統率者戦・EDHにおける固有色が単色でも採用できる無限マナコンボをご紹介します。
mtgでは厳密には”無限”という概念は存在しないので、「望むだけの数」を生み出すことを目的としたコンボを総称して無限マナコンボと呼んでいます。(200憶マナくらいあれば十分でしょう!)
マナはマジックのすべての基本となる燃料、これが無限にあれば手札にある呪文はもちろん唱え放題。X呪文があればありったけを注ぎ込めますし、起動に必要なコストがマナのみであれば起動能力も望むだけ起動することが出来ます!
統率者の能力にこの注ぎ先が用意されていると、無限マナを成立させた時点でほぼ勝ちが確定するため、マナによる起動能力を持つ統率者ではこの無限マナコンボを目指して戦っていく者もあります。
呪文やパーマネントの能力の組み合わせによって発生する、行ったり来たりの起動の応酬こそ無限マナの基盤です。
無限マナの動きだけではなく、それぞれのコンボパーツが持つ特性や弱点などを理解して初めて無限マナコンボを使いこなせるといっても過言ではありません!
しっかりと使い方を理解した上で万全の体制で並み居る強豪を迎え撃ちましょう!
このページでは、
- 固有色
- 無限マナのタイプ:無色無限マナ/有色無限マナ
による種別で記載しています。デッキの固有色に合ったコンボをご参考ください。
無限マナだけ発生させても勝利にはなりません。適切な注ぎ先を用意して、そこにぶち込むのだ!
無限マナのフィニッシャーになるカードについては以下のページにまとめてありますのでご参考ください!
無限マナコンボからのフィニッシュ手段・注ぎ先をご紹介。無限マナは成立した! でもそこからがない……ではゲームに勝利することはできません。もちろん手札にあるカードを唱えつくすことは可能にはなるでしょうが、せっかく無限マナまでたどり着[…]
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無色
ここでは固有色が『無色』の無限マナコンボをご紹介します。
それほど選択肢が多くないものの、どのデッキであっても採用できるという強みがあり、デッキによってはこのコンボをまっ直線に狙うタイプも存在します。
無色という特性ゆえにアーティファクトによるコンボが主体で、これのサーチを得意とする青いデッキではこのコンボが大の得意。裏を返せば、青いデッキかつ統率者がマナの注ぎ先になり得るものであれば、これらのコンボが搭載されていると踏んでおいて損はありません。キープ基準にはお気をつけを!
バサルトブライト
無色無限マナ
カードタイプ
アーティファクト
コンボパーツ
コンボパーツ1《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
玄武岩のモノリス/Basalt Monolith |
---|
(3) |
玄武岩のモノリスはあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。 |
コンボパーツ2《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth |
---|
(3) |
あなたが能力を起動するたび、それがマナ能力でない場合、あなたは(2)を支払ってもよい。そうした場合、その能力をコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。 |
コンボの挙動
- コンボパーツを場に2つ揃える。
- コンボパーツとは別に2マナが生み出せる状態にしておく。
- 《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》から(◇)(◇)(◇)を生み出す。
- 3マナを支払い《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》の『アンタップする能力』を起動する。
(モノリスから生み出した3マナでオッケー) - 起動した能力を対象とする。
2マナを支払い《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》でコピーする。 - これにより《玄武岩のモノリス》のアンタップする能力が2回使用できるようになる。
※アンタップで使う3マナ+コピーのための2マナ合計5マナを消費。 - 『コピーされたアンタップ能力』を解決。
《玄武岩のモノリス》がアンタップされる。 - 《玄武岩のモノリス》から(◇)(◇)(◇)を生み出す。
- 『本来のアンタップ能力』を解決。
《玄武岩のモノリス》がふたたびアンタップされる。 - 《玄武岩のモノリス》から(◇)(◇)(◇)を生み出す。
※合計(◇)(◇)(◇)(◇)(◇)(◇)がマナプールに加わる。 - 発生するマナ(6マナ)-消費するマナ(5マナ)のため、上記挙動を繰り返すたびに(◇)が1つずつ増える。
- 以下繰り返しで無色無限マナが成立。
バサルトブライトの特徴
アーティファクト2種を使用した無色無限マナコンボです。
『アンタップ能力』をコピー、と言われるとややピンとこない感じもありますが、ひとつずつ丁寧に処理していけばさほど難しい挙動はしていません。
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》がやや癖のあるアーティファクトなので、ルールやスタックの概念などについて理解を深めておくと良いでしょう!
このコンボには以下のようなメリットが存在します。
同じカードタイプなので揃えやすい
どちらのコンボパーツもアーティファクトであるため、同じサーチ方法で手札および場に揃えることが出来ます。青はこのタイプのサーチが得意なので、タッチ青の統率者では比較的容易に決めることが可能です。
またどちらも3マナであるため《戦利品の魔道士/Trophy Mage》でサーチできます。ブリンクなどを使って一気に揃えて度肝を抜いてやりましょう!
コンボパーツがマナファクトなので決めやすい
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》はコンボパーツとしてのみではなく優良なマナファクトとしてしばしばデッキに投入されます。それは対戦相手も使用しがちということ!
自分で探したり唱えたりすることなくコピーをすることでコンボに突入することが出来るのです! 主なコピーカードは、
- 《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
青いアーティファクト・クリーチャー。4マナ。生物にもコピー可能。 - 《彫り込み鋼/Sculpting Steel》
CIPで場にあるアーティファクトのコピーになれるアーティファクト。3マナ。
余剰のマナがあればインスタントタイミングですべて解決できる
アンタップ能力が起動能力であり、なおかつマナ能力を絡めたコンボなので、たとえアンタップ能力にスタックして除去しようとしても、追加でマナを支払いその上からスタックを乗せられると、除去の上からコンボを成立させることが可能です。
これを防ぐためには【刹那】呪文を使うなどやや特殊な方法で妨害しなければならず、一度揃ってしまえばかなりの確率で無限マナまで持っていける特性を持ちます。
バサルトブライトを採用しやすい統率者
- 無色の起動コストを持つ統率者全般
- 《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》
※下記に詳細あり。 - アーティファクトをサーチしやすい統率者全般
代用可能なカード
アンタップの起動能力のコストを軽減させることができれば、上記コンボと同じ挙動が可能となります。特殊な挙動である《ブライトハースの指輪》と同じ処理ではありませんが、2枚の組み合わせで同じ結果をもたらすカードは複数枚存在します。
《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》
黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker |
---|
(1)(赤/白)(赤/白) |
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental) 狐(Fox) |
相棒 ― あなたの開始時のデッキに入っている各パーマネント・カードが、それぞれ起動型能力を持っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、あなたがソーサリーを唱えられるときならいつでも、(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。) |
3/3 |
イコリアで登場したエレメンタル・狐。起動能力のためのコストが2下がるという常在型能力を持つため《玄武岩のモノリス》のアンタップコストが1(!)になってしまうという破格の状態をもたらします。マナ能力のためのコストは減らせませんが、アンタップのためのコストなので全く問題ありません。
《厳かなモノリス/Grim Monolith》でもまったく同じコンボが可能!
レガシーではこのカードをメインとした<ザーダ・コンボ>デッキが一時猛威を振るいましたが、【相棒】システムそのもののパワーレベルエラッタにより数を減らすこととなりました。とほほ。
EDHでは、ザーダを統率者にすることでこのコンボを最速で狙うデッキも存在するほど。かなりのスピード感を持つコンボになります。
《Power Artifact》
Power Artifact |
---|
(青)(青) |
エンチャント — オーラ(Aura) |
エンチャント(アーティファクト) エンチャントされているアーティファクトの起動型能力のコストは、それを起動するためのコストが(2)少なくなる。この効果は、そのコストに含まれるマナの点数を1点未満に減らせない。 |
古のエンチャント・オーラ。エンチャントしたアーティファクトの起動コストを(2)も減らしてくれます。申し訳程度に1点未満にはならないとありますが、正直2マナも減ったら十分すぎる! 《玄武岩のモノリス》に限らず《厳かなモノリス》でも可能なのはザーダと一緒。エンチャントとアーティファクトの組み合わせのため、なかなかサーチするのが難しいという問題はありますが、コンボが代用できる枚数が増えるだけでも十分ありがたい存在です。値段はちっともありがたくありませんが……
対処方法
アーティファクトの起動を封じる
マナ能力にせよ、アンタップ能力にせよ「アーティファクトの起動」が重要なコンボになるため、これらの挙動を封じてしまうのが一番手っ取り早い手段となります。
破壊をするのは上記のメリットにもあるようにインスタントタイミングで抜けられてしまうため最初から起動できなくしてしまいましょう!
- 《無のロッド/Null Rod》
アーティファクトの起動能力を封じるアーティファクト。ぬるろ。 - 《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
《無のロッド》を内蔵した2マナの緑のクリーチャー。最速で叩きつけるのだ! - 《石のような静寂/Stony Silence》
白いエンチャント。2マナ。《無のロッド》とまったく同じテキスト。
【刹那】呪文で妨害する・ぶっ壊す
余剰のマナがあればアンタップ能力をさらに上書きすることで除去から逃れられるというのは書いてきた通りですが、これをさせずにぶち壊す方法があります。
そう、【刹那】呪文です!
スタックを乗せられなくなるこの呪文にかかれば、破壊されることは確定的に明らかなのです!(ただしマナ能力はスタックできるので注意!)
- 《クローサの掌握/Krosan Grip》
緑の【刹那】呪文。置物を破壊。素直にぶち壊すべし。 - 《捕縛の言葉/Word of Seizing》
赤い【刹那】呪文。パーマネントのコントロールを奪います。 - 《計略縛り/Trickbind》
青い【刹那】呪文。起動・誘発能力を打ち消し、再起動を封じます。
無限起動を逆手に取る
無限にタップ・アンタップを繰り返す――となれば、あの妨害置物がむくりと首をもたげます。自分自身が墓地を肥やすデッキだとなお使いやすいカードです。
- 《催眠の宝珠/Mesmeric Orb》
アーティファクト2マナ。プレイヤーがパーマネントをアンタップすることでそのプレイヤーのライブラリーを1枚切削する。
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白
白を含む固有色で使用できる無限マナコンボ。
数は多くありませんが、単色でも成立する無限マナコンボがあるため、注ぎ先に統率者がある場合には積極的に採用したいコンボです。
今後、白に強力な統率者が登場した際にはこれらのコンボが火を噴く場合もあります。要チェック!
サルベイジャーコンボ
有色無限マナ
カードタイプ
クリーチャー&アーティファクト
コンボパーツ
コンボパーツ1《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》
オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers |
---|
(3)(白) |
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier) |
(1)(白):あなたの墓地にある、点数で見たマナ・コストが1以下のアーティファクト・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。 |
2/4 |
コンボパーツ2《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond |
---|
(0) |
あなたの手札を捨てる,ライオンの瞳のダイアモンドを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ3点を加える。この能力は、あなたがインスタントを唱えられるときにのみ起動できる。 |
コンボの挙動
- 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》を場、手札、墓地のいずれかに用意しておく。
※ここでは場にあるとする。 - 《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》を場に出す。
- 《ライオンの瞳のダイアモンド》を起動。
生け贄に捧げ、手札をすべて捨て、白3マナを生み出す。 - 《オーリオックの廃品回収者》の能力を起動する。
※白3マナ-白2マナが残る。 - 対象を《ライオンの瞳のダイアモンド》とし手札に加える。
- 戻した《ライオンの瞳のダイアモンド》を唱える。
- 以下繰り返しで白が1マナずつ増える。
※十分な白マナを生み出したら、それ以降は好きなマナを生み出せる。 - 以下繰り返しで有色無限マナが成立。
サルベイジャーコンボの特徴
高額マナファクトである《ライオンの瞳のダイアモンド》――通称LEDを使った無限ループマナコンボです。なかなか今からこのカードを買おうと思うと度胸がいる値段となってしまっていますが、やはり強力なカードなので持っていると嬉しい…! 使えばタダ!
いくつかの特徴、メリットが存在するのでご紹介します。
“ほぞ”なのでサーチしやすい
0マナファクトがコンボパーツを担っているため、いわゆる”ほぞ”になります。
サーチ手段がやや増加するので、青を含んでいる場合にはありがたい条件となります。
《粗石の魔道士/Trinket Mage》はフィニッシャーになり得る《歩行バリスタ/Walking Ballista》もサーチできるので噛み合いばっちり!
無限キャストが同時に成立している
何度も手札から唱えているので、無限キャスト――ストームとの相性も抜群。
《霊気貯蔵器》などが場にあればそのまま50点ビームが撃ち放題!
コンビになるパーツがアーティファクトであれば、たとえなんらかのアクシデントで墓地に落ちてしまっても、回収者が必死に回収してくるので無駄がありません。
望む色の無限マナとして運用できる
回収するのに十分な白マナが確保できれば(500兆白マナくらいあれば十分でしょう)あとは好きな色マナに変換して回収を繰り返せるので、白をタッチしていれば好きな色を延々と生み出すことが可能です。あとは好きなフィニッシャーでファイア!
墓地にあるすべてのアーティファクトが再利用可能
無限マナが成立後に《オーリオックの廃品回収者》の能力を別のアーティファクトを対象とすれば、墓地にあるすべてのアーティファクトを再度利用することが可能です。
起動コストでサクり、ドロー(《ミシュラのガラクタ/Mishra’s Bauble》)やダメージを与える能力を持つもの(《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》:固有色赤)などがあれば、そのままほぼ勝ち!
サルベイジャーコンボを採用しやすい統率者
- 《帰還した王、ケンリス/Kenrith, the Returned King》
色マナの無限起動といえばこの人。なんでもできる。勝ち! - 《エーテリウム造物師、ブレイヤ/Breya, Etherium Shaper》
アーティファクトの回収と無限マナが噛み合い良し。無限バーン!
代用可能なカード
残念ながら《Black Lotus》が禁止されているので代用できるコンボパーツは現状では存在しません。代用可能なカードも解禁されるはずもなく……
今後起動生け贄で2マナでもでれば、廃品回収者の起動コストを下げることで同じような挙動が実現可能にはなりますが、そんなカードが刷られることがあるだろうか……
対処方法
サルベイジャーをさっさと除去する
インスタントタイミングでこのコンボを成立させるのは他のパーツがどうしても必要になります。いち早くサルベイジャーを除去できればコンボは不発に終わります。
《ライオンの瞳のダイアモンド》をカウンターしても結局は回収されてしまうので、マスターピースである《オーリオックの廃品回収者》に退場してもらいましょう。
アーティファクトの起動を封じる
LEDからマナが出なければ絶対に成立しないので、アーティファクトを沈黙させるのはスマートな妨害方法です。
サルベイジャーを採用しているデッキということは、アーティファクトへの依存度は高く、そこに干渉できればかなりの摩擦になること間違いなし。他のプレイヤーへの影響力も高いので、自身に問題がなければ投入することでナチュラルキラーになってくれます。
- 《無のロッド/Null Rod》
アーティファクトの起動能力を封じるアーティファクト。ぬるろ。 - 《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
《無のロッド》を内蔵した2マナの緑のクリーチャー。最速で叩きつけるのだ! - 《石のような静寂/Stony Silence》
白いエンチャント。2マナ。《無のロッド》とまったく同じテキスト。
アーティファクトの連続キャストを咎める
無限マナコンボのご多分に漏れず、何度も唱えるという挙動が肝になるので、それを咎めてやりましょう。《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed》などの疑似的な妨害手段もかなり有効です。必要なマナが出る前に丸焦げになることでしょう!
- 《法の定め/Rule of Law》
白いエンチャント。3マナ。すべてのプレイヤーは自分のターンに1つしか呪文を唱えられない。 - 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
白いアーティファクト・クリーチャー。上記のアーティファクト呪文を除いた能力を内蔵。 - 《エメリアのアルコン/Archon of Emeria》
白いクリーチャー。《法の定め》に加えて、対戦相手に基本でない土地をタップインさせる能力を持つ。
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青
青を含む固有色で使用できる無限マナコンボ。
アーティファクトを支配下におく青は、それとの組み合わせによる無限コンボが得意です。サーチの安定性も相まって非常に強力なコンボなので青い統率者の場合には採用を検討してみてはいかがでしょうか!
またフリースペルクリーチャーの存在は大きく、これを活用することによってクリーチャーからでも無限マナを生み出すことが可能です!
セプターコンボ
2020年現在における有力な無限マナコンボの一角。
上記カードと3マナ以上が出るパーマネントが場に存在すれば即座に無限マナが発生します。詳細についてはこちらの記事をご参考ください。
2020年現在における有力なコンボをご紹介。カジュアルフォーマットといえども統率者戦においても『環境』が存在します。通常の構築戦ほどの速いメタゲームの流動とはいかないまでも、"いま"強い統率者や特定のカードが良く使われる、などの流れがあ[…]
パリンクロンコンボ
有色無限マナ
カードタイプ
クリーチャー&インスタント/クリーチャー/アーティファクト/エンチャント
コンボパーツ
コンボパーツ1《パリンクロン/Palinchron》
パリンクロン/Palinchron |
---|
(5)(青)(青) |
クリーチャー — イリュージョン(Illusion) |
飛行 |
4/5 |
<マナが倍増するカード>
High Tide |
---|
(青) |
インスタント |
ターン終了時まで、プレイヤーがマナを引き出す目的で島(Island)をタップするたび、そのプレイヤーは追加で(青)を加える。 |
コンボの挙動
- 《島/Island》が7つ以上ある状態で《High Tide》を唱える。
- これにより土地7つから合計14マナが出るようになる。
- 土地7つから青14マナを生み出す。
- 《パリンクロン/Palinchron》を場に出す。
※14マナ-7マナ=7マナが残る。 - 《パリンクロン》の能力が誘発。土地7つをアンタップする。
- さきほどマナを生み出した《島/Island》をアンタップする。
- アンタップされた土地からふたたび14マナを出す。
※残7マナ+14マナ=21マナがマナプールに存在。 - 《パリンクロン》の能力を起動。手札に戻す。
※21マナ-4マナ=17マナが残る。 - 以下繰り返しで青無限マナが成立。
パリンクロンコンボの特徴
《パリンクロン/Palinchron》の能力を最大限に活かした無限マナコンボです。
突出してカードパワーの高いこのフリースペルクリーチャーはどこでも悪さをしますが、統率者戦でもご多分に漏れず大いに暴れています。
そもそもの能力の有用性の他にもコンボとしての優位性がいくつもあります。
青マナにかぎらず有色無限マナになる
土地を介した無限ループコンボであるため、島でなくとも良い点がメリットの一つ。本体や起動能力コストに必要な青青が出せれば色は問題がないので、他の土地、たとえば《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》も含ませることで素早くコンボに必要なマナをねん出することさえ可能です。多色であれば実質すべての色の無限マナコンボになる、というのが強み。
ただし、タップや起動によって『ダメージを与える土地』とは相性が悪く、ライフがみるみるうちに減っていってしまいます。《真鍮の都/City of Brass》とか注意!
そもそもフリースペルが強い
マナの概念をぶち壊すフリースペルはそもそも極悪。マナを(実質)使用することなく盤面にクリーチャーの数を増やせてしまうため上記の《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》のような相性の良いカードとの組み合わせは非常に危険です。
ブリンクさせることでマナが増える(!?)というバグ技じみた動きさえ存在するので、やはりフリースペルは巨悪……
これがすぐに決められる統率者がいる
ほぼ2枚コンボのような統率者が存在するため非常に強力。もちろん無限マナだけでは勝てず他の勝ち筋がなければいけませんが、まず無限マナが出れば勝ちみたいなものでしょう!
注ぎ先を多めに採用していたり、チェーンコンボのようにつぎつぎに展開するなどの方法もあるのでこの《パリンクロン/Palinchron》の強さは明らかです!
統率者については下記を参照ください。
代用品がものすごく多い
ここでは《High Tide》でのコンボをご紹介していますが《パリンクロン/Palinchron》さえいれば結構な代用品が存在し、それぞれの色でこのコンボを使うことが出来ます。
他のカードタイプでの組み合わせもあるので、それぞれデッキのコンセプトや得意科目に合わせてコンボを目指すことが出来るのもこのコンボの強みです!
パリンクロンコンボを採用しやすい統率者
- 《冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated》
CIPが2回誘発するマン。1枚コンボ。(黒)(緑)(青)と色も強い! 下記詳細。 - 《東の樹の木霊/Kodama of the East Tree》&《千の顔の逆嶋/Sakashima of a Thousand Faces》
【共闘】の組み合わせ。パリンクロンに化けて、木霊で出す。これだけ!
代用可能なカード
土地から出るマナを増やす、あるいは《パリンクロン》の誘発回数を増やす、またはフリースペルで戻ってくるマナより少ないマナで《パリンクロン》を場に出す、などができれば上記のコンボと同じ成果が得られるので、様々なパーツで代用することが可能です。
カードタイプも多岐に渡り、色も選びたい放題!
《かごの中の太陽/Caged Sun》
かごの中の太陽/Caged Sun |
---|
(6) |
アーティファクト |
かごの中の太陽が戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。 あなたがコントロールする、その選ばれた色のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。 いずれかの土地の能力によりあなたのマナ・プールにその選ばれた色のマナが1点以上加えられるたび、その色のマナ1点を追加で加える。 |
マナ倍置物。おいてあるだけで《High Tide》と同じような状態になります。
アーティファクトなので何色でもオッケー。ただし選んだ色だけ倍増するので単色の方が恩恵が大きい1枚です。マナを倍増させるカードはデザイナーが気に入っているようでいくつもの亜種が存在するので、それぞれの色や役割に合わせて採用してあげると良いでしょう!
マナ倍増置物についてはこちらを参照ください。
《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》
狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator |
---|
(4)(青)(青) |
クリーチャー — スピリット(Spirit) |
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。) |
5/5 |
ブリンクといえばこれ。場に出たときに他のクリーチャーとペアになり、そのペアとの能力を共有するような能力を【結魂】と称しますが、ブリンクを持つのが《狙い澄ましの航海士》です。本体が6マナとかなり重いものの、ブリンクのコストが2マナと驚異的に軽いので、これを組み合わせることでお手軽に無限マナへと変貌します!
- 《パリンクロン/Palinchron》と《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》を場に揃え【結魂】する。
- 《狙いすましの航海士》の能力を起動。2マナを支払い、それぞれをブリンクする。
- 場に戻ったことにより《パリンクロン》の能力が誘発。
土地が7つアンタップされる。 - これにより消費2マナから7マナが戻ってくるため起動するたびに5マナずつ増える。
- 以下繰り返しで無限マナが成立。
これ以外にもブリンクできるクリーチャーが存在するので、それらと組み合わせても無限マナが成立!
- 《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》
白。(◇)(2)でブリンク。無色マナがいるので土地の構成や配分には注意。 - 《祝福されたエミエル/Emiel the Blessed》
緑白。(3)でブリンク。固有色として上記カードを統率者として使用できないのが残念。
《騙し討ち/Sneak Attack》
騙し討ち/Sneak Attack |
---|
エンチャント |
(3)(赤) |
(赤):あなたは、あなたの手札にあるクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。そのクリーチャーは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーを生け贄に捧げる。 |
一時的にクリーチャーを踏み倒して場に出すエンチャント。赤らしい衝動的かつド派手な能力が魅力です。エムラクールなどの巨大なエルドラージをぶん投げて盤面を壊滅させたりするのにしばしば使用されますが《パリンクロン》と組み合わせれば無限マナ!
- 手札に《パリンクロン/Palinchron》、場に《騙し討ち/Sneak Attack》を揃える。
- 土地7枚から赤含み7マナ以上を生み出しておく。
- 赤マナを使用し《騙し討ち》の能力を起動。
手札の《パリンクロン》を場に出す。
※7マナ-赤1マナ=残6マナ - 《パリンクロン》の能力が誘発。7つの土地をアンタップする。
- さきほどアンタップした土地からマナを出す。
※残6マナ+7マナ=合計13マナ - 《パリンクロン》の能力を起動。青ダブルシンボル4マナを消費し、手札に戻す。
※13マナ-4マナ=残9マナ - ふたたび《騙し討ち》を起動し、手札の《パリンクロン》を場に出す。
- 以下繰り返しで無限マナが成立。
《冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated》/《パンハモニコン/Panharmonicon》
冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated |
---|
(2)(黒)(緑)(青) |
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental) ホラー(Horror) |
接死、絆魂 |
3/5 |
パンハモニコン/Panharmonicon |
---|
(4) |
アーティファクト |
アーティファクト1つかクリーチャー1体が戦場に出たことによりあなたがコントロールするパーマネントの誘発型能力が誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。 |
CIPが2回誘発するマン。マン? CIP好きにはたまらない能力ですさまじいアドをもたらしてくれます。そもそもCIP持ちクリーチャーはマナ効率が良くお得感が強いカードですが、さらにそれを上回る多幸感が味わえます!
《パリンクロン》との組み合わせでは、アンタップ能力が2回誘発するので、それに合わせてマナを生み出してあげるだけで実質マナ倍!
CIPの増加によって成立するので《パンハモニコン/Panharmonicon》でも代用可能です。
- 《冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated》が場にいる状態で《パリンクロン/Palinchron》を場に出す。
- 《パリンクロン》のCIPが2回誘発する。
- 一回目の誘発を解決。土地が7つアンタップする。
- アンタップした土地から7マナを生み出す。
- 二回目の誘発を解決。土地が7つアンタップする。
- ふたたびアンタップして土地から7マナを生み出す。
※合計14マナ。 - 《パリンクロン》の能力を起動。4マナを支払い手札に戻す。
※14マナ-4マナ=10マナ残る。 - 手札から《パリンクロン》を唱える。
※10マナ-7マナ=3マナ残る。 - 繰り返すたびに3マナずつマナが増える。
- 以下繰り返しで有色無限マナが成立。
対処方法
CIPを誘発させない・起動させない。
《パリンクロン/Palinchron》のCIPによるコンボギミックなので、そもそも誘発しなければコンボは成立しえません。ピンポイントにこれを消し去るパーマネントがあるのでそれらを活用しましょう!
- 《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
2マナ。アーティファクト。クリーチャーのCIPを封じます。 - 《トカートリの儀仗兵/Tocatli Honor Guard》
白いクリーチャー。2マナ。上記カードを内蔵。
また起動能力によるセルフバウンスがこのコンボの肝の一つなので、これを封じるのも手段として有効です。
- 《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
アーティファクト。起動能力を封じる。 - 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
白。クリーチャー。起動能力許さない天使。 - 《謙虚/Humility》
白。エンチャント。すべてのクリーチャーを無力化。 - 《計略縛り/Trickbind》
青。【刹那】呪文。能力を打ち消し、再起動を封じます。
パリンクロンを打ち消す
起動能力によるセルフバウンスが出来てしまうため、唱えることに成功してしまうとこれを除去するのは大変。マナが潤沢であれば4マナを支払って逃げてしまいます。
完全に安全に対処するにはやはりカウンターで沈めるのがベスト!
色によってはこれを採用できないためやや防御方法としては限定的ですが、そこは青に任せましょう!
繰り返し唱える行為を咎める
手札に戻す挙動があるため、何度も唱えるのが重要になります。他の能力で場を行ったり来たりするのを止めることはできませんが、コンボのルートをひとつ潰せるだけでも大事。
これ以外のコンボへの抑止力にもなるので、これらのパーマネントを駆使して妨害しましょう!
- 《法の定め/Rule of Law》
白いエンチャント。3マナ。すべてのプレイヤーは自分のターンに1つしか呪文を唱えられない。 - 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
白いアーティファクト・クリーチャー。上記のアーティファクト呪文を除いた能力を内蔵。 - 《エメリアのアルコン/Archon of Emeria》
白いクリーチャー。《法の定め》に加えて、対戦相手に基本でない土地をタップインさせる能力を持つ。
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潮吹きの暴君コンボ
有色無限マナ
カードタイプ
クリーチャー&アーティファクト
コンボパーツ
コンボパーツ1《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant |
---|
(5)(青)(青)(青) |
クリーチャー — ジン(Djinn) |
飛行 |
5/5 |
コンボパーツ2『マナコスト以上のマナが出るマナファクト』2つ以上
コンボの挙動
- 少なくとも1枚以上『マナコスト以上のマナが出るマナファクトA』を場に出しておく。
※ここでは《魔力の墓所/Mana Crypt》とする。 - 手札にもう1枚以上『マナコスト以上のマナが出るマナファクトB』を用意しておく。
※ここでは《太陽の指輪/Sol Ring》とする。 - 《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》を場に出す。
- 《魔力の墓所》をタップして(◇)(◇)を生み出す。
- 手札の《太陽の指輪》を唱える。
※(◇)(◇)-(1)=(◇)が残る。 - 呪文を唱えたため《潮吹きの暴君》の能力が誘発する。
- 対象をタップ状態の《魔力の墓所》とし、手札に戻す。
- 《太陽の指輪》をタップして(◇)(◇)を生み出す。
※(◇)(◇)(◇)がマナプールに残っている状態。 - 手札の《魔力の墓所》を唱える。
※(◇)(◇)(◇)-(0)=(◇)(◇)(◇)が残る。 - 呪文を唱えたため《潮吹きの暴君》の能力が誘発。タップ状態の《太陽の指輪》を手札に戻す。
- 以下繰り返しで無色無限マナが成立。
潮吹きの暴君コンボの特徴
屈指のカードパワーを誇る《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》の能力を利用した無限マナコンボです。
青トリプルシンボル8マナとかなりの重量級ではありますが、そのパワーはコストに相応しい代物。能力の性質も相まってかなり強力なコンボとなっています。
『唱えた』を誘発条件とするためカウンターに強い
《潮吹きの暴君》の誘発要件が『唱えた』ことであるため、たとえコンボパーツをカウンターされたとしてもバウンスが誘発します。もちろん次に続けるには別のコンボパーツが必要になってしまいますが、誘発漏れがなく、万が一の際には対戦相手のパーマネントをバウンスしてやるなどしてディスアドを減らすことも可能です。
マナファクトからスタートできるコンボのためパーツが浮かない
コンボパーツはコンボパーツとしてのみの機能であるとキープしにくかったり、準備が揃っていない序盤では無駄カードになりえます。ディスカードなどのアクシデントで墓地に送られ、墓地対策に巻き込まれてしまっては目も当てられません。しかしこのコンボではマナファクトがコンボパーツに早変わりするため、そういった心配がありません。
ただ《潮吹きの暴君》が上記のいかにもなコンボパーツであるため喪失には気を付けましょう!
無限ストームが同時に成立する
無限マナの性質として「無限マナだけあってもしょうがない」という側面がありますがこのコンボの場合は同時に無限ストームが成立するため、勝ち筋にアクセスできる確率が上がるという特典があります。もちろんこちらもストームの吐き出し先がなければ意味がないのは同じですが、デッキ内に複数の役割の違う勝ち筋が搭載できるのは明確なメリットです。
潮吹きの暴君コンボを採用しやすい統率者
- 《精霊の魂、アニマー/Animar, Soul of Elements》
コスト軽減能力があるため重い暴君を素早く展開できる。バウンス能力が噛み合い良し。 - 《ロフガフフの息子、ログラクフ/Rograkh, Son of Rohgahh》
お手軽無限ストーム。《変身/Polymorph》で変身!
代用可能なカード
ここではコンボパーツを《太陽の指輪/Sol Ring》などで紹介しましたが、マナコスト以上のマナを生み出せるパーマネントであればなんでも良く、そういった点ではかなりの代用範囲を誇ります。
また《太陽の指輪》と0マナパーマネントでもコンボが可能なので、0マナのアーティファクトなどを採用している場合には代用可能です。
以下の記事に0マナを含むアーティファクトを紹介しているのでご参考ください。
統率者戦では、マジックに存在するほぼすべてのカードを使うことができます。どんなカードを使おうか選ぶ時間はとても楽しい!だがしかし、マジックの歴史は長く、すべてを網羅することはおおよそ不可能、やはり使いやすいカードというものが存在します。こ[…]
対処方法
潮吹きの暴君を除去する
シンプルな対処方法。唱えるパーマネントが瞬速を持っていない限り、インスタントタイミングでコンボを成立させる方法はありません。
暴君にはなんら除去耐性がないのでさっさとご退場願いましょう!
繰り返し唱える行為を咎める
無限バウンスを利用した連続キャストコンボ。そのためキャスト回数を制限されればコンボは不発します。封じるべし!
- 《法の定め/Rule of Law》
白いエンチャント。3マナ。すべてのプレイヤーは自分のターンに1つしか呪文を唱えられない。 - 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
白いアーティファクト・クリーチャー。上記のアーティファクト呪文を除いた能力を内蔵。 - 《エメリアのアルコン/Archon of Emeria》
白いクリーチャー。《法の定め》に加えて、対戦相手に基本でない土地をタップインさせる能力を持つ。
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赤
赤を含む固有色で使用できる無限コンボ。
もともと瞬間的なマナ加速が得意なカラーではありますが、なかなかどうして無限マナコンボは成立しにくい傾向がありました。
しかし!
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》の登場によりかなりお手軽に無限マナを生み出すことが出来るようになりました! 序盤に放り投げてマナ加速するもよし、コンボに使うもよしと八面六臂の活躍を見せますねぇ。入手手段がかなり限定されているので早いところ再録が望まれます!
恐喝者コンボ
波止場の恐喝者/Dockside Extortionist |
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(1)(赤) |
ゴブリン(Goblin) 海賊(Pirate) |
波止場の恐喝者が戦場に出たとき、宝物(Treasure)トークンをX個生成する。Xは、対戦相手がコントロールしているアーティファクトとエンチャントの総数に等しい。(宝物トークンは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。) |
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2020年現在における有力な無限コンボの一角。
単体のカードパワーが異常なほど高く、使えば使うほどこのぶっ壊れ性能が染みてきます。
フリースペルもかくやといったカードパワー、汎用性に震えるべし!
詳細についてはこちらの記事をご参考ください。
2020年現在における有力なコンボをご紹介。カジュアルフォーマットといえども統率者戦においても『環境』が存在します。通常の構築戦ほどの速いメタゲームの流動とはいかないまでも、"いま"強い統率者や特定のカードが良く使われる、などの流れがあ[…]
ジェスカの意志コンボ
赤無限マナ
カードタイプ
ソーサリー&インスタント
コンボパーツ
《ジェスカの意志/Jeska’s Will》
ジェスカの意志/Jeska’s Will |
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(2)(赤) |
ソーサリー |
以下から1つを選ぶ。この呪文を唱える際にあなたが統率者をコントロールしているなら、あなたは両方を選んでもよい。 ・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの手札にあるカード1枚につき(赤)を加える。 ・あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚追放する。このターン、あなたはそれらをプレイしてもよい。 |
《反復/Reiterate》
反復/Reiterate |
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(1)(赤)(赤) |
インスタント |
バイバック(3)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(3)を支払ってもよい。そうした場合、その解決に際し、このカードをあなたの手札に加える。) インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。 |
コンボの挙動
- 自分の統率者を場に出しておく。
- 赤ダブルシンボルを含む9マナが出るようにしておく。
- 対戦相手の1人が手札が7枚以上ある状態にしておく。
- 《ジェスカの意志/Jeska’s Will》を両方のモードで唱える。
『手札が7枚以上の対戦相手を対象とし赤7マナを生み出す。
ライブラリートップから3枚を追放する。(無限マナには関係なし)』
が、スタックに乗る。 - 《ジェスカの意志》を解決前にバイバック込みで《反復/Reiterate》を唱える。
コピー対象は《ジェスカの意志》 - 《反復》を解決し、コピー《ジェスカの意志》がスタックに乗り、バイバックによって手札に戻る。
赤7マナを生み出し、ライブラリートップから3枚を追放する。 - 手札に戻った《反復》を再び唱える。この際のマナはさきほど生み出したコピー《ジェスカの意志》の赤7マナから支払う。
※赤7マナ-6マナ=1マナが残る。 - 以下繰り返しで赤無限マナ&ライブラリーすべてプレイ可能状態が成立。
ジェスカの意志コンボの特徴
統率者レジェンズで登場したサイクルカードの1つ《ジェスカの意志/Jeska’s Will》の瞬間的マナ加速能力とコピー呪文を利用した無限マナコンボです。
やはり統率者をフィーチャーしただけあってさまざまなコンボがここから誕生しており、このコンボもその内の一つ。
ただし、このコンボは相手の手札枚数に依存しているため、インスタントタイミングで手札を減らされたりするとコンボが不成立になってしまう不確実性がややおっかないところ。
自分のターンに対戦相手に行動させない系のパーマネントや呪文を放り投げたいところですが、残念ながら赤にはそういったカラーパイが割り当てられていないのでなかなか難しいところ……
とはいえこのコンボならではの強みもあるのでそれらを把握することでコンボの成功率をアップさせていきましょう!
単体で強力なカードでコンボが形成可能
《ジェスカの意志》そのものがかなりパワーのあるカードで、青など手札を常に厚くしようとする対戦相手がいるだけでかなりのマナ加速になります。さらにいわゆる衝動的ドローモードとの組み合わせにより軽いマナから続々と手札を疑似的に補充することが可能です。
ストームを稼いだり、ドロー呪文に繋げたり、あるいはコンボパーツを引き当てに行ったりと非常に汎用性が高い良カードです。
コンボを無理やり狙わなくとも有用なカードというのは構築上ではとても重要であり、パーツがデッキで”浮かない”だけでもストレスなくプレイするのを助けてくれます。
ライブラリーを(疑似的に)引き切れるため勝ちに直結する
衝動的ドローによりライブラリーをすべてプレイできる状態になるためそのまま別の勝ち筋までのプレイが約束されているのも特徴的です。たとえ統率者が注ぎ先でなくともコンボを放れるという特性は、統率者を選ばずに投入できる(固有色は除く)メリットを享受できます。
スペルによる組み合わせなので速効性がある
クリーチャーによるコンボの場合、タップコストを含んでいると速攻をつけるかターンを返さなければならない、統率者戦においてはかなり致命的な弱点を抱えています。
赤はもともと速攻を持っていたり付与させたりするのが得意ですが、それでも一手間増えることには違いありません。
しかしスペル同士の組み合わせであればそんな心配はご無用!
しかもマナを生み出しドローまで補償してくれるのでその速効性は青天井!
ジェスカの意志コンボを採用しやすい統率者
- 《三度の再誕、ジェスカ/Jeska, Thrice Reborn》
無限ドローするまでもなく無限にジェスカ本体の奥義とキャストを繰り返すだけで勝ち! - クリーチャーよりも呪文を主体とする赤を含む統率者
《イズマグナスのミジックス/Mizzix of the Izmagnus》
代用可能なカード
まったく同じ挙動とはいきませんが、無限マナを生み出すのであれば代用可能性のあるカードは存在します。赤の瞬間的マナ加速はなかなか数が豊富なので他にも有用なものを探してみると面白そうですね!
《内なる火/Inner Fire》
内なる火/Inner Fire |
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ソーサリー |
(3)(赤) |
あなたの手札にあるカード1枚につき(赤)を加える。 |
対戦相手の手札ではなく自分自身の手札の枚数だけ赤マナを生み出します。
豊富なドロー手段や一気に手札を増やすギミックなどが搭載されているタイプの統率者であればこのカードから《反復》に繋げることで上記と同じような無限マナコンボが成立します。
しかし、このカードそのものが4マナとやや重く、手札もコンボパーツ2枚&7枚なければ成立しないためコンボのハードルは高いのが難点です。《内なる火》そのものがコンボパーツとしての意味合いが強いため補助的に投入するか、これを最大限生かせる統率者の場合にのみ投入する方が良さそうです。
対処方法
シンプルに打ち消す
打ち消しましょう! パーマネントではないカードによるコンボなので打ち消しは致命的。回収もそう容易ではないので、一度打ち消すことでコンボの芽をかなり摘むことが出来ます。
複数回のキャストを咎める
コンボの関係上、2枚のスペルを唱えなければコンボに突入できない構造になっています。
ということはその”2回目”さえなければコンボは不成立!
- 《法の定め/Rule of Law》
白いエンチャント。3マナ。すべてのプレイヤーは自分のターンに1つしか呪文を唱えられない。 - 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
白いアーティファクト・クリーチャー。上記のアーティファクト呪文を除いた能力を内蔵。 - 《エメリアのアルコン/Archon of Emeria》
白いクリーチャー。《法の定め》に加えて、対戦相手に基本でない土地をタップインさせる能力を持つ。
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緑
緑を含む固有色で使用できる無限コンボ。
マナクリが豊富に揃っている関係上、さまざまな組み合わせで無限マナコンボを実現できるのが緑の強みです。緑単色になりがちですが色を含んだ無限マナとなりやすいので他の色に比べて使いやすいのも特徴です。
しかし除去に巻き込まれたり、速攻がないと揃ったターンにコンボに入れないなどの特有の弱点もあるので、それらのフォローもお忘れなく!
アンタップギミックコンボ
有色無限マナ
カードタイプ
クリーチャー&クリーチャー/アーティファクト
コンボパーツ
タップ能力で複数のマナが生み出せるクリーチャー
エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid |
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(1)(緑)(緑) |
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid) |
あなたがコントロールする他のエルフ(Elf)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。 |
2/2 |
アンタップギミック
暗黒のマントル/Umbral Mantle |
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(3) |
アーティファクト — 装備品(Equipment) |
装備しているクリーチャーは「(3),(Q):このクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。」を持つ。((Q)はアンタップ・シンボルである。) 装備(0) |
コンボの挙動
- 《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》が4マナ以上が出せる状態にしておく。
※他のエルフを3体以上場にだし、召喚酔いが解けているなど。 - 《暗黒のマントル/Umbral Mantle》を場に出し《エルフの大ドルイド》に装備する。
- 《エルフの大ドルイド》のマナ能力を起動。緑4マナを生み出す。
- 《暗黒のマントル》の能力を起動。さきほど生み出した4マナから3マナを使用し《エルフの大ドルイド》をアンタップする。
※生み出した4マナ-消費マナ3マナ=緑1マナが残る。 - 以下繰り返しで緑無限マナが成立。
アンタップギミックコンボの特徴
複数マナが生み出せるクリーチャーと、それをアンタップするギミックの組み合わせによる無限マナコンボです。
緑のもっとも基本的な無限マナと言ってよいコンボで、序盤のマナ加速が突如としてフィニッシャーになる奇襲性や不要カードがコンボパーツを担うという安定性が魅力のコンボです。その他の特徴としては以下の通り。
代用のコンボパーツが豊富に存在する
極論でいえば、起動能力で複数のマナを生み出せるクリーチャーで良ければなんであろうとかまわないので、かなりの代用品が存在します。
マナクリに限らず、土地やパーマネントをアンタップするクリーチャーでも構わないのでその選択肢は山ほど。デッキのタイプや方向性に合わせた選択肢があるのは統率者戦においては非常にありがたく、緑を含まなくともさまざまなデッキに投入することが可能です。
クリーチャーが絡むためサーチ手段が豊富に存在する
緑は非常に多岐に渡るクリーチャーサーチ手段を持っており、色がふえるほどその数を増大させていきます。黒は言うまでもなく、白を含んでもクリーチャーをサーチする手段が多数存在します。手札に呼び込むものから直接場に出すものまでそのサーチ力は他の追随を許しません。ちょっとでも隙を見せたり、捌き合いで消耗しようものなら突如としてコンボに突入できる電光石火ぶりは驚異的です。
マナクリから展開できるため軽い
コンボパーツに使用されるようなクリーチャーはおしなべて軽いのも特徴です。もちろん<デモクルコンボ>のような3マナで勝利! のような最大風速はありませんが、2マナないし3マナで場に出すことが可能な場合がほとんど。さらには自分たち自身からマナが出るため腐りにくい特性まで持っています。
土地から生み出せる色マナであれば何色でも生み出しうる
土地を絡めた複数マナを生み出すクリーチャーが絡めば、緑に限らず場にある土地の色だけ無限マナを生み出すことも可能です。2色、3色でも問題なく、5色土地があればフルカラー無限マナも容易!
ただしタップによるダメージ、ライフロスがある土地をこれに含んでしまうとみるみるうちにライフが溶けていくので注意が必要です! 《古えの墳墓/Ancient Tomb》などは気をつけるべし!
アンタップギミックコンボを採用しやすい統率者
- 《養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer
》
パワーに等しい緑マナを生みだすエルフ。アンタップギミックに最適の統率者。 - 《野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild》
緑の無限マナの新しい王者。さまざまな角度から無限マナコンボを決められます。 - 緑を含み、起動能力を持つ統率者全般
《祝福されたエミエル/Emiel the Blessed》:無限ブリンク
《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》:無限バーン
代用可能なカード
前述にある通り、このコンボは代用品がかなり存在します。
基本的にはクリーチャーによるコンボになりますが、別のカードタイプも絡むものがあるのでそれぞれの色が得意な固有色で搭載すると良いでしょう!
《威圧の杖/Staff of Domination》
威圧の杖/Staff of Domination |
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(3) |
アーティファクト |
(1):威圧の杖をアンタップする。 (2),(T):あなたは1点のライフを得る。 (3),(T):クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。 (4),(T):クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。 (5),(T):カードを1枚引く。 |
《暗黒のマントル/Umbral Mantle》の代用品になります。
ほぼ同じ挙動でマナ能力の起動とアンタップが可能です。ただし、消費するマナが、
- (3),(T):クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。
- (1):威圧の杖をアンタップする。
合計(4)マナ必要となるため若干マナが多くなってしまいます。
しかしドロー能力とライフゲインがあるので無限ドローと無限ライフが同時に成立するため、別の勝ち筋にアクセスできるメリットもあるので一長一短といったところ。
マナコストが3なのでマントルと同じサーチ手段を取れるので贅沢に二つとも採用するのも手ですね!
《金属細工師/Metalworker》から5マナ以上が出る状態であればこれとの組み合わせで無限マナ(無色)が成立するため、実は無色でもコンボが可能…!
土地をアンタップするタイプのクリーチャー(大量のマナが出る土地)
アルゴスの古老/Argothian Elder |
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(3)(緑) |
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid) |
(T):土地2つを対象とし、それらをアンタップする。 |
2/2 |
土地がアンタップできる起動能力を持っているクリーチャーと、上記コンボに必要なマナが生み出せる土地さえあれば即座に無限コンボ!
相棒になる土地はやはり《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》が筆頭でしょう。
それ以外にも《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》などの候補があるのでデッキの方向性やコンセプトにあった土地から無限マナをひねり出しましょう!
またこれらのクリーチャーで有名・有用なものは以下の通り。
- 《造化の紡ぎ手/Ley Weaver》
緑。共闘持ち。青があれば無限ドローまで突っ走れます。 - 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》
土地を1つアンタップ。緑2マナ。 - 《キオーラの追随者/Kiora’s Follower》
パーマネントを1つアンタップ。緑青。 - 《砂時計の侍臣/Vizier of Tumbling Sands》
上記と同じ。青3マナ。サイクリングつき。
《野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild》
野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild |
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(3)(緑)(緑) |
エレメンタル(Elemental) |
野生の魂、アシャヤのパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールしている土地の総数に等しい。 あなたがコントロールしていてトークンでないクリーチャーは、それらの他のタイプに加えて森・土地である。(それらは依然として召喚酔いの影響を受ける。) |
*/* |
ゼンディカーの夜明けで登場した新しい伝説のクリーチャー。コントロールしているクリーチャーを森にしてしまうという豪快な能力を持ちますが、これがすこぶる無限マナと相性が良く、上記の土地をアンタップできるクリーチャーと組み合わせると無限マナが成立してしまいます!
- 召喚酔いから解けている、あるいは速攻がある《アルゴスの古老/Argothian Elder》と《野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild》を場に揃える。
- 《アルゴスの古老》の能力を起動。何らかの土地と、森となった自分自身をアンタップする。
- 以下繰り返しで無限マナが成立。
複数の土地をアンタップするギミックさえあれば、アシャヤが登場した瞬間に無限マナとなるためいきなりコンボが成立してしまうこともしばしば。
たとえ土地がすべて吹き飛ばされたとしても他に酔っていないクリーチャーがいれば、それを土地扱いとしてタップすることで、少なくとも緑無限マナは成立してしまいます!
対処方法
コンボパーツのクリーチャーを除去する
クリーチャーが起点となるコンボであるためこれを対処するのがもっともスマートです。
しかしアンタップする能力の起動マナに余裕があるときには除去の上から無限コンボを決められてしまいますので、確実に除去するにはマナがギリギリのときか【刹那】呪文を使うと良いでしょう!
起動能力を咎める
クリーチャーの起動能力やアンタップの起動能力が肝になるため、これを封じればコンボには突入できなくなります!
- 《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
アーティファクト2マナ。クリーチャーの起動能力を封じます。マナクリ許さぬ像。 - 《減衰のマトリックス/Damping Matrix》
《呪われたトーテム像/Cursed Totem》と《無のロッド/Null Rod》の合わせ技。 - 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
歌って踊れる《呪われたトーテム像/Cursed Totem》。しかも対戦相手だけ!
固有色が多色で採用できる無限マナコンボ
ここでは単色のパーツによる無限マナコンボをご紹介いたしましたが、多色のパーツでも無限マナを成立させられるものが存在します。
以下のページで詳細をご紹介していますのでご参考ください!
統率者戦・EDHにおける固有色が多色で採用できる無限マナコンボをご紹介します。mtgでは厳密には"無限"という概念は存在しないので、「望むだけの数」を生み出すことを目的としたコンボを総称して無限マナコンボと呼んでいます。(200憶[…]
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