこにつけこむべし!
1枚ずつ引いていくのも良いですが、ここはバボっと大量に引いていきましょう!


《抽象からの抽出/Drawn from Dreams》
調整版《時を越えた探索/Dig Through Time》序盤からでも比較的撃ちやすいのがよし!


《永劫のこだま/Echo of Eons》
フラッシュバックつき《Timetwister》。墓地からなら実質パワー9!


《有事の力/Emergency Powers》
インスタントタイミングで撃てる《Timetwister》。メインフェイズでなら重いカードも無料。おっ得!

全員にドローをさせることである程度のヘイトコントロールが可能です。
また、相手の手札の有効カード、コンボパーツを捨てさせることも出来たりするので、見た目以上に刺さる場面が多々あります。

だがしかし、青を絡んだ相手に無暗に引かせるのはマズイですし、コンボデッキ相手でもドローはさせたくありません。
なので、こいつと一緒に撃つべし撃つべし!


《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
灯争大戦で登場した新しいナーセット。強力な抑制能力で、あらゆるフォーマットで活躍!

このカードが場にある時に、7ドロー系の呪文を打つと、対戦相手だけ手札がスッカラカンになるプチコンボ!
対抗手段を失っている間に巨大土地怪獣でぶん殴りましょう!

ノルマなし! 軽負担で高収入!

パワー21、あるいはそれ以上の化物が作れれば、それだけでゲームに勝てそうなものですが、やはりここはEDH。
無限コンボはたしなみというものです。
幸いにしてこの色、この能力に最適なコンボがすでに存在しております。
それがこれ!


《等時の王笏/Isochron Scepter》
コンボに悪用されがちアーティファクト代表。


《劇的な逆転/Dramatic Reversal》
刻印されがちカード代表格。フレーバーが良いのよなぁ。

マナファクトなど3マナ以上が生み出せる状況で上記カードが揃うと《劇的な逆転》の無限キャストおよび無限マナが発生します!

つまり土地無限パンプ状態!

無制限に土地に+カウンターが乗せ放題ですので、100億パワーくらいの土地を3体用意してあげればゲームエンド!
ただ、ノヤンがいない状況でこれをしてもまったくのムダ。
ただただ無限マナが発生しているだけです。
ですので、このカードを無限回キャストして相手のやる気をデストラクションしてやりましょう!


《転覆/Capsize》
バイバックつきパーマネントバウンス。コンボ以外でも高い汎用性が頼もしい1枚。

バイバックコストを支払えば戻ってくるこのカードで、対戦相手のパーマネントをすべてバウンスしましょう!

プレイングガイド

プレイングの流れ

  1. 一刻もはやくノヤンを出す。
  2. ドロースペル、打消しなどで場をコントロールしながら、土地を巨大化させていく。
    できるだけ一つの土地を大きくし続けるのが良いでしょう!
  3. 殴る。
  4. 殴りきれなければ無限コンボで勝つ!

勝ち筋

  1. どつく
    巨大化した土地でパンチ。5,6枚も使えば十分な脅威へと変貌。
  2. セプターコンボ
    《等時の王笏/Isochron Scepter》+《劇的な逆転/Dramatic Reversal》

苦手

横に並べられると対処が難しく、追いつけない場合が多いです。
また、複数枚の土地を生物化したところで除去を食らうと、マナ基盤が崩壊して立て直すのが非常に難しくなってしまうため気をつけたいところです。
カウンターを多めに積んでいるのでコンボ系統相手にはなかなか良い勝負に持ち込めますが、生物主体のデッキ相手はやや分が悪い点があります。
環境的に緑が濃い場合には全体除去を数枚さしておくことをオススメします!

またデッキの性質上《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed》は天敵中の天敵なのでマスカン必至です! まっさきに排除しましょう!

まとめ

転職魔導士ことノヤン・ダールのデッキ、いかがでしたでしょうか。
青系統には珍しく、殴り込むプランを取れるのが楽しい統率者となりました。
マスカンさえ把握してしまえばかなり使いやすい青系ジェネラルですので、ちょっと青も触ってみようかな、という青ビギナーな方にもオススメの統率者です!

高額カードなどは排除して、軽いドローをマシマシにしたり、《変身/Polymorph》+《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》コンボなどを採用しても良いと思います!

ではでは次のジェネラルでお会いしましょう!
素敵な統率者ライフを!

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