【統率者】あると便利なカード集・青編【EDH】

ここでは統率者戦で使える青い便利なカードをご紹介いたします。
青のカラーパイは、知識を元にした完璧さを求める色であり、ライブラリー=知恵を求めるドローや、呪文の根本から対策をするカウンターという形で表現されています。

強力な呪文が多く、統率者のみならず構築戦でもしばしばあらわれる支配的なデッキには青が含まれていることが多い傾向にあります。
しかし、統率者戦においてはすでに出てしまったパーマネントにさわる術が他の色にくらべて少なく、とくにエンチャントにたいしてはほぼノータッチ。
強力ゆえか対策カードも多く存在するカラーですが、翻って使いこなせば抜群の破壊力、支配力を持つ青の魅力をご紹介します。

青のオススメの統率者はこちらの記事で紹介しているのでご参考ください!

オススメ統率者・青単

青単のオススメの統率者をご紹介。最強色として名高い青ですが、その屋台骨となるのはやはり良質なドローと最強の防御札であるカウンター。カウンターは使ってしまうとディスアドバンテージになってしまいますが、どうしても通せないカードを問答無用で無[…]

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目次

カウンター

青と言えばやはりこれ。呪文そのものを消し去る青の得意技であり、青を握る理由のひとつでもあります。
青VS青の空中戦はマジックの醍醐味であり、制した時の満足感は他では味わえない特別なものです。
ただし、無暗やたらと弾いていては、ただの1対1交換。しかも統率者戦では他の対戦相手はなんら損をしないばかりか、有利にしてしまうこともしばしば。
危険なコンボや厄介なカードをしっかりと見極めてピンポイントに弾き飛ばしましょう!

確定カウンター

対象を限定せず「呪文」であればなんでもカウンターできるタイプの打ち消しをご紹介。
統率者戦ではスペルのみならず、クリーチャー、エンチャント、アーティファクト、プレインズウォーカー、どのカードタイプであっても危険なものがうじゃうじゃあります。それらをあと腐れなく消し飛ばしてしまえる確定カウンターの有用性は計り知れません。
ただしクリーチャーであれば《魂の洞窟/Cavern of Souls》、呪文であれば《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》などで守ってくるので要注意!

《否定の契約/Pact of Negation》

否定の契約/Pact of Negation
(0)
〔青〕 インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
あなたの次のアップキープの開始時に(3)(青)(青)を支払う。そうしない場合、あなたはこのゲームに敗北する。

契約サイクルの青はカウンター。0マナで何でも打消せるため、青相手ではタップアウトしていたとしても警戒を解けない要因の一つともなります。
ただし次のターンのアップキープ開始時に契約の履行を求められ5マナも支払わなければならないので注意です。

《対抗呪文/Counterspell》

対抗呪文/Counterspell
(青)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

古からの確定カウンター。青の代名詞といっても過言ではありません。青ダブルシンボルなので多色だとなかなか使いにくい場面もしばしば。これを採用するさいにはマナ基盤や使用するマナには注意が必要です。

《マナ吸収/Mana Drain》

マナ吸収/Mana Drain
(青)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。あなたの次のメイン・フェイズの開始時に、その呪文の点数で見たマナ・コストに等しい量の(◇)を加える。

《対抗呪文》にマナを生みだす効果が追加されたバケモンカウンター。無色マナに変換されるためこれを活用するようなデッキ構築が求められます。アーティファクトを多用するデッキは素直に投入できるのでぜひ! 再録が重ねられて市場には出てくるようになりましたが価格はなかなか……お財布と相談だ!

《秘儀の否定/Arcane Denial》

秘儀の否定/Arcane Denial
(1)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。それのコントローラーは、次のターンのアップキープの開始時にカードを最大2枚まで引いてもよい。
次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。

確定カウンターにドローがついたもの。基本的にカウンターはディスアドの塊ですが、これはそれを補填してくれるデザインになっています。ただし打ち消されたプレイヤーにもドローをさせてしまうためアド差が縮まらないのが弱点です。自分の呪文にこいつをぶち込むと合計3枚引ける…!

《遅延/Delay》

遅延/Delay
(1)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。これによりそれが打ち消された場合、それをオーナーの墓地に置く代わりに時間(time)カウンターが3個置かれた状態で追放する。それが待機を持っていない場合、それは待機を得る。(オーナーのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなくプレイする。それがクリーチャーである場合、それは速攻を持つ。)

打消した呪文を【待機】させてしまう変わり種。通常のカウンターでは打ち消した対象は墓地に行くため、なんらかの再利用が可能となりますが、これの場合は追放されて手の届かない状態になってくれるため再利用を封じ込められるというメリットがあります。
ただし【待機】が解けるとふたたび唱えられてしまうため完全な妨害にはならないので注意です!
カウンター合戦中にあえて自分の呪文をこれで弾く、なんてテクニックもあったりなかったり。

《不許可/Disallow》

不許可/Disallow
(1)(青)(青)
インスタント
呪文1つか起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象にできない。)

3マナ青ダブルシンボルとやや重いものの、呪文の打ち消しに加えて能力まで打ち消せる守備範囲の広い1枚。マナに余裕があるタイプのデッキであれば採用の価値あり。

《意志の力/Force of Will》

意志の力/Force of Will
(3)(青)(青)
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

青の最強ピッチスペルといっても過言ではない1枚。ウィルとはこれのこと。再録によりやや手が届きやすい価格になりましたが、それでも統率者需要などでじわじわ価格が上がっているので欲しい人は早めに手に入れておいた方が…!
統率者戦においては1点のライフは軽いコスト。どちらかというと青いカードを確保するほうが大変です。構築段階で青をやや多めに採用するなどのフォローがあるとよいですね。
ピッチスペルの性能が注目され忘れがちですが、もちろん素撃ちもできますので状況次第では5マナを払いましょう!

《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》

精神壊しの罠/Mindbreak Trap
(2)(青)(青)
インスタント — 罠(Trap)
このターン、対戦相手1人が3つ以上の呪文を唱えていたなら、あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく(0)を支払ってもよい。
望む数の呪文を対象とし、それらを追放する。

青い罠。対戦相手1人が3つ以上呪文を撃っていると0マナで唱えられるようになります。
好きなだけ呪文を「追放」できるので大量の呪文を一気に対処できる可能性があります。カウンター合戦や空中戦が繰り広げられているときに輝く1枚。
対処しにくい《狼狽の嵐/Flusterstorm》を完璧な形で封じ込めることができるカードとして重宝します。

《誤った指図/Misdirection》

誤った指図/Misdirection
(3)(青)(青)
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある青のカード1枚を追放することを選んでもよい。
単一の対象を取る呪文1つを対象とし、その対象を変更する。

カウンターとは若干違う効果ながらも、使いどころはカウンターに似ているのでここに分類。カウンターの対象を変更したり、除去を捻じ曲げたり、対象をとる追加ターンを盗んだりと使い勝手は良好。ピッチスペルなのでフルタップからでも繰り出せるため相手の虚を突くことが可能です!

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用途限定カウンター

インスタントなどのスペルや、エンチャント、アーティファクトのみなどの対象が限定されている打ち消しをご紹介。
打消し合戦や厄介な置物、全体除去などをかき消してしまうこれらも統率者戦においては重要なポジションを占めています。スペルによる安易なぶっぱはこれらによって咎められ、勝ち筋を失ってしまうこともしばしば。
青はこれらのカードを駆使して、妨害やコンボの露払いなどに奮闘し、青と対決する際には飛び交うこれらのカードを掻い潜って勝利を目指しましょう!

《精神的つまづき/Mental Misstep》

精神的つまづき/Mental Misstep
(青/Φ)
インスタント
((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
点数で見たマナ・コストが1の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

Φマナで撃てるカウンター。統率者戦ではチューターを筆頭に1マナで脅威となる呪文が多数存在します。タップアウトしてもそれらを迎撃できるのは非常に頼もしいですね! 同じ1マナ域のカウンターも弾ける点も見逃せません。

《白鳥の歌/Swan Song》

白鳥の歌/Swan Song
(青)
インスタント
エンチャント呪文1つかインスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。それのコントローラーは、飛行を持つ青の2/2の鳥(Bird)クリーチャー・トークンを1体生成する。

エンチャントかインスタント、ソーサリーのいずれかの呪文を鳥に変えてしまうカウンター。他のフォーマットでは2/2はなかなかのクロックになりえますが統率者戦ではその脅威度はぐっと下がります。クリーチャーやアーティファクトには触れないので注意!

《呪文貫き/Spell Pierce》

呪文貫き/Spell Pierce
(青)
インスタント
クリーチャーでない呪文1つを対象とする。そのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、それを打ち消す。

不確定カウンター。非クリーチャー呪文を弾けますが、対戦相手にマナが潤沢であると効果がないので相手の状況次第で強さがかなり変動してしまうカード。マナがカツカツの状態や最序盤の攻防の取り回しには優れているので環境によっては十分活躍できる1枚です。

《唱え損ね/Miscast》

唱え損ね/Miscast
(青)
インスタント
インスタントかソーサリーである呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、それを打ち消す。

インスタント、ソーサリーのスペル限定になったものの、支払うマナが3になった不確定カウンター。上記カードよりも支払わせるマナが多くなったので、極めて速く呪文が飛び交っている環境であればグサリと突き刺さる1枚になってくれそうです。

《払拭/Dispel》

払拭/Dispel
(青)
インスタント
インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

インスタント限定のカウンター。カウンター合戦ではもちろんのこと、マナ加速呪文やチューターなどをピンポイント弾くことが可能であり、見た目以上に使い道の多いカウンターです。マストカードをこれで弾くと恰好いい!

《狼狽の嵐/Flusterstorm》

狼狽の嵐/Flusterstorm
(青)
インスタント
インスタントかソーサリーである呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにこれより前に唱えた呪文1つにつきこれを1回コピーする。あなたはそれらのコピーの新しい対象を選んでもよい。)

ストーム付きの不確定カウンター。カウンター合戦においては無類の強さを誇り、これをあと腐れなく弾けるカードはそう多くありません。卓の青濃度が高いほど輝くカードですが、濃いほどこれが飛んでくる確率も上がるのでどっこいどっこい。

《否認/Negate》

否認/Negate
(1)(青)
インスタント
クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

非クリーチャー呪文を問答無用で弾き飛ばす優秀な呪文。ただしクリーチャー環境では使える場面が限られており、カウンターを握っているのに! とやきもきすることもしばしば。非生物系のコンボパーツをばちりと弾いてやりましょう!

《交錯の混乱/Muddle the Mixture》

交錯の混乱/Muddle the Mixture
(青)(青)
インスタント
インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
変成(1)(青)(青)((1)(青)(青),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから、このカードと同じ点数で見たマナ・コストを持つカード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。変成はソーサリーとしてのみ行う。)

【変成】つきのスペル専用カウンター。2マナのカードサーチでもカウンターでも使えるフレキシブルさが魅力です。ただカウンターとして使う場合には青ダブルシンボルとやや重いのがネック。また変成コストも3と絶妙に重く、バランスに優れた1枚です。

《否定の力/Force of Negation》

否定の力/Force of Negation
(1)(青)(青)
インスタント
あなたのターンでないなら、あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札から青のカード1枚を追放してもよい。
クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。これによりその呪文が打ち消されたなら、それをオーナーの墓地に置く代わりに追放する。

モダンホライゾンで登場した”力”サイクルの青は《否認》
ピッチスペルであるため奇襲性に優れ、タップアウトしても油断できなくした張本人でもあります。弾いたカードを追放してしまうため、カウンター界きっての処理能力を誇ります。コンボパーツを弾いてやりましょう!

《激情の後見/Fierce Guardianship》

激情の後見/Fierce Guardianship
(2)(青)
インスタント
あなたが統率者をコントロールしているなら、あなたはこの呪文をこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

統率者ピッチスペルサイクルはこちらも《否認》
青のサイクル、ちょっとばかり強すぎでは? タップアウトしても油断できない青をさらに強化した1枚です。クリーチャー環境ではそれほどの活躍は見せられませんが、呪文環境ではあるとないとでは大違いの1枚。ただし統率者が重く、カウンターされやすいものだといまいちこの性能を活かしきれないので注意が必要です。

《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》

エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage
(3)(青)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)

飛行
(青),エレンドラ谷の大魔導師を生け贄に捧げる:クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
頑強(このクリーチャーが死亡したとき、その上に-1/-1カウンターが置かれていなかった場合、それを-1/-1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)

2/2

《否認》を内蔵したフェアリー。頑強を持つため2回に渡り《否認》を打ち込むことが可能です。4マナとやや重いものの、飛行クロックであり置き《否認》でありパフォーマンスは十分。無限頑強のパーツにもなり得るのでコンボ兼妨害の両面として機能させても良いですね!

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能力へのカウンター

起動能力や誘発能力を打消すというちょっと変わり種のカウンターをご紹介。
統率者戦では極悪な能力を持つものが多く、コンボやフィニッシャーにも活用されています。クリーチャーのみならず、アーティファクトや土地の起動能力でさえシャットアウトすることが可能なので使い方次第では致命的な一撃を喰らわせることも!

《もみ消し/Stifle》

もみ消し/Stifle
(青)
インスタント
起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象にできない。)

起動能力と誘発能力のいずれかを対象とし、それを打消すことが出来ます。狙うべきはコストでパーマネントが失われるタイプの能力。フェッチランドの起動能力を打消すのは常套手段! 何度でも起動や誘発が起こるタイプの能力にはほとんど効果がないので注意です。

《計略縛り/Trickbind》

計略縛り/Trickbind
(1)(青)
インスタント
刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。これによりパーマネントの能力が打ち消された場合、このターン、そのパーマネントの起動型能力は起動できない。(マナ能力は対象にできない。)

【刹那】付きの能力打ち消し。スタックが乗らない上に、打ち消された起動能力はそのターンに再度起動することが出来なくなります。無限起動や無限サクリなどのギミックを完全に封じ込めることが可能であり、防御能力としてはかなり高い代物です。能力のループによってコンボを実現する統率者が多い卓では値千金の仕事をしてくれます!

《物語の終わり/Tale’s End》

物語の終わり/Tale’s End
(1)(青)
インスタント
起動型能力1つか誘発型能力1つか伝説の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

能力のみならず、伝説の呪文までも打ち消せる呪文。2マナと軽く、伝説を絶対に扱う統率者戦ではかなり有用性の高い呪文になります。伝説のクリーチャーのみならず、プレインズウォーカー、伝説の呪文、アーティファクトにも対応しているため見た目以上に範囲が広いのも特徴です。霧となってしまっているのはタズリ将軍。大丈夫なんだろうか…

《敏捷な妨害術師/Nimble Obstructionist》

敏捷な妨害術師/Nimble Obstructionist
(2)(青)
クリーチャー — 鳥(Bird) ウィザード(Wizard)

瞬速
飛行
サイクリング(2)(青)((2)(青),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが敏捷な妨害術師をサイクリングしたとき、あなたがコントロールしていない起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。

3/1

サイクリングで能力の打ち消しが誘発する鳥。呪文ではなく、能力による打ち消しなので《沈黙/Silence》を撃たれたとしても放り込める能力カウンターとして役に立ちます。サイレンス系の妨害が多い、コンボ環境では相手をあっと驚かせることが可能です!

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除去

青はその性質上、すでに出てしまったカードを取り除くことが得意ではありません。
カウンターという強力な武器を与えられている関係上、むやみに盤面にも干渉できると強すぎるというデザインのためでしょう。
しかし、バウンスやコントロール奪取などの手段を用いて疑似的にすでに出てしまった脅威を取り除くことが可能であり、パーマネントを対象にしているものも多く、その防御性能は決して低くありません。
近年では生物への除去もしばしば与えられており、青の万能性はとどまるところをしりません!

クリーチャー除去

カラーパイの関係上、青がもっとも不得意なのがクリーチャー除去です。通常ではバウンスなどの疑似的な除去のみが役割でしたが、年を経るごとにクリーチャーに直接触る手段としてカードが割り当てられることが増えてきました。
クリーチャーの能力次第では、詰んでしまう場合もあるため、青単色ではこれらのカードをうまく利用することが求められます!

《猿術/Pongify》

猿術/Pongify
(青)
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。そのコントローラーは、緑の3/3の類人猿(Ape)クリーチャー・トークンを1体生成する。

青らしく脅威を”変身”させてしまう除去。再生不可は地味ながらも統率者戦では生きてくることもしばしば。出てきたクリーチャーは3/3となかなかのスタッツですが他のフォーマットに比べればその脅威度は微々たるもの!

《急速混成/Rapid Hybridization》

急速混成/Rapid Hybridization
(青)
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。そのクリーチャーのコントローラーは、緑の3/3のカエル(Frog)・トカゲ(Lizard)・クリーチャー・トークンを1体生成する。

《猿術》の同型再録。能力はまったく同じですが、生成するトークンがカエル・トカゲクリーチャーになっています。幸い部族的にもそれほど強力なシナジーが存在するわけではないので厄介なクリーチャーをカエルに変身させてしまいましょう!

《現実変容/Reality Shift》

現実変容/Reality Shift
(1)(青)
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーは自分のライブラリーの一番上のカードを予示する。(そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを裏向きの状態で2/2クリーチャーとして戦場に出す。それがクリーチャー・カードであるなら、そのマナ・コストでいつでも表向きにしてよい。)

青の追放除去! ただしライブラリートップに変換してしまうので完全なアドバンテージを得るわけではありません。とはいえ重要なコンボパーツを生物化させられれば相手の計算を大きく狂わせることも可能です。相手のチューターに対応して打ち込んでやると恰好いい。

《鴉変化/Ravenform》

鴉変化/Ravenform
(2)(青)
ソーサリー
アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。それを追放する。それのコントローラーは、飛行を持つ青の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークン1体を生成する。
予顕(青)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)

カルドハイムにて登場した変身呪文。アーティファクトまで対象に取れる優れもの。変身後のトークンも1/1ともっとも小さいのも特徴です。ただし飛行を持っているためブロックしにくく、ダメージ誘発の能力を付与されるとしょうしょう厄介ですので相手の状況などをしっかり把握しておくと良いでしょう!

バウンス

盤面のカードを手札に戻す効果を持つカードをバウンスと称します。
効果としては一時しのぎにすぎませんが、ふたたび唱えなければならなくなるためカウンターの標的にすることが出来るなど、青に相応しい除去手段といえるでしょう。
統率者戦では、テンポを奪うことが非常に大切になるため他のフォーマットよりも有用性が高いのが特徴です。
また、トークン相手では完全な除去となるため、無限トークンへの解答として全体バウンスが効果的という側面もあります。
自分のパーマネントに使用して危機から脱したり、再利用したりすることも可能であるため使いこむほど味がでる良ギミックといえるでしょう!

《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》

蒸気の連鎖/Chain of Vapor
(青)
インスタント
土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。そのパーマネントのコントローラーは土地を1つ、生け贄に捧げてもよい。そうした場合、そのプレイヤーはこの呪文をコピーし、そのコピーの新たな対象を選んでもよい。

最軽量のバウンス呪文。ただし対象とされたプレイヤーもコストを支払うことでこれをコピーできてしまうため反撃されてしまう可能性があります。
自分のパーマネントに撃ち続けることも可能ですが、その都度、土地を犠牲にしなければならないので不退転の覚悟か何らかのマナのバックアップが必要になります。

《残響する真実/Echoing Truth》

残響する真実/Echoing Truth
(1)(青)
インスタント
土地でないパーマネント1つを対象とする。それと、そのパーマネントと同じ名前を持つ他のすべてのパーマネントを、オーナーの手札に戻す。

同名カードをすべてバウンスする呪文。ハイランダーの関係上、一人のプレイヤーから大量に戻すのは非常に難しいものの、他のプレイヤーも同じカードをコントロールしていた場合にはより多くのアドを稼ぐことが出来ます。また、同名のトークンであればなんら問題なくバウンスできるので無限トークンコンボへの明確な解答となる1枚です。

《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》

サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
(1)(青)
インスタント
あなたがコントロールしていない土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
超過(6)(青)(あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうしたなら、あなたがコントロールしていない土地でない各パーマネントをそれぞれオーナーの手札に戻す。)

超過コストを持つバウンス呪文。通常モードでは単体かつ対戦相手のみのカードを対象としバウンスしますが、オーバーロードモードでは対戦相手の土地でないパーマネントをすべて(!)手札に戻してしまうという、まさしくサイクロンじみた効果をもたらします。7マナとかなりの重量級ながらも防御性能はぴか一!

《断絶/Snap》

断絶/Snap
(1)(青)
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。土地を最大2つまでアンタップする。

フリースペルのバウンス呪文。呪文を回収するタイプのクリーチャーと、2枚の土地からそのクリーチャーのコスト以上のマナが出せれば無限マナが成立します。コンボに利用しなくてもカウンターを構えつつ、これを放り投げるなど非常に小回りが利く良カードです。

《非実体化/Unsubstantiate》

非実体化/Unsubstantiate
(1)(青)
インスタント
呪文1つかクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。

クリーチャーか呪文を手札に戻すという変わり種。役割としては《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》のそれに近い印象ですがなにより軽さが魅力です。相手のテンポを奪うのもそうですが、自分が参加していないカウンター合戦中に、カウンター呪文を戻して再度唱えさせる、なんて小技もあったりなかったり。

《転覆/Capsize》

転覆/Capsize
(1)(青)(青)
インスタント
バイバック(3)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(3)を支払ってもよい。そうした場合、その解決に際し、このカードをあなたの手札に加える。)
パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。

バイバックつきの《ブーメラン》。他のバウンス呪文のほとんどは土地を対象に出来ませんが、このカードは土地をも戻せてしまいます。青ダブルシンボル3マナと重いのが欠点です。とはいえ一番よくつかわれるのは無限マナコンボのフィニッシャーなのであまりきになりませんが!

《水没/Submerge》

水没/Submerge
(4)(青)
インスタント
いずれかの対戦相手が森(Forest)をコントロールしており、あなたが島(Island)をコントロールしているなら、あなたはこの呪文をそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。

色対抗ピッチスペル。緑が濃い環境では光る1枚です。対象のクリーチャーをライブラリートップに送り込んでしまうので再利用までの時間がかなり稼げるのがポイント。疑似的なドローロックのようにも機能しますね! 素で撃つには5マナと重いのがややネックです。

《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》

造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant
(2)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

瞬速
造物の学者、ヴェンセールが戦場に出たとき、呪文1つかパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。

2/2

プレインズウォーカーになるまえのヴェンセール。場に出たときに呪文かパーマネントをバウンスしてしまいます。瞬速を持つため奇襲性があり、打ち消されない呪文でさえときには無力化することが可能です。ただしあくまでも手札に戻すだけなので時間稼ぎ以上にするには工夫が必要です。無限ブリンクで無限バウンスになるため、そういったギミックで使用するのも良いでしょう!

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コントロール奪取

精神をつかさどる青は相手のコントロールを奪い、永遠に従わせることができます。
赤の場合は一時的狂乱ということでターン終了時にはオーナーの元へと戻ってしまいますが、青の場合はずっ友!
ただしその対戦相手が敗北し、ゲームから退いた場合、そのカードは追放されるのでご注意を。持ち主にきちんと返しましょう!

《袖の下/Bribery》

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから、クリーチャー・カードを1枚探し、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
袖の下/Bribery
(3)(青)(青)
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから、クリーチャー・カードを1枚探し、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

対戦相手のライブラリーから直接クリーチャーを盗んでいく効果の呪文。最近でよくある無償で唱える、ではなく場に出すなので唱える誘発が誘発しない点には注意。CIPは問題なく誘発するのでそういったクリーチャーやコンボパーツ、デカブツなどを盗みましょう!

《知識の搾取/Knowledge Exploitation》

知識の搾取/Knowledge Exploitation
(5)(青)(青)
部族 ソーサリー — ならず者(Rogue)
徘徊(3)(青)(このターン、あなたがならず者(Rogue)によってプレイヤーに戦闘ダメージを与えているなら、あなたはこの呪文をこの徘徊コストで唱えてもよい。)
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を探す。あなたはそのカードを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

7マナと超重量級の奪取系呪文。インスタント、ソーサリーのみしか奪取できませんが、そのまま唱えられるのでより重い呪文を狙うとヨシ。またならず者が戦闘ダメージを与えていると4マナで唱えられるので、ならず者かつ青を含む統率者では採用してもよいでしょう!

《徴用/Commandeer》

徴用/Commandeer
(5)(青)(青)
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある青のカード2枚を追放することを選んでもよい。
クリーチャーでない呪文1つを対象とし、そのコントロールを得る。あなたはそれの新たな対象を選んでもよい。(その呪文がアーティファクトかエンチャントかプレインズウォーカーである場合、それはあなたのコントロール下で戦場に出る。)

青のダブルピッチスペル。クリーチャー以外の呪文を盗みとります。対戦相手のコンボパーツを盗んで不発にさせたり、アドバンテージになるようなパーマネントを奪うことに使用すると良いでしょう。ただしピンポイントで合わせなければならず、ピッチコストで支払うとハンドアドをかなり喪失するので使いどころには注意です!

《不実/Treachery》

エンチャント(クリーチャー) 不実が戦場に出たとき、土地を最大5つまでアンタップする。 あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
不実/Treachery
(3)(青)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
不実が戦場に出たとき、土地を最大5つまでアンタップする。
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。

フリースペルのコントロール奪取。5マナと重いものの、マナが戻ってくるためテンポの喪失がないのがグッド。土地加速エンチャントなどがあればさらにマナが増えるというバグが発生します。ただしエンチャントしている限りのコントロール奪取なので破壊されると戻ってしまう点には注意です。

《金粉のドレイク/Gilded Drake》

飛行 金粉のドレイクが戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールするクリーチャーを最大1体まで対象とし、金粉のドレイクとそれのコントロールを交換する。交換しないまたはできないなら、金粉のドレイクを生け贄に捧げる。この能力は、その対象が不正になったとしても解決される。
金粉のドレイク/Gilded Drake
(1)(青)
クリーチャー — ドレイク(Drake)

飛行
金粉のドレイクが戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールするクリーチャーを最大1体まで対象とし、金粉のドレイクとそれのコントロールを交換する。交換しないまたはできないなら、金粉のドレイクを生け贄に捧げる。この能力は、その対象が不正になったとしても解決される。

3/3

CIPで相手とコントロールを交換する能力を持ちます。テキストが微妙に変わっているので要確認。ドレイクを除去しても交換されたクリーチャーは元に戻らないのでかなり強力なコントロール奪取能力と言えます。2マナと軽くバウンスなどを絡めると何度でも交換できてしまうため相手のやる気をぶち壊すことさえ可能!

《裏切りの工作員/Agent of Treachery》

裏切りの工作員/Agent of Treachery
(5)(青)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)

裏切りの工作員が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それのコントロールを得る。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたが、あなたがオーナーではないパーマネントを3つ以上コントロールしている場合、カードを3枚引く。

2/3

当時のスタンダードで大暴れしたコントロール奪取ならず者。クリーチャーのみならずパーマネントを奪ってしまえるとんでもないやつ。土地でも奪えるので踏み倒して序盤にマナ基盤をズタズタにしてしまうのも一興。コントロールを奪っているパーマネントが3つ以上あると終了ステップに3ドローさせてくれるあたり”工作員”らしい能力ですね!

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ドロー

青の大得意な能力こそ、このドローです。他の何色にも勝る大量のドローに酔いしれろ!
Xドローは対戦相手を対象に取ればそのまま勝利につながる青の火力ともいえる存在。無限マナの注ぎ先としても、中・終盤のアドバンテージ確保としても有用です!

ドロースペル

何枚かカードを引ける呪文をご紹介。
軽いマナで1枚前後のキャントリップから複数枚を一気に引いてしまうアド源としても重要な役目を果たします。スペルゆえに即時性があり、カウンターなどでない限り妨害されにくいのが魅力です。

《渦まく知識/Brainstorm》

渦まく知識/Brainstorm
(青)
インスタント
カードを3枚引き、その後あなたの手札からカードを2枚、あなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。

3枚引き、2枚戻す、という一見するとあんまり手札が増えないカード。しかし使い込むたびにその強さが分かる、自分の実力を推し量る物差しのような、マジックのオモシロさ難しさを体現するようなカード。ライブラリートップをコントロールする効果もあり、不要カードをライブラリーに戻す効果もあり、一気に3ドローをするタイミングを持つ効果もあり――と、さまざまな場面、使い道が想定できます。ベーシックな使い方はフェッチランドなどのシャッフル手段と合わせる方法。だぶついてしまった土地を戻したり、ライブラリーから踏み倒したいカードなどを戻すと良いでしょう!

《思案/Ponder》

思案/Ponder
(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。あなたはあなたのライブラリーを切り直してもよい。
カードを1枚引く。

ライブラリートップから3枚見て、その中に欲しいカードがあればそのまま1ドロー。気に入らなければシャッフルしてから1ドローすることも可能です。見れるカード枚数が多く、1マナと軽いのが魅力。ポンダーって呼ばれがち。

《定業/Preordain》

定業/Preordain
(青)
ソーサリー
占術2を行い、その後カードを1枚引く。(占術2を行うには、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードを望む順番であなたのライブラリーの一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)

占術2をしてから1枚ドロー。上記ポンダーよりも見れる枚数は少ないものの、同じく1マナ1ドローできるため有用性は統率者戦においても十分に発揮してくれる1枚。

《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》

ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
(青/Φ)
ソーサリー
((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの手札を見る。
カードを1枚引く。

通称ギタ調。さまざまなフォーマットで出禁を喰らっているカードですが統率者戦では問題なく使用できます! Φマナで唱えられるためテンポロスがなく、実質ライブラリーを98枚で始められるような状態にしてくれるためとにかく特定のカードを探しにいきたいコンボデッキなどでは重宝します。対戦相手の手札を見る効果もコンボに走る前の前方確認として活用しましょう!

《衝動/Impulse》

衝動/Impulse
(1)(青)
インスタント
あなたのライブラリーのカードを上から4枚見る。それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

ライブラリートップから4枚見て、そのなかから望むカードを手札に加えられる呪文。厳密にはドローではないのでドローを妨害してくる効果を掻い潜って手札を増やすことが可能です。《船殻破り/Hullbreacher》など、ドローを無効化、窃盗してくる輩が増えているので環境にそれらのカードが多い場合には有用性アップ!

《大あわての捜索/Frantic Search》

大あわての捜索/Frantic Search
(2)(青)
インスタント
カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。土地を最大3つまでアンタップする。

フリースペルのドロー、というかルーティング呪文。2枚引いて2枚捨てるため実質1枚のアド損ですが、裏を返せばライブラリーを掘りつつ手札まで捨てさせてくれるカードと言えます。フリースペルゆえにテンポ損もないので手札の質を上げたい、特定のパーツを探しに行きたいデッキには無理なく採用可能でしょう!

《意外な授かり物/Windfall》

意外な授かり物/Windfall
(2)(青)
ソーサリー
各プレイヤーは自分の手札を捨てる。その後、これによりプレイヤーが捨てたカードの枚数のうち最も大きい枚数に等しいだけのカードを引く。

なかなか豪快な手札入れ替え呪文。手札を全て捨てて、プレイヤーの中でもっとも多いハンドを持っていた枚数に等しいカードをドローできます。統率者戦では少なからず1人くらいは潤沢な手札を持っているので、それらのハンド差を埋めることが可能です。また手札にコンボパーツを抱えていた相手はそれを失うことになり、回収カードがない場合にはひどい目にあうという特典つき。ただし手札が少ない対戦相手にも恩恵を与えてしまうため使いどころには注意です。もちろん《船殻破り/Hullbreacher》などには気を付けましょう!

《綿密な分析/Deep Analysis》

綿密な分析/Deep Analysis
(3)(青)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを2枚引く。
フラッシュバック ― (1)(青),3点のライフを支払う。(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

フラッシュバックつきのドロースペル。4マナ2ドローとやや重めですがフラッシュバックコストが軽いため総コストでいえば妥当なところ。プレイヤーを対象にするため対戦相手も選べるのがミソ。ただし捻じ曲げる系の呪文を合わせられてしまうと痛恨の一撃となるため、赤を含む対戦相手がいる場合には注意が必要です。

《嘘か真か/Fact or Fiction》

嘘か真か/Fact or Fiction
(3)(青)
インスタント
あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚公開する。対戦相手1人はそれらのカードを2つの束に分ける。あなたは一方の束をあなたの手札に加え、もう一方をあなたの墓地に置く。

通称うそまこ。ライブラリートップから5枚を公開し、それを束にわけ、どちらかを手札、どちらかを墓地に置きます。ただし束に分けるのは対戦相手!
マジックの通説として「対戦相手に選択権があるカードは弱い」というものがありますが、このカードは別。習熟したプレイヤーでなければ最適解を導くのは難しく、そもそも手札に加わる枚数の期待値がバカでかいためアドの稼ぎっぷりがすごい! 墓地利用が可能なデッキや統率者であればどう選ぼうが得をさせてしまうという地獄の苦しみを与えることさえ可能です。ふふふ。

《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》

逆説的な結果/Paradoxical Outcome
(3)(青)
インスタント
望む数のあなたがコントロールする土地でもトークンでもないパーマネントを対象とし、それらをオーナーの手札に戻す。これによりあなたの手札に戻されたカード1枚につき、カードを1枚引く。

一風変わったドローカード。土地でもトークンでもない、自分のパーマネントを手札に戻し、その数分だけカードを引くという効果。ボードアドバンテージとハンドアドバンテージに変換するようなイメージです。
0マナファクトとの相性は言わずもがな。これが登場した当時ストーム系のデッキの潤滑油、ドローエンジンとして活躍しました。統率者戦ではマナファクトを利用する関係上さらに有用性高く活用することも夢ではありません!

《時を越えた探索/Dig Through Time》

時を越えた探索/Dig Through Time
(6)(青)(青)
インスタント
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
あなたのライブラリーの一番上から7枚のカードを見る。それらのうちの2枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

【探査】付きの手札増強カード。通称ディグ。ライブラリートップ7枚を見て、そこから好きな2枚を手札に加えられます。8マナと書かれていますがこれは嘘です。2マナです。
さまざまなフォーマットで大暴れし、出禁を喰らっているパワーカードですが統率者戦ではまだまだ全然使い倒せます。フェッチランドを多用する多色デッキでは2マナで撃つことも難しくなく、掘れる枚数が破格であるため有用性はばっちり。手札に加えるためドロー妨害に巻き込まれないのもグッド!

《抽象からの抽出/Drawn from Dreams》

抽象からの抽出/Drawn from Dreams
(2)(青)(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを7枚見る。そのうち2枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

ディグから【探査】をぶっこ抜いたカード。やはり2マナはダメだった……4マナ固定になったため絶頂級の気持ちよさはなくなりましたが堅実な安定感を手に入れました。ドロー妨害をすり抜けてハンドが増やせる点は同じなので《船殻破り/Hullbreacher》に辛酸を舐めさせられている方にはオススメ。

《繰り返すひらめき/Recurring Insight》

繰り返すひらめき/Recurring Insight
(4)(青)(青)
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの手札にあるカードの枚数に等しい枚数のカードを引く。
反復(この呪文があなたの手札から唱えられたなら、これの解決に際し、これを追放する。あなたの次のアップキープの開始時に、あなたはこのカードを追放領域からこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)

6マナとドロースペルにしては激重ですが、そのドロー枚数は破格。対戦相手のハンド枚数を同じだけ引けるので、場合によっては7枚ドローなんてことも。ひえ。さらには【反復】がついているためつぎのターンにも爆アドが確約されており、一度通ってしまえばゲームエンドまで持っていけるポテンシャルを持ちます。ただし打ち消されたときのテンポロスは大きく、反復も起こらないのでカウンターには注意です!

《宝船の巡航/Treasure Cruise》

宝船の巡航/Treasure Cruise
(7)(青)
ソーサリー
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
カードを3枚引く。

ディグと同じく一時代を築いた化物ドロー。マジック史上最強のドロースペル《Ancestral Recall》通称アンリコと同じ効果をもたらす可能性を秘めたカード。というかほぼアンリコ。軽量スペルやフェッチランドと組み合わせれば探査7はそれほど厳しくなく、墓地利用をしないデッキであればさらに楽勝で軽減可能。1マナ3枚ドローの魔力に酔いしれろ!

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Xドロー

青の火力ことXドロー。無限マナから無限ドローを繰り出してコンボに繋げるのもあり、使い回して相手のライブラリーを吹き飛ばしてしまう手段に使うのもありですね!
もちろんマナに余裕があるときにアド源として使うのが本寸法。
ただしマナを注ぎこみすぎると打ち消されたときに酷いテンポ損をしてしまうので注意です!

《天才のひらめき/Stroke of Genius》

天才のひらめき/Stroke of Genius
(X)(2)(青)
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードをX枚引く。

ジーニアスとはこれのこと。ターボジーニアス、MoMaなどのフィニッシャーなどに抜擢された実績を持つ青いX火力。無限マナから放射すればライブラリーを引き切ってそのまま勝ちに繋げられるカードでもあります。一回打ち切りなので対戦相手を狙い撃ちに出来ないのは難点ですがそれでも強力な呪文には違いありません。くれぐれも奪われないようにしましょう……

《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》

青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith
(X)(青)(青)(青)
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。青の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。

青の頂点はXドロー。ライブラリーに戻るためマナが潤沢であれば何度でもドローできるチャンスあり。ただし種火に青トリプルシンボルを要求しているため青が濃いデッキでないと運用しにくい弱点もあります。

《明日からの引き寄せ/Pull from Tomorrow》

明日からの引き寄せ/Pull from Tomorrow
(X)(青)(青)
インスタント
カードをX枚引き、その後カード1枚を捨てる。

1マナ軽くなった代わりに1枚ハンドを捨てさせるようになったジーニアス。とはいえコストは微々たるものでしょう。むしろディスカードをメリットに捉えられる統率者からすればさらに強みを獲得したといえます。

《啓示の終焉/Finale of Revelation》

啓示の終焉/Finale of Revelation
(X)(青)(青)
ソーサリー
カードをX枚引く。Xが10以上なら、代わりに、あなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直し、カードをX枚引き、土地最大5つをアンタップし、このゲームの残りの間あなたの手札の上限はなくなる。
啓示の終焉を追放する。

終焉サイクルの一角。Xドローにくわえて10以上であれば土地を5つアンタップさせてくれるうえに手札条件も吹っ飛ばしてくれます。土地から複数のマナがでるような状態であればフリースペルよろしく運用することさえ可能! 爆アドじゃい!

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パーマネント

置いておくだけで手札を供給してくれるパーマネント。ハンド枚数は正義! ただしすべてのプレイヤーから警戒されることになるのでプレイングやヘイト管理には気を付けましょう。

《Mystic Remora》

Mystic Remora
(青)
エンチャント
累加アップキープ(1)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
対戦相手1人がクリーチャー呪文でない呪文を唱えるたび、そのプレイヤーが(4)を支払わないかぎり、あなたはカードを1枚引いてもよい。

置いておくだけで手札を増やしてくれる置物。対戦相手がクリーチャー以外の呪文を唱えたとき、追加で4を支払わないとドローさせてくれます。「引いてもよい」なので無理に引かなくていいのが地味にグッド。ただし累計コストを支払わなければ維持できないため引き際を見極める難しさがあります。マナを支払いすぎればせっかく増えた手札を活用できないため、置くタイミング、破棄するタイミングをしっかりと身につけましょう!

《リスティックの研究/Rhystic Study》

リスティックの研究/Rhystic Study
(2)(青)
エンチャント
対戦相手1人が呪文を唱えるたび、そのプレイヤーが(1)を支払わないかぎり、あなたはカードを1枚引いてもよい。

コバンザメの調整バージョン。3マナと随分重くなったものの維持コストが求められないうえに、クリーチャーを唱えてもドローが誘発するようになりました。しかし払わせるコストが1マナと軽くなったので相手からすれば支払いは楽になり、ドローできる確率はとんとんといったところ。状況やプレイヤーの考え方次第でこのコストを払うか払わないに差があり、絶対に引かせないプレイヤーもいれば、まったく無視ししてバンバン引かせるプレイヤーなどもあります。環境や状況に合わせてプレイングを修整していけると良いですね!

《幽体のこそ泥/Ghostly Pilferer》

幽体のこそ泥/Ghostly Pilferer
(1)(青)
クリーチャー — スピリット(Spirit) ならず者(Rogue)

幽体のこそ泥がアンタップ状態になるたび、あなたは(2)を支払ってもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
対戦相手が自分の手札以外の領域から呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引く。
カード1枚を捨てる:このターン、幽体のこそ泥はブロックされない。

2/1

ふたつのドロー能力を備えたならず者。アンタップ状態になったとき2マナを払えばドローできるため、毎ターン殴ればマナに余裕があれば追加でドローするエンジンになります。
ただ本命は下段。手札以外から呪文が唱えられると自動で手札を供給してくれます。対戦相手が無限統率者キャストなどを絡めたコンボを繰り出したときにこのカードがあると無限ドローが成立してしまいます。友情コンボ!

《あざみの使い魔、明日歌/Tomorrow, Azami’s Familiar》

あざみの使い魔、明日歌/Tomorrow, Azami’s Familiar
(5)(青)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit)

あなたがカードを引く場合、代わりにあなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。そのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

1/5

厳密にはドローエンジンにはなりませんが、手札の質をかなり向上させてくれる能力を持ちます。ドローそのものを《衝動》によく似た性質に変化させるため、ドロー阻害系の影響から掻い潜ることが可能になります。本体が重いため強固なマナ基盤が求められますが、ロングゲームになればなるほど真価を発揮するのでじっくりと構えるデッキであれば十全な力を見せてくれるでしょう!

《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》

聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx
(4)(青)(青)
クリーチャー — スフィンクス(Sphinx)

飛行
対戦相手がカードを1枚引くたび、あなたはカードを2枚引いてもよい。

4/6

対戦相手が引くたび、カード2枚をもたらしてくれるスフィンクス。引くたび、なので通常ドローでさえこちらのメリットになってしまう驚異的な能力を持ちます。置ければほぼ勝ちといっても過言ではない性能であり、6マナという重さをクリアできれば凄まじい量の手札を供給してくれるでしょう。もちろん除去などで相手は排除してこようとするので潤沢な手札で守ってあげましょう!

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ツイスター

統率者戦において唯一使うことが許されているパワー9《Timetwister》
デザイナー陣も気に入っているのかいくつもの調整版が存在します。
その性能はパワー9が指示している通り破格のアドバンテージ!
サーチをしてきた相手に対応してぶちかませば相手の計算を狂わすことも可能!
統率者らしいビッグマナから一気にアドを稼ぎましょう!

《Timetwister》

Timetwister
(2)(青)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地と手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。その後、カードを7枚引く。(その後、Timetwisterをそのオーナーの墓地に置く。)

元祖7ドロー。たったの3マナでライブラリーを修復し手札を7枚まで戻してくれるパワー9の一角。統率者戦で唯一使用できる代物でありいくつもの亜種が存在します。すでに使用したカードを再利用できる可能性があり、なおかつ手札を7枚にしてくれるという破格の性能ですが、対戦相手にも引かせてしまうため考えなしに使うのは実は危険なカードです。
《概念泥棒》や《船殻破り》と組み合わせることでこれらのデメリットを帳消し、むしろさらなるアドをもたらしてくれるため非常に相性が良いカードなので、これを使う場合には組み合わせると良いでしょう!

《一日のやり直し/Day’s Undoing》

一日のやり直し/Day’s Undoing
(2)(青)
ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたのターンであるなら、ターンを終了する。(このカードを含め、スタック領域から呪文や能力をすべて追放する。あなたの手札の最大枚数になるまで手札を捨てる。ダメージは消え、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終わる。)

ほぼタイムツイスター。ただしこれを撃った場合ターンが終了してしまうので、これ以降のカードのプレイや能力を使うができません。戦闘後メインフェイズで唱えることでデメリットを軽減することが出来るので使うタイミングには気を付けましょう!

《時の逆転/Time Reversal》

時の逆転/Time Reversal
(3)(青)(青)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。時の逆転を追放する。

3マナから5マナに重くなったタイムツイスター。これくらいが適正でしょう。コスト軽減系の能力を持った統率者や置物と組み合わせることで元祖と同じくらいのパワーを持たせることも可能です。踏み倒し系でも良さそうですね!

《時のらせん/Time Spiral》

時のらせん/Time Spiral
(4)(青)(青)
ソーサリー
時のらせんを追放する。各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたは土地を最大6つまでアンタップする。

フリースペルになったタイムツイスター。6マナと重いものの元祖より強力になったのでは疑惑あり。どのフリースペルでもいえることですが、土地から2マナ以上でるものと組み合わせるとマナが増えるというバグ技があります。一度使うと追放されてしまうため再利用が非常に難しいという性質もありますが、こんな能力なら一度でも撃てれば十分強力です。

《ゲームプラン/Game Plan》

ゲームプラン/Game Plan
(5)(青)
ソーサリー
助力(他のプレイヤー1人が、この呪文のコストを最大(5)支払うことができる。)
各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。ゲームプランを追放する。

7ドロー系では重量級の6マナ。ただし他のプレイヤーが助力してくれると軽くなるという代物。双頭巨人戦や協力プレイなどでの運用が本寸法ですが、どうしても手札を増やしたい対戦相手などがいる場合にはサポートしてくれること間違いなし。戦況や対戦相手のハンド事情に合わせて撃ちたいですね!

《永劫のこだま/Echo of Eons》

永劫のこだま/Echo of Eons
(4)(青)(青)
ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。
フラッシュバック(2)(青)(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)

フラッシュバック付きの7ドロー。手札から唱えると6マナと重いですが、墓地から唱えるとタイムツイスターと同じコストで唱えられるカード。統率者需要ゆえか地味高になってしまったカードでもあります…
6マナで素撃ちするというよりか積極的に捨てて軽いコストで撃つのが一般的。マナに余裕があれば二連打でももちろんオッケー!

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追加ターン

青の(ほぼ)専売特許である追加ターン。
ターンという相手に絶対に干渉されない要素を支配できる感覚は独特なもので、青を触ったさいには是非使ってほしいカード群です。
ただ相手に何もさせないという性質上、ゲームを決めないとひっじょうにグダるのでしっかり勝負所を見極めて使いましょう!

《時間のねじれ/Time Warp》

時間のねじれ/Time Warp
(3)(青)(青)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはこのターンに続いて追加の1ターンを行う。

統率者戦における追加ターンの基本形。5マナはやや重めなので軽減系の置物などでサポートしてあげると使いやすくなります。プレイヤーを対象とするため、対象を捻じ曲げる能力などには注意しましょう!

《時間操作/Temporal Manipulation》

時間操作/Temporal Manipulation
(3)(青)(青)
ソーサリー
あなたはこのターンに続いて追加の1ターンを行う。

《時間のねじれ》のほぼ同型。ただしプレイヤーを対象としないので対象を曲げる能力が効かないのは明確な強みです。赤を含む統率者では《偏向はたき》という必殺技があるので、環境に赤が多い場合にはこちらを優先すると良いでしょう。再録で入手しやすくなりましたが、統率者需要のために日々値上がっているので気になる方はお早めに!

《荊州占拠/Capture of Jingzhou》

荊州占拠/Capture of Jingzhou
(3)(青)(青)
ソーサリー
あなたは、このターンに続いて追加の1ターンを行う。

《カーンの経時隔離/Karn’s Temporal Sundering》

カーンの経時隔離/Karn’s Temporal Sundering
(4)(青)(青)
伝説のソーサリー
(伝説のソーサリーは、あなたが伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしているときにのみ唱えられる。)
プレイヤー1人と土地でないパーマネント最大1つを対象とする。そのプレイヤーは、このターンの後に追加の1ターンを得る。そのパーマネントをオーナーの手札に戻す。カーンの経時隔離を追放する。

《時間の熟達/Temporal Mastery》

時間の熟達/Temporal Mastery
(5)(青)(青)
ソーサリー
このターンの後に追加の1ターンを行う。時間の熟達を追放する。
奇跡(1)(青)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)

《運命のきずな/Nexus of Fate》

運命のきずな/Nexus of Fate
(5)(青)(青)
インスタント
このターンに続いて追加の1ターンを行う。
運命のきずながいずれかの領域から墓地に置かれるなら、代わりに運命のきずなを公開し、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。

《アールンドの天啓/Alrund’s Epiphany》

アールンドの天啓/Alrund’s Epiphany
(5)(青)(青)
ソーサリー
飛行を持つ青の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークン2体を生成する。このターンに続いて追加の1ターンを行う。アールンドの天啓を追放する。
予顕(4)(青)(青)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)

《明日の標/Beacon of Tomorrows》

明日の標/Beacon of Tomorrows
(6)(青)(青)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、このターンに続いて追加の1ターンを行う。明日の標をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。

《時間の伸長/Time Stretch》

時間の伸長/Time Stretch
(8)(青)(青)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、このターンの後に追加の2ターンを行う。

《時の賢者/Sage of Hours》

時の賢者/Sage of Hours
(1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

英雄的 ― あなたが時の賢者を対象とする呪文を1つ唱えるたび、時の賢者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
時の賢者の上からすべての+1/+1カウンターを取り除く:これにより取り除かれたカウンター5個につき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。

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《時間流の航海士/Timestream Navigator》

時間流の航海士/Timestream Navigator
(1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate) ウィザード(Wizard)

昇殿(あなたがパーマネントを10個以上コントロールしているなら、このゲームの間、あなたは都市の承認を得る。)
(2)(青)(青),(T),時間流の航海士をオーナーのライブラリーの一番下に置く:このターンに続いて追加の1ターンを行う。この能力は、あなたが都市の承認を持っているときにのみ起動できる。

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サーチ

青は呪文とアーティファクトが得意分野。それらのカードを手札に加えたり、場に出したりできるカードは色々な種類が揃っています。カードタイプを選ばないものも存在しますが、いくつかの制限や条件があったりしますが、それでも強力なものばかりです。

スペルをサーチするカード

インスタントやソーサリーなどのスペルをサーチするカードをご紹介。知識を司る青の得意分野はやはりこれ。ドローでアドを稼ぐもよしコンボパーツでゲームを決めるもよしカウンターをサーチして相手のカードを弾くもよし!

《神秘の教示者/Mystical Tutor》

神秘の教示者/Mystical Tutor
(青)
インスタント
あなたのライブラリーからインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を探し、そのカードを公開する。あなたのライブラリーを切り直す。その後そのカードをその一番上に置く。

《親身の教示者/Personal Tutor》

親身の教示者/Personal Tutor
(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーからソーサリー・カードを1枚探し、そのカードを公開する。あなたのライブラリーを切り直し、そのカードをその一番上に置く。

《商人の巻物/Merchant Scroll》

あなたのライブラリーから青のインスタント・カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。
商人の巻物/Merchant Scroll
(1)(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーから青のインスタント・カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。

《呪文探求者/Spellseeker》

呪文探求者/Spellseeker
(2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

呪文探求者が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが2以下でインスタントかソーサリーであるカード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

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アーティファクトをサーチするカード

アーティファクトをサーチするカードまとめ。
青が得意とする領域はアーティファクトにも及びます。無条件で探してくるものから、マナコストを限定したもの、別のコストを求めるものなど使い方などが微妙にことなるため、デッキに適したカードを選択していきましょう!

《Transmute Artifact》

Transmute Artifact
(青)(青)
ソーサリー
アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。そうした場合、あなたのライブラリーからアーティファクト・カードを1枚探す。そのカードの点数で見たマナ・コストが、生け贄に捧げられたアーティファクトの点数で見たマナ・コスト以下である場合、それを戦場に出す。そのカードの点数で見たマナ・コストのほうが大きい場合、あなたは(X)を支払ってもよい。Xはそれらの差である。そうした場合、それを戦場に出す。そうしない場合、それをオーナーの墓地に置く。その後あなたのライブラリーを切り直す。

《作り直し/Reshape》

作り直し/Reshape
(X)(青)(青)
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストがX以下であるアーティファクト・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。

《加工/Fabricate》

加工/Fabricate
(2)(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーからアーティファクト・カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。

《発明品の唸り/Whir of Invention》

発明品の唸り/Whir of Invention
(X)(青)(青)(青)
インスタント
即席(あなたのアーティファクトが、この呪文を唱える助けとなる。あなたはあなたのアーティファクトをタップして、1個あたり(1)の支払いに代えてもよい。)
あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストがX以下のアーティファクト・カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。

《工匠の直感/Artificer’s Intuition》

工匠の直感/Artificer’s Intuition
(1)(青)
エンチャント
(青),アーティファクト・カードを1枚捨てる:あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストが1以下のアーティファクト・カードを1枚探し、そのカードを公開し、それをあなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。

《粗石の魔道士/Trinket Mage》

粗石の魔道士/Trinket Mage
(2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

粗石の魔道士が戦場に出たとき、あなたは自分のライブラリーから点数で見たマナ・コストが1以下であるアーティファクト・カードを1枚探し、そのカードを公開し、あなたの手札に加えてもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。

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《捧げ物の魔道士/Tribute Mage》

捧げ物の魔道士/Tribute Mage
(2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

捧げ物の魔道士が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが2のアーティファクト・カード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

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《戦利品の魔道士/Trophy Mage》

戦利品の魔道士/Trophy Mage
(2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

戦利品の魔道士が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが3のアーティファクト・カード1枚を探してもよい。そうしたなら、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。

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《宝物の魔道士/Treasure Mage》

宝物の魔道士/Treasure Mage
(2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

宝物の魔道士が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが6以上のアーティファクト・カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

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《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》

求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker
(3)(青)(青)
伝説のプレインズウォーカー — テゼレット(Tezzeret)

[+1]:アーティファクトを最大2つまで対象とし、それらをアンタップする。
[-X]:あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストがX以下のアーティファクト・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
[-5]:ターン終了時まで、あなたがコントロールするアーティファクトは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。

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あなたのライブラリーからカードを3枚探し、それらを公開する。対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはその中から1枚選ぶ。そのカードをあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。その後あなたのライブラリーを切り直す。
《直観/Intuition》

対戦相手に選んでもらうが強力なサーチ呪文。コンボパーツを揃えよう。

あなたのライブラリーからカードを1枚探す。あなたのライブラリーを切り直す。その後そのカードをあなたのライブラリーのカードの上から3枚目に置く。
《長期計画/Long-Term Plans》

特殊なサーチカード。トップ踏み倒し系やドローと組み合わせよう。

コピー

ルールの処理は難しいものの強力な能力がコピーです。
呪文のコピーは赤にも存在しますが、やはり得意とするのは青の領域。
青は呪文のみならず、クリーチャーなどのパーマネントもコピーすることが可能です。
有用なクリーチャーやアーティファクトをコピーすればテンポ面でも優位に立てること間違いなし!


《ナーセットの逆転/Narset’s Reversal》

呪文をバウンスさせてしまうものの時間稼ぎにはもってこい。適切なタイミングで使おう。


《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》

伝説であることを除きすべてをコピーしてくれるカード。統率者にしても良いですね。


《影武者/Body Double》

墓地にあるカードのコピーとなる。いろいろなコンボに使えますね、ぐひひ。


《幻影の像/Phantasmal Image》

クリーチャーのみだが軽い。正義!


《逆嶋の学徒/Sakashima’s Student》

重いが忍術で軽く変身可能。思わぬタイミングでコピーして思惑を崩してやりましょう!


《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》

生き物とアーティファクトにコピー可能。


《賢いなりすまし/Clever Impersonator》

土地以外のパーマネントにコピー可能。

回収

青は呪文のカラー。一度使った呪文をふたたび使うことなど造作もありません!
手札に戻す、唱え直すなどの方法で霧散した呪文を再構築していまうのです。
追加ターンなどの強力な呪文を再利用できれば、それだけで脳汁どばどば!


《記憶の壁/Mnemonic Wall》
呪文を回収してくれる壁。タフ4と固く、巻き込まれていなくならないのが頼もしい。


《古術師/Archaeomancer》
青ダブルシンボルがやや重いものの、4マナはエライ。一応ではあるけどパワーがあるので殴れます。


《ミラーリ予想/The Mirari Conjecture》

英雄譚。回収をしてから、最終章にて呪文のコピー。お得!


《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
みんな大好き瞬唱。モダン以下の環境で引っ張りだこですが統率者戦でも同様です。

マニアック

青にのみ許された特殊勝利「ドローできなくなったら勝利」
どういうフレーバーかはちょっと分かりませんが、その有用性は折り紙付き。
青を含んだ強力な統率者の勝ち筋に組み込まれるほどのカードパワー、使わない手はありませんね!


《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》

元祖「ドローできなくなったら勝利」


《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》

常在能力で上記カードの能力があるカード。PWなので守りには気をつけて!


《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》

パイオニアで大活躍中のカード。やや上記カードらとは挙動が違うものの勝ちには違いなし!

特殊効果

ちょっと特殊な能力を持つ青いカード。統率者戦ではいくらでも悪用のしようがあります。
アドバンテージ、勝ち手段、コンボパーツなどに活用しよう!


《全知/Omniscience》

超豪快カード。すべてのカードをノーコストでぶっ放せるように。わお!


《精神力/Mind Over Matter》

MOMA。環境を支配した古のぶっ壊れカード。統率者戦でもその力は破格!


《訓練場/Training Grounds》

起動能力のコストが-2.ただし0にはならないので注意!


《未来予知/Future Sight》
トップを公開したままでプレイするという変わり種。疑似的なドローとも言えます。


《劇的な逆転/Dramatic Reversal》
土地以外のパーマネントをアンタップさせる呪文。悪だくみに良く使われます。

妨害

青特有の妨害カード。ドロー阻害から攻撃抑制、土地を含むパーマネントのアンタップを封じるなど絡め手の妨害はいかにも青らしい。


《基本に帰れ/Back to Basics》
青の妨害カード。基本土地以外にアンタップ制限を加えます。


《プロパガンダ/Propaganda》

攻撃抑制カード。いまでは青ではなく白の役割となりました。


《船殻破り/Hullbreacher》
対戦相手のドローを宝物として強奪する海賊。環境を定義する1枚!


《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
ドロー制限の常在能力を持つPW。アドを稼ぐ能力まで備えた化物。完璧!

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