《無情な追跡者、カズル/Cazur, Ruthless Stalker》 |
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(3)(緑) |
人間(Human) 戦士(Warrior) |
追跡する影、ウキーマとの共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから追跡する影、ウキーマを自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。) あなたがコントロールしているクリーチャー1体かプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。 |
3/3 |
《追跡する影、ウキーマ/Ukkima, Stalking Shadow》 |
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(1)(青)(黒) |
鯨(Whale) 狼(Wolf) |
無情な追跡者、カズルとの共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから無情な追跡者、カズルを自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。) 追跡する影、ウキーマはブロックされない。 |
2/2 |
統率者2020で登場した共闘サイクル、その中のスゥルタイカラーの1人と一匹《無情な追跡者、カズル/Cazur, Ruthless Stalker》&《追跡する影、ウキーマ/Ukkima, Stalking Shadow》をご紹介します!
追跡者、とありますが、一体なにを追跡しているのかは、調べたところ不明。
統率者の背景物語が発表されれば嬉しい限りです。(もしかしたら英語であるかも知れませんが。)
他の共闘サイクル同様、お互いの能力を補完しあう関係となっています。
《追跡する影、ウキーマ》はブロックされない無敵のアタッカー。
そして《無情な追跡者、カズル》がいれば殴る度に+1/+1カウンターを乗せて成長させる。
という、分かりやすい仕様になっています。
しかも大きくなったウキーマが場を離れれば、その分だけドレインが誘発するというサポートっぷり。
方向性として考えられるのはウキーマをメインに据えた殴りジェネラルとしての運用。
かなり強力な回避能力を持っているのでバカでかくして1人ずつ沈めていくのもそう難しくはありません。
くわえてほぼ確実にプレイヤーに戦闘ダメージを与えられるので『忍術』との相性も良好。
新しい形の忍術デッキなんていうのも考えらえれそうですね。
もう一つは、ウキーマの能力を最大限に生かしたコンボデッキ。
場からはなれれば誘発、と聞けば、思いつくのはあのコンボ!
コンボ好きとしてはやはりこちらの方向性で行くのが良いでしょう!
では早速デッキリストから見ていきましょう!
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デッキリスト
<General:2>
1:《無情な追跡者、カズル/Cazur, Ruthless Stalker》
1:《追跡する影、ウキーマ/Ukkima, Stalking Shadow》
<Land:31>
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《真鍮の都/City of Brass》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
1:《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《虹色の眺望/Prismatic Vista》
1:《湿った墓/Watery Grave》
1:《草むした墓/Overgrown Tomb》
1:《繁殖池/Breeding Pool》
1:《Underground Sea》
1:《Bayou》
1:《Tropical Island》
1:《育成泥炭地/Nurturing Peatland》
1:《冠水樹林帯/Waterlogged Grove》
1:《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
1:《黄昏のぬかるみ/Twilight Mire》
1:《溢れかえる果樹園/Flooded Grove》
1:《変遷の泉/Morphic Pool》
1:《出現領域/Emergence Zone》
1:《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
1:《島/Island》
1:《沼/Swamp》
1:《森/Forest》
<Creature:19>
1:《極楽鳥/Birds of Paradise》
1:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
1:《Fyndhorn Elves》
1:《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
1:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
1:《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
1:《花を手入れする者/Bloom Tender》
1:《東屋のエルフ/Arbor Elf》
1:《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
1:《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
1:《永遠の証人/Eternal Witness》
1:《オークヘイムの敵対者/Oakhame Adversary》
1:《概念泥棒/Notion Thief》
1:《悪意の大梟/Baleful Strix》
1:《運命を紡ぐ者/Destiny Spinner》
1:《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
1:《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》
1:《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》
1:《永遠の災い魔/Eternal Scourge》
1:《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》
<Spell:32>
1:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
1:《否定の契約/Pact of Negation》
1:《意志の力/Force of Will》
1:《否定の力/Force of Negation》
1:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1:《白鳥の歌/Swan Song》
1:《激情の後見/Fierce Guardianship》
1:《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1:《湖での水難/Drown in the Loch》
1:《絶望の力/Force of Despair》
1:《活性の力/Force of Vigor》
1:《突然の衰微/Abrupt Decay》
1:《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》
1:《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
1:《夏の帳/Veil of Summer》
1:《渦まく知識/Brainstorm》
1:《思案/Ponder》
1:《定業/Preordain》
1:《運命の操作/Manipulate Fate》
1:《輪作/Crop Rotation》
1:《俗世の教示者/Worldly Tutor》
1:《異界の進化/Eldritch Evolution》
1:《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
1:《伝国の玉璽/Imperial Seal》
1:《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
1:《悪魔の意図/Diabolic Intent》
1:《汚れた契約/Tainted Pact》
1:《Demonic Consultation》
1:《新生化/Neoform》
1:《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》
1:《有毒の蘇生/Noxious Revival》
<Enchantment:7>
1:《魔の魅惑/Aluren》
1:《食物連鎖/Food Chain》
1:《適者生存/Survival of the Fittest》
1:《森の知恵/Sylvan Library》
1:《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
1:《Mystic Remora》
1:《リスティックの研究/Rhystic Study》
<Artifact:7>
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《魔力の櫃/Mana Vault》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1:《金属モックス/Chrome Mox》
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
<Planeswalker:2>
1:《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
1:《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
剛腕シェフと鯨のメニュー
あなたがコントロールしているクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
戦闘ダメージを与えた自軍をすべてパンプアップする能力を持つのが、緑単色のカズル。
緑らしく攻撃的な能力で、がら空きの相手を殴り続ければ、マナクリでさえ脅威へと成長します。カウンター戦略は緑、黒ともに得意なので、これに特化した構築も十分考えらえる能力です。
追跡する影、ウキーマはブロックされない。
シンプルイズベスト。
どれだけ大きなブロッカーがいようとも関係ありません。無条件でプレイヤーに殴り込める能力はなかなかお目にかからないほど強力。
パワーが2だからオッケーというデザインとは思いますが、パートナーのカズルと組み合わせれば自然とパワーアップ!
追跡する影、ウキーマが戦場を離れたとき、プレイヤー1人を対象とする。これはそのプレイヤーにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。Xは、これのパワーに等しい。
場を離れることを要件とした誘発能力を持ち、それがなんとドレイン!
しかもPIGなどの小賢しいものではなく、どのような去り方でもオッケー。
バウンスされてもドレイン、追放されてもドレイン、死亡してもドレイン。
ただし、鹿に変身させられるなど場を離れていない場合には誘発しないので注意です。
この能力は非常に強力で、何度も唱え直すなどのギミックを搭載すれば、そのまま勝ち!
緑を含み、かつ青を含んでいて、何度も唱え直す…
とくればこのコンボしかあるまい!
鯨の照り焼き、グリフィン添え
《食物連鎖/Food Chain》
いつもの。
緑があればいつでも考慮に入る<フードチェインコンボ>ですが、青が入るとなればもはや必須。しかもサーチが強い黒が固有色に含まれているとなれば、このコンボを入れないほうがどうかしてる!
もちろん相棒はこいつら。
《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》
追放領域から唱えられる常在能力を持ちます。<フードチェインコンボ>のためのカード。
<フードチェインコンボ>
- 《食物連鎖》を起動。《霧虚ろのグリフィン》をコストとする。
- 4+1マナが生みだされる。色は青とする。
- 5マナうち4マナを使い追放領域の《霧虚ろのグリフィン》を唱える。1マナ残る。
- 以下繰り返しで青無限マナ。
- 青無限マナを利用してふたたび《食物連鎖》を起動し、つぎに黒無限マナを生み出す。
- 《食物連鎖》を起動。コストを《追跡する影、ウキーマ》にし、好きな色マナを生む。(ウキーマを統率領域に戻す)
- さきほど生み出した青・黒無限マナを使い《追跡する影、ウキーマ》を無限に唱えて誘発能力を無限に発生させる。
- 無限ドレインが成立し勝ち!
<フードチェインコンボ>の種火になるのは《永遠の災い魔/Eternal Scourge》でもオッケー。注意する点としては《霧虚ろのグリフィン》が墓地などに行ってしまった場合です。回収して唱え直すか、自分から追放させてやらなければならないので、ライブラリー破壊などのアクションをしてくる相手には気をつけましょう!
このデッキは基本的にこの<フードチェインコンボ>を狙っていく構築ですが《食物連鎖/Food Chain》は超有名かつ超危険置物なので、とことん妨害に合うこと請け合い。
そう簡単に通してくれるはずもありません。
という訳で別の勝ち筋も用意しましょう!
鯨の姿煮、ハーピー仕立て
《魔の魅惑/Aluren》
3マナ以下のクリーチャーを無償かつ瞬速で唱えられる置物。極悪。
ウキーマが3マナという点に着目して採用するべきカードはこちら。
能力は手札に戻しても誘発するので、ウキーマを手札に戻し、この《魔の魅惑》で無償降臨させることで無限にドレインを発生させられます!
そのために必要なカードと言えば――
《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》
着地と同時に青か黒の生物をバウンス。起動能力で自分もバウンス。
<アルーレンコンボ>
- 《魔の魅惑》と《追跡する影、ウキーマ》を場に出しておく。
- 《洞窟のハーピー》を場に出す。
※手札から《魔の魅惑》で出す、サーチカードで場に直接出すなど、どの手段でもオッケー。 - CIPが誘発。戻す対象は《追跡する影、ウキーマ》。手札に戻す。
《追跡する影、ウキーマ》の能力が誘発し、ドレインする。 - 《洞窟のハーピー》の能力を起動。本人を手札に戻す。
- 《魔の魅惑》の能力で《追跡する影、ウキーマ》をタダで唱える。
- 《洞窟のハーピー》をおなじくタダで場にだす。
- 以下繰り返しで無限着地無限ドレイン。
《洞窟のハーピー》でのライフロスも、ウキーマのドレインによってカバー出来るという完璧な噛み合い。
注意点としては対戦相手すべてが《魔の魅惑》の恩恵にあずかれるので、何らかの妨害が挟まれる危険性があります。
また唱え直すため、カウンターなどの妨害にも引っかかるので、もし卓に青が多い場合には、カウンターから守る手段をいくつも持っておくと良いでしょう!
統率者をパーツにしたコンボを2つ採用しました。
これらのコンボはパーツも少なく、しかも勝ちに直結ルートなので非常に強力。
ただし絶対にウキーマを噛ませているので、コントロール奪取などの妨害を食らってしまうとコンボに入ることができません。
なのでデッキの中の部品だけで勝てるルートも用意しましょう!
黒酢シャリの寿司
《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》
青黒の新しい勝ち筋と言ったらこれ。デッキを吹っ飛ばしてポン置きで勝ちじゃ!
パイオニア環境で大暴れの《タッサの神託者》を使った特殊勝利ですが、統率者戦でもその威力を如何なく発揮します!
とくに黒を含んでいる場合、デッキを吹き飛ばす手段をいくつか採用できるので、それらと組み合わせることでお手軽なコンボを形成できるのです!
そのカードが――
《Demonic Consultation》
通称デモコン。悪魔との契約により欲しいカードを入手できるが…カードなぞいらん!
このカードを唱えると、トップから6枚が追放されます。
その後欲しいカードを宣言。宣言したカードがめくれるまでデッキを公開し、手に入らなかったカードをすべて追放する、という山札を犠牲にするもののかなりの確率で欲しいカードが手札に加わるカードです。
本来の目的はもちろんサーチですが、真の機能はデッキを吹き飛ばすこと。
《タッサの神託者》を手札に加えた状態で《Demonic Consultation》を唱えます。
宣言するカードは、デッキには存在しないカード。なんでもオッケーです。くれぐれもないカードを宣言しましょう。
そうするとデッキすべてが追放され、すっからかん。
そこでおもむろに《タッサの神託者》を場に出してやれば――勝利!
プレイングの流れ
勝ち筋
- 殴る
《無情な追跡者、カズル/Cazur, Ruthless Stalker》+《追跡する影、ウキーマ/Ukkima, Stalking Shadow》 - <フードチェインコンボ>
《食物連鎖/Food Chain》+《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》 - <アルーレンコンボ>
《魔の魅惑/Aluren》+《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》 - <オラクルコンボ>
《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》+《Demonic Consultation》
苦手
ウキーマを完全に対処されてしまうとかなりキツい勝負を強いられます。
勝ち筋をウキーマに集約しているので、ほぼ勝ち筋がなくなってしまいます。
一応サブプランは用意している構築ではありますが、これも有名なコンボなので対処されてしまう危険性も高いです。
ウキーマを完全排除されないようにカウンターや除去などを取っておくなどのプレイングも必要となります。
無限に唱える、というコンボが多いため、連続キャストを咎めるカードは致命的。
しかり弾きましょう!
またいずれの統率者もアドを稼ぐ能力はないので、ドローのベースをしっかりゲーム中に構築することが大切です!
まとめ
新たな無限ドレインやつ《追跡する影、ウキーマ/Ukkima, Stalking Shadow》デッキ、いかがでしたでしょうか? 《無情な追跡者、カズル/Cazur, Ruthless Stalker》? カラーマー…
今回のようなコンボデッキに全ツッパしなくても、カズルの能力を活かした構築や、殴りジェネラルとしての運用も全然オッケーな性能を持つので、いろいろなタイプを楽しめるのが良い点ですね!
ではでは次のジェネラルでお会いしましょう! 素敵な統率者ライフを!
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