《嵐呼びのカラマックス/Kalamax, the Stormsire》 |
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(1)(緑)(青)(赤) |
エレメンタル(Elemental) 恐竜(Dinosaur) |
各ターン内で初めてあなたがインスタント・呪文を唱えるたび、嵐呼びのカラマックスがタップ状態である場合、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーを新しい対象を選んでもよい。 あなたがインスタント・呪文を1つコピーするたび、嵐呼びのカラマックスの上に+1/+1カウンターを1個置く。 |
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統率者2020で登場した、天気屋エレメンタル《嵐呼びのカラマックス/Kalamax, the Stormsire》をご紹介します!
気分が天気に影響し、天気が気分に影響するという凄まじい循環論法ヤツ(オーフェンのミスト・ドラゴンのようですが)であり、イコリアにおける天変地異の原因ともなってしまう恐竜です。
その能力は背負っている混沌から発せられるコピー能力。
タップ状態であれば、それぞれのターンで一番最初の自分のインスタント呪文をコピーします。
そして呪文をコピーするたびにプラスカウンターという形で強化、と強いシナジーを形成しています。
スペルを唱えまくってるだけで巨大化していくので、ナチュラルに殴り路線も選べるのもグッド。
“コピー”というシステムは悪用すればコンボが形成できそうな気配ですので、それを利用していきたいところ。
では早速リストから!
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デッキリスト
<General:1>
1:《嵐呼びのカラマックス/Kalamax, the Stormsire》
<Land:32>
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《裏切り者の都/City of Traitors》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《真鍮の都/City of Brass》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
1:《発明博覧会/Inventors’ Fair》
1:《宝石鉱山/Gemstone Mine》
1:《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《虹色の眺望/Prismatic Vista》
1:《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》
1:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1:《蒸気孔/Steam Vents》
1:《繁殖池/Breeding Pool》
1:《尖塔の庭/Spire Garden》
1:《滝の断崖/Cascade Bluffs》
1:《Taiga》
1:《Volcanic Island》
1:《Tropical Island》
3:《森/Forest》
1:《島/Island》
1:《山/Mountain》
1:《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
<Creature:3>
1:《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
1:《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
1:《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
<Spell:38>
1:《否定の契約/Pact of Negation》
1:《精神的つまづき/Mental Misstep》
1:《遅延/Delay》
1:《白鳥の歌/Swan Song》
1:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1:《対抗呪文/Counterspell》
1:《遅延/Delay》
1:《偏向はたき/Deflecting Swat》
1:《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1:《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
1:《予言の稲妻/Prophetic Bolt》
1:《赤霊破/Red Elemental Blast》
1:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《火山の流弾/Volcanic Fallout》
1:《自然の要求/Nature’s Claim》
1:《クローサの掌握/Krosan Grip》
1:《夏の帳/Veil of Summer》
1:《渦まく知識/Brainstorm》
1:《選択/Opt》
1:《大あわての捜索/Frantic Search》
1:《胸躍る可能性/Thrill of Possibility》
1:《深遠の覗き見/Peer Through Depths》
1:《衝動/Impulse》
1:《嘘か真か/Fact or Fiction》
1:《時を越えた探索/Dig Through Time》
1:《運命のきずな/Nexus of Fate》
1:《ナーセットの逆転/Narset’s Reversal》
1:《ボーナスラウンド/Bonus Round》
1:《ミジックスの熟達/Mizzix’s Mastery》
1:《発展+発破/Expansion+Explosion》
1:《輪作/Crop Rotation》
1:《砕土/Harrow》
1:《召喚の調べ/Chord of Calling》
1:《魔力変/Manamorphose》
1:《成長のらせん/Growth Spiral》
1:《ギャンブル/Gamble》
1:《神秘の教示者/Mystical Tutor》
1:《有毒の蘇生/Noxious Revival》
<Enchantment:6>
1:《森の知恵/Sylvan Library》
1:《Mystic Remora》
1:《リスティックの研究/Rhystic Study》
1:《死の国からの脱出/Underworld Breach》
1:《証拠の痕跡/Trail of Evidence》
1:《対立/Opposition》
<Artifact:19>
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《魔力の櫃/Mana Vault》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1:《オパールのモックス/Mox Opal》
1:《金属モックス/Chrome Mox》
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《友なる石/Fellwar Stone》
1:《精神石/Mind Stone》
1:《厳かなモノリス/Grim Monolith》
1:《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
1:《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》
1:《独創のタリスマン/Talisman of Creativity》
1:《好奇のタリスマン/Talisman of Curiosity》
1:《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
1:《シミックの印鑑/Simic Signet》
1:《極楽のマントル/Paradise Mantle》
1:《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
1:《原初の呪物/Primal Amulet》
<Planeswalker:1>
1:《嵐の伝導者、ラル/Ral, Storm Conduit》
嵐を呼ぶモーレツ能力
各ターン内で初めてあなたがインスタント呪文を唱えるたび、嵐呼びのカラマックスがタップ状態である場合、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
カラマックスの特徴である、インスタント呪文コピー能力です。
文面だけだとどこまでが条件であるかは分かりにくいですが、
・『タップ状態』じゃないとダメ。
・『ターンに1回目』じゃないとダメ。
・『自分のインスタント』じゃないとダメ。
たとえインスタント呪文を唱えたとしても、カラマックス本人がタップ状態でないかぎり、コピーを誘発することはありません。相手が唱えているものはコピーしません。
呪文を唱えるときにタップ状態になっていなければ、そもそもスタックにさえ乗らないので注意!
またカラマックスにはもう一つ、常在能力を持っており、
あなたがインスタント呪文を1つコピーするたび、嵐呼びのカラマックスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
誘発の条件は「自分のインスタント呪文のコピー」であり、ソーサリーコピーには一切反応しません。マナの質が違ったりするのだろうか?
なので上記例のように自分自身の能力でインスタント呪文のコピーを発生させてもプラスカウンターが乗る自己完結性が魅力であり、雑にインスタントをコピーさせていくだけで、かなりの大きさまで育てることができます。
ただし、その都度、対戦相手にとっての脅威度が増していくため除去されたり目の仇にされる心配があります。
基本的には殴ればタップ状態になりますが、盤面的に殴りたくないなぁ、ということもしばしば。でもコピー能力は使いたい!
そんな場合には、タップをさせるギミックを使って強引にタップ状態にしてやりましょう!
嵐を呼ぶわくわくタップギミック
クリーチャーにタップ能力を付与するカードや、タップをコストにするカードを使えば、殴ることなくコピーモードに移行できます。
《対立/Opposition》
往年の妨害カード。タップできる相手パーマネントの種類が優秀。
《極楽のマントル/Paradise Mantle》
《極楽鳥》に大変身! 呪文のコストにも使えるので無駄がない!
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
上記カードの類似品。軽いのがいいね!
これらのタップギミックを駆使しつつ、ばんばんコピーしていきましょう。
できるだけアドが取れるカードをコピーして気持ちよくなりたい!
なので以下のカードも使っていきましょう!
《予言の稲妻/Prophetic Bolt》
4ダメと1ドローが2回! 超エキサイティング! やや重いのがネック。
《胸躍る可能性/Thrill of Possibility》
コストは1枚だけど、4枚ドローと破格の性能に変身。軽いのもグッド。
《運命のきずな/Nexus of Fate》
かのネクサスも倍! インスタントタイミングの追加ターン、ありがてえ。
《原初の呪物/Primal Amulet》
インスタント、ソーサリー呪文のコストがマイナス1.それだけでも有用ですが、裏返ると呪文コピー装置に!
これらのタップギミックを利用して、上手く政治を繰り広げましょう。
もちろん卓やデッキタイプによってはひたすら殴り込み、呪文のサポートを受けて壁を薙ぎ払う戦略も取れます。
逆にもっとコピー装置にしたい場合には、さらにタップギミックをもりもりにし、キャントリップなどの軽いドロー呪文を沢山採用すると良いでしょう!
アドバンテージを獲得できるカードゲーマー的に魅惑的な能力ですが、これを利用したコンボを是非採用したい。
そこで当時のスタンダードでも実現可能な、とあるカードを利用したループコンボを投入しましょう!
嵐を呼ぶあっぱれラループ
《嵐の伝導者、ラル/Ral, Storm Conduit》
コピーが発生するとダメージが飛ぶ常在能力を持つ新ラル。
《発展+発破/Expansion+Explosion》
分割カードでコピーと火力ドローを持つ。ミゼットと一緒に撃たれることが多い。
<無限コピーバーン>
- 《嵐の伝導者、ラル》を場に出しておく。
- 《嵐呼びのカラマックス》をコピーモードにしておく。
- 『何らかの4マナ以下のソーサリー』を唱える。それがスタックに残っている状態で《発展+発破》を唱える。
- 《嵐呼びのカラマックス》により《発展+発破》のコピーが発生する。
コピー《発展+発破》をオリジナル《発展+発破》としてコピーする。 - 《発展+発破》同士が無限にコピーしあい、ラルの常在能力が無限に誘発する。
新ラルの常在能力を利用した無限ループバーンコンボです。
コピーを利用するという点でカラマックスが1枚噛んでいますが、《ミジックスの熟達/Mizzix’s Mastery》や《ボーナスラウンド/Bonus Round》を利用してもコンボが成立します!
新ラルがない場合でも無限ループになるのでカラマックス無限パワー。
ひとりずつ殴り飛ばしていけばそれだけで勝利です! 殴らせてくれるかはわかりませんが。
とはいえコンボパーツである《嵐の伝導者、ラル》は重く、PWなので1ターンの内に決められないのであれば守らなければなりません。大変。
なので別の勝ち筋も用意しましょう!
嵐を呼ぶキキジキの調べ
《召喚の調べ/Chord of Calling》
召集が付いているクリーチャーサーチ呪文。この召集が肝。
もともと優良なクリーチャーサーチ呪文ではありますが、【召集】こそカラマックスに最適な要素!
殴りに行かなかったとしても【召集】のコストでカラマックスをタップすれば、そのままコピーモードに移行します! ルール上問題なし。
なので、オリジナル呪文とコピー呪文の合計2回なので、2体が一度に場に揃う。
赤を含んで2体揃うといえば、
<キキジキコンボ>
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
いつものコピーやつ。2体揃うといえばこれだよねぇ。
《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
いつものアンタップやつ。キキジキといえばやはりこいつ。
手札に来てしまうと唱えないといけないので、出来るだけ《渦まく知識/Brainstorm》はとっておくと良いでしょう。このコンボをメインにしたい場合には《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》をとっても良し!
また殴ってからのコピーモードで《召喚の調べ》を撃ってしまうと、すでに殴れるタイミング、フェイズを逃しているのでターンを跨がなければなりません。
無限トークンと一緒に3人の猛攻を凌がなければならないので、出来ればメイン1で撃ちましょう!
プレイングガイド
プレイングの流れ
- カラマックスをできるだけ素早く唱える。
- 殴る/タップギミックでタップし、インスタント呪文を唱えてアドを稼ぐ。
- 狙えれば<無限コピーラルコンボ>を敢行。
- 隙あらば<キキジキコンボ>を決める!
勝ち筋
- 殴る
《嵐呼びのカラマックス/Kalamax, the Stormsire》+『インスタント呪文』 - 無限コピーラルコンボ
《嵐の伝導者、ラル/Ral, Storm Conduit》+《発展+発破/Expansion+Explosion》+『コピー』 - キキジキコンボ
《召喚の調べ/Chord of Calling》コピー
苦手
誘発能力を封じられると何もできません。また呪文を咎められると厳しいです。
無限コンボをコピー誘発能力に紐づいて構築しているので、誘発そのものを封じられるとひたすらスペルで戦う羽目になります。
下の強化能力も止まってしまうとこれまた打点不足になってしまいます。
クリーチャーをほとんど採用していないので、横からばずばず殴られるとそれだけで重傷を負うなんてことも。
とはいえ、常在で誘発そのものを消してしまうような置物はそうそうないので《もみ消し》などに注意すれば大丈夫でしょう。
どちらかといえば呪文を封じられる方が厳しい!
《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed》や《無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless》は天敵オブ天敵なので、絶対にカウンター、除去しましょう!
まとめ
嵐を呼ぶあっぱれエレメンタル恐竜こと《嵐呼びのカラマックス/Kalamax, the Stormsire》いかがでしたでしょうか。
インスタント呪文をコピーというアドアドしいながらも、程よい制限が工夫を求めてくるデザインは非常に優秀。色々なデッキタイプも考えられる良いジェネラルですね。
色も使いやすく、構築済みでもそれなりに遊べるなど、MTGのルールは知っているけど統率者は初めてという方にもおすすめです。コピーなどの勉強にもなりますよ!
ではでは次のジェネラルでお会いしましょう! 素敵な統率者ライフを!
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