《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》 |
---|
(2)(黒)(赤)(緑) |
ドラゴン(Dragon) 貴族(Noble) |
飛行 フェイに呪われた王、コルヴォルドが戦場に出るか攻撃するたび、他のパーマネント1つを生け贄に捧げる。 あなたがパーマネント1つを生け贄に捧げるたび、フェイに呪われた王、コルヴォルドの上に+1/+1カウンターを1個置き、カードを1枚引く。 |
4/4 |
フェイ、つまりフェアリーによって呪いをかけられてしまった王様《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》デッキをご紹介します!
ブロール用構築済みデッキで登場した伝説のクリーチャーですが、スタンダードでの活躍がめざましく、猫とかまどとよろしくやっておりますが、その能力は一級品。
十二分、十三分に統率者戦でも活躍できるポテンシャルを持っています!
仲間を”食べる”ことで巨大化し、なおかつカードまでドローさせてくれるなんて!
殴りに特化させるもの良し、アドを稼ぐに振るも良し、どちらのルートでも組めそうですが、さて今回はどのように組んでいきましょうか。
ではデッキリストからご覧ください!
スポンサーリンク
デッキリスト
<General:1>
1:《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》
<Land:32>
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《真鍮の都/City of Brass》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
1:《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
1:《宝石鉱山/Gemstone Mine》
1:《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《虹色の眺望/Prismatic Vista》
1:《育成泥炭地/Nurturing Peatland》
1:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1:《血の墓所/Blood Crypt》
1:《草むした墓/Overgrown Tomb》
1:《尖塔の庭/Spire Garden》
1:《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
1:《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
1:《爆発域/Blast Zone》
1:《出現領域/Emergence Zone》
1:《Badlands》
1:《Bayou》
1:《Taiga》
1:《森/Forest》
1:《沼/Swamp》
1:《山/Mountain》
<Creature:23>
1:《極楽鳥/Birds of Paradise》
1:《Fyndhorn Elves》
1:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
1:《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
1:《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
1:《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
1:《東屋のエルフ/Arbor Elf》
1:《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
1:《金のガチョウ/Gilded Goose》
1:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
1:《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
1:《ムナプの採掘者/Ramunap Excavator》
1:《花を手入れする者/Bloom Tender》
1:《オークの木こり/Orcish Lumberjack》
1:《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
1:《オークヘイムの敵対者/Oakhame Adversary》
1:《アズラの賭け屋/Azra Oddsmaker》
1:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
1:《永遠の証人/Eternal Witness》
1:《波乱の悪魔/Mayhem Devil》
1:《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》
1:《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
1:《ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth》
<Spell:25>
1:《自然の要求/Nature’s Claim》
1:《夏の帳/Veil of Summer》
1:《突然の衰微/Abrupt Decay》
1:《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》
1:《赤霊破/Red Elemental Blast》
1:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《Fire Covenant》
1:《Wheel of Fortune》
1:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
1:《汚物の雨/Rain of Filth》
1:《俗世の教示者/Worldly Tutor》
1:《異界の進化/Eldritch Evolution》
1:《破滅の終焉/Finale of Devastation》
1:《歯と爪/Tooth and Nail》
1:《ギャンブル/Gamble》
1:《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
1:《暗黒への突入/Plunge into Darkness》
1:《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
1:《悪魔の意図/Diabolic Intent》
1:《汚れた契約/Tainted Pact》
1:《腹黒い夢/Insidious Dreams》
1:《納墓/Entomb》
1:《輪作/Crop Rotation》
1:《壌土からの生命/Life from the Loam》
1:《有毒の蘇生/Noxious Revival》
<Enchantment:12>
1:《踏査/Exploration》
1:《豪奢の呪い/Curse of Opulence》
1:《資源の浪費/Squandered Resources》
1:《森の知恵/Sylvan Library》
1:《ネクロポーテンス/Necropotence》
1:《死の国からの脱出/Underworld Breach》
1:《適者生存/Survival of the Fittest》
1:《野生の律動/Rhythm of the Wild》
1:《ケンリスの変身/Kenrith’s Transformation》
1:《食物連鎖/Food Chain》
1:《燃えがら蔦/Cindervines》
1:《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》
<Artifact:6>
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《魔力の櫃/Mana Vault》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1:《金属モックス/Chrome Mox》
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
<Planeswalker:1>
1:《レンと六番/Wrenn and Six》
腹ペコドラゴン、客を食う
フェイに呪われた王、コルヴォルドが戦場に出るか攻撃するたび、他のパーマネント1つを生け贄に捧げる。
あなたがパーマネント1つを生け贄に捧げるたび、フェイに呪われた王、コルヴォルドの上に+1/+1カウンターを1個置き、カードを1枚引く。
直観的にはやや複雑な挙動に見えますが、要約すると「出るたび、殴るたびデカくなってドロー」
すべてが自己完結している強いタイプの能力です。
ボードアドバンテージをハンドアドバンテージに変換するイメージですが、それにともなって本体が大きくなるのが素晴らしく、統率者ダメージを狙うのも難しくありません。
しかも、自分自身の能力だけでなく、他のパーマネントが勝手に場から生け贄に捧げられても能力が誘発するため、組み合わせによってはそのままアドバンテージだけを享受することが可能です。
ただ、上の能力『捕食能力』と下の能力『消化成長能力』は別になっていて、それぞれ誘発してスタックに乗る点には注意。
『捕食能力』が誘発しスタック上にあるとき、コルヴォルドが除去されてしまった場合、生け贄は要求されますが『消化成長能力』は誘発しません。
除去にたいしてのディスアドバンテージが大きいので、他のプレイヤーの状況をしっかりと把握しケアしましょう!
腹ペコドラゴン、去る者を追って泣く
アドバンテージを獲得できるとはいえ、場のパーマネントを生け贄に捧げ続けるのはいささか大変です。
裏を返せば、つねに場にパーマネントを供給できれば、つねに殴り続ける=アドを稼ぐことができる!
それにプラスして、それらパーマネントそのものに「生け贄」起動能力がついてればいうことありませんね!
という訳でそう言ったカードを採用していきましょう!
《金のガチョウ/Gilded Goose》
同じ時期に登場した新しいマナクリ。卵ではなく食物を生み、それを食って色マナを出します。
《豪奢の呪い/Curse of Opulence》
プレイヤーを対象としたエンチャント。トップ目に貼りつけて、みんなで殴りましょう!
《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》
ありとあらゆる空間から唱えられる無限の生け贄エンジン。赤ダブルシンボルが厳しいこともしばしば。
《レンと六番/Wrenn and Six》
土地を生け贄に捧げても、これさえあれば毎ターン土地が置ける! 奥義もつよつよ。
この中でも《豪奢の呪い/Curse of Opulence》は殴ったときに誘発するコルヴォルドの能力を非常に噛み合います。
政治力も合せて、ゲーム展開に強い影響を及ぼすことができるのでぜひ手札に持ってきたいところ。
土地をバンバン伸ばしていくカードも多く採用しているので《不屈の追跡者/Tireless Tracker》から生成される《手掛かり・トークン》も丁度良い生け贄先になります。
そして、不退転の覚悟を決めれば、この『消化成長能力』は凄まじい数のドローを与えてくれます。
というのも、パーマネントを大量生け贄にできるギミックを搭載できれば、その数だけドローに変換されるためです。
一気に消費して、ハンドアドバンテージを獲得するというオールインギミックを探していきましょう!
《汚物の雨/Rain of Filth》
土地に新たに「生け贄にすると黒マナを生む」を付与するカード。
《資源の浪費/Squandered Resources》
上記の色マナバージョン。エンチャなのでずっと使えます。土地がないなった…
《暗黒への突入/Plunge into Darkness》
生け贄+ライフ回復+サーチと大盤振る舞い。双呪でも軽いのが良し。
これらのギミックによりコルヴォルドのお腹をパンパンにし、大量のドローをした先に何があるかというと――
腹ペコドラゴン、無限の食料を発見する
《食物連鎖/Food Chain》
色さえ合えばどこにでも、どのデッキでも採用できてしまうスーパーカード。
いつもの。
《不死身、スクイー》の登場により、緑赤を含んだ統率者ではこの<フードチェインコンボ>が非常に使いやすくなりました。
しかもこのコンボ、コルヴォルドにとっては無限ドローになるのです!
食物連鎖コンボ
- 《不死身、スクイー》を場か、墓地か、追放領域か、手札に用意する。場以外であれば唱える。
- 《食物連鎖》を場に出し、起動。コストは《不死身、スクイー》
- 《不死身、スクイー》が追放され、赤4マナを生み出す。(生物限定マナ)
- 赤4マナから赤3マナを使い、追放領域から《不死身、スクイー》を唱える。
- ふたたび《食物連鎖》を起動しマナを生み出す。これらの挙動を繰り返し赤マナを無限に生み出す。
- その後《不死身、スクイー》から緑マナ無限と黒マナ無限を生み出す。
(無限赤マナを消費して《不死身、スクイー》を唱え続ける) - 無限緑・赤・黒マナが出ている状態で《フェイに呪われた王、コルヴォルド》場に出す。
(好きな色マナを生成すれば良し) - 《コルヴォルド》の能力が誘発。《不死身、スクイー》を生け贄にし、ドロー。
- 《コルヴォルド》をコストに《食物連鎖》を起動。赤マナを生み出し追放領域の《不死身、スクイー》を唱える。
- 無限マナを使い《コルヴォルド》をふたたび唱える。能力で《不死身、スクイー》を生け贄にし、ドロー。
- 以下繰り返しで無限ドロー。
やや面倒くさそうな手順ですが、いつものように《食物連鎖》で無限マナを出せばあとは流れでオッケー。
本体にドロー能力があるのでループさえ形成できればあとは好き放題。
このデッキの真の統率者、実力者は《不死身、スクイー》と言っても過言ではないかもしれません。
マナさえあれば、ありとあらゆる領域から唱えられる関係上、絶対に喪失しない生け贄材料として非常に重宝します。
大量のサーチカードを積んでいる今回のデッキですが、なにはなくとも《不死身、スクイー》を呼び込みましょう!
いつものコンボ以外にも次のコンボを採用します!
波止場の恐喝者コンボ
- 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》と《ティムールの剣歯虎》を場に出しておく。
- 相手の場に5つ以上のアーティファクト・エンチャントがある状態で《波止場の恐喝者》を場に出す。
- 誘発能力で《宝物・トークン》が5つ生成される。
- 《宝物・トークン》を2つ使い《ティムールの剣歯虎》の能力を起動。《波止場の恐喝者》を手札に戻す。
- 《宝物・トークン》が生け贄にされたことで《フェイに呪われた王、コルヴォルド》の能力が誘発しドロー。
- 《波止場の恐喝者》をふたたび場に出す。
- 以下繰り返しで無限マナ・無限トークン
統率者2019で登場した《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》による無限コンボです!
このカードはヤバイ。《宝物・トークン》という手法によってマナ加速するのがエッジが効いており、いろいろな悪用方法が考えられます。
《コルヴォルド》ではその符合により即座に無限ドローが成立!
他にもアーティファクトを条件としたコンボやギミックなどにも応用できるので、赤を含んだ統率者ではどんどん悪巧みに使いましょう!
さて無限ドローを形作ったところでまだ勝利にはなりません。
<波止場の恐喝者コンボ>であれば、無限パワーになるのでひとりずつ殴っていけば勝てますが<食物連鎖コンボ>はただ際限なく引けるだけ。(だけ?)
なので決め技として、このカードを採用し、勝利をもぎ取りましょう!
《波乱の悪魔/Mayhem Devil》
パーマネントが生け贄に捧げられると火力を飛ばす新顔。
当時のスタンダードでも活躍していた生け贄を誘発条件としたバーン能力をもつ悪魔。
こいつを横に並べておけば、あっという間にすべてのプレイヤーのライフを削り切ってくれます。
このほかにも、
《血の芸術家/Blood Artist》
《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》
《ファルケンラスの貴族/Falkenrath Noble》
らのドレイン兄弟を横においておいても勝てるので、もしデッキに勝ちパーツが足らないと感じたら、これらのカードを採用すると良いでしょう。
プレイングガイド
プレイングの流れ
- マナクリなどでマナ加速をする。
- 生け贄確保エンジンを用意しておく。(《不死身、スクイー》)
- 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》を場に出す!
- 殴りながらハンドアドを稼ぐ。
- 殴りきれない場合にはコンボで焼き切る!
勝ち筋
- 殴る
《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》+生け贄エンジン - <食物連鎖コンボ>
《食物連鎖/Food Chain》+《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》+《波乱の悪魔/Mayhem Devil》 - <波止場の恐喝者コンボ>
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》+《ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth》+《波乱の悪魔/Mayhem Devil》
苦手
自分自身よりコンボ速度が速いデッキは苦手です。
色的に相手を妨害するのが苦手(カウンター等がない)なので、最速コンボオールインデッキには文字通り遅れをとることもしばしば。
ただ、巨大化していく飛行クロックなので、妨害は他のプレイヤーに任せて、殴り倒しにいきましょう!
序盤のマナ加速をマナクリに頼っているので、綺麗に対処されると《コルヴォルド》の着地が遅くなってしまう危険性があります。
《踏査/Exploration》などの土地での加速もあわせているので相手の色に合わせてハンドのキープ基準を変えていきましょう!
黒や赤は序盤からクリーチャーを焼いてくるカラーなので要注意!
白は中盤以降から土地に触ってくることもあるので、相手の挙動には神経を使いましょう!
まとめ
結婚式で変身してしまって来賓をぜんぶ食べちゃった系貴族《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》をご紹介いたしました!
生け贄を要求するものの、潤沢なハンドやパワーアップによる対戦相手への圧力でゲームを支配できるデザインはいかにも統率者らしく、非常に楽しいカードです。
デッキの構築上、コルヴォルドが出てこれないとほとんどゲームに参加できないレベルですので、可能な限り早く唱えてあげると良いでしょう。
色もジャンドカラーと強力で、同じカラー最強と思われる《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》と遜色ないレベルで戦うことができるでしょう!
ではでは次のジェネラルでお会いしましょう! 素敵な統率者ライフを!
スポンサーリンク
ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。cWizards of the Coast LLC.