真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir |
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(赤)(緑)(白) |
人間(Human) 戦士(Warrior) |
真の後継者、ジャレッド・カルサリオンが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーが統治者になる。このターン、あなたは統治者になれない。 あなたが統治者である間に真の後継者、ジャレッド・カルサリオンがダメージを受けるなら、そのダメージを軽減し、その点数に等しい数の+1/+1カウンターをこれの上に置く。 |
3/3 |
1995年~1996年のARMADAコミックシリーズの主人公であった《真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir》がカード化を果たしました!
詳しい生い立ちやストーリーについては、こちらのサイト様のページがかなり詳細を紹介しているのでぜひご覧ください!
さて、能力についてですが、なんと【統治者】に関わる伝説としては珍しい代物。
【統治者】とはコンスピラシーにて登場した能力であり、多人数戦をより面白くするギミックとしてデザインされています。
【統治者】になったプレイヤーは、「ターン終了時に1ドロー」する権利を与えられます。
能力の強力さから、パウパーでは<ボロス統治者>としてティア上位に君臨するほどの代物です。
ジャレッドはこの【統治者】を対戦相手に付与してしまいます!
ストーリーに根差した挙動ですが、放っておくと対戦相手にアドをプレゼントし続けてしまいます。戦闘ダメージを与えられると、与えたプレイヤーに移り変わるので、そうそうに殴り、奪い返しましょう!
自分が【統治者】になったら、ジャレッドはありとあらゆるダメージを受け付けず、むしろプラスカウンターという形で強化されていきます!
今回のデッキリストではより積極的にジャレッドにダメージを与え(!)ムキムキ状態を目指していきます!
ではご覧ください!
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デッキリスト
<General:1>
1:《真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir》
<Land:33>
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《真鍮の都/City of Brass》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《虹色の眺望/Prismatic Vista》
1:《寺院の庭/Temple Garden》
1:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1:《観客席/Spectator Seating》
1:《豪勢な大通り/Bountiful Promenade》
1:《尖塔の庭/Spire Garden》
1:《セラの聖域/Serra’s Sanctum》
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
1:《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》
1:《軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion》
1:《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
1:《Taiga》
1:《Plateau》
1:《Savannah》
1:《山/Mountain》
3:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
<Creature:19>
1:《極楽鳥/Birds of Paradise》
1:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
1:《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
1:《フィルドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves》
1:《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》
1:《花を手入れする者/Bloom Tender》
1:《進歩の災い/Bane of Progress》
1:《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
1:《永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternal》
1:《燃えさし爪の使い魔、ケディス/Kediss, Emberclaw Familiar》
1:《オークヘイムの敵対者/Oakhame Adversary》
1:《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》
1:《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
1:《宮殿の看守/Palace Jailer》
1:《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》
1:《祝福されたエミエル/Emiel the Blessed》
1:《無作法な挑発者/Brash Taunter》
1:《歩行バリスタ/Walking Ballista》
1:《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
<Spell:26>
1:《ギャンブル/Gamble》
1:《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1:《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》
1:《Wheel of Fortune》
1:《混沌のねじれ/Chaos Warp》
1:《偏向はたき/Deflecting Swat》
1:《赤霊破/Red Elemental Blast》
1:《汚損破/Vandalblast》
1:《自然の知識/Nature’s Lore》
1:《三顧の礼/Three Visits》
1:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1:《流刑への道/Path to Exile》
1:《儚い存在/Ephemerate》
1:《チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition》
1:《断層/Fault Line》
1:《彗星の嵐/Comet Storm》
1:《溶岩震/Magmaquake》
1:《コジレックの帰還/Kozilek’s Return》
1:《地震/Earthquake》
1:《横揺れの地震/Rolling Earthquake》
1:《溶鉄の災難/Molten Disaster》
1:《地底の揺れ/SubterraneanTremors》
1:《燎原の火/Wildfire》
1:《冒涜の行動/Blasphemous Act》
1:《絶滅の星/Star of Extinction》
1:《破滅の終焉/Finale of Devastation》
<Enchantment:18>
1:《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
1:《繁茂/Wild Growth》
1:《はびこり/Overgrowth》
1:《肥沃な大地/Fertile Ground》
1:《狼柳の安息所/Wolfwillow Haven》
1:《激憤の宮廷/Court of Ire》
1:《森の知恵/Sylvan Library》
1:《報奨の宮廷/Court of Bounty》
1:《花の絨毯/Carpet of Flowers》
1:《解き放たれた繁栄/Unbound Flourishing》
1:《土地税/Land Tax》
1:《決闘者の遺産/Duelist’s Heritage》
1:《耳の痛い静寂/Deafening Silence》
1:《法の定め/Rule of Law》
1:《息詰まる徴税/Smothering Tithe》
1:《石のような静寂/Stony Silence》
1:《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
1:《命運の掌握/Grasp of Fate》
<Artifact:3>
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
1:《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
統治者とは
・カードの効果によって統治者となる。
・クリーチャー1体が統治者に戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーが統治者になる。これは誘発型能力である。
・統治者がゲームから除外されるなら、アクティブ・プレイヤーが統治者になる。ゲームから除外される統治者がアクティブ・プレイヤーであるなら、ターン順で次のプレイヤーが統治者になる。
ジャレッドの能力とは切っても切れない要素、それが【統治者】です。
【統治者】でいる限り、毎ターンハンドが1枚プラスで獲得できる、非常に有用な能力となっています。上記のように主に戦闘ダメージによって移り変わるため、多人数戦では殴り合いを誘発させるファクターとして機能します。
【統治者】である限り能力を発揮するタイプのパーマネントも存在するので、これを巡る戦いに移っていくこともしばしば。
《絢爛なビヒモス/Regal Behemoth》などはその最たる例で、【統治者】である限りマナが倍になるという豪快な能力を有しています。
ジャレッドもこの例にもれず、【統治者】である限り恩恵を受けられる能力を持っています。
詳細を見ていきましょう!
真の後継者への道-ジャレッドの能力の特徴とは
真の後継者、ジャレッド・カルサリオンが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーが統治者になる。このターン、あなたは統治者になれない。
CIPにより【統治者】を付与します。
しかし対戦相手のみ!通常なら自分自身に付与しますが、ジャレッドの場合には自分を対象にできません。
さらに、このターン中、他の能力によっても【統治者】になれません!
これはかなり厄介な制約で、もし取り返せないと延々と対戦相手にアドをプレゼントしてしまうことになります。
なので最初に【統治者】にする相手の見極めは必須。
いくつかパターンがあるので検証していきましょう!
状況1:最速でジャレッドを唱えられる場合
他の対戦相手がややゆっくりとした立ち上がりで、自分が最速で唱えられる状況だった場合には、できるだけブロッカーが出る確率が低そうな相手を選ぶと良いでしょう。
- 緑以外:マナクリなどでチャンプされてしまうため。
- トークン戦術以外:統率者の能力にトークンがあるとチャンプされるため。
- 黒・白以外:優秀な除去を構えている可能性があるため。
ブロッカーさえいなければ次のターンにはジャレッド本人で殴り込みにいくことで統治者を奪い返すことが出来ます。
マナクリからのスタートであれば、2か所を選ぶことも可能になるので、できるだけマナクリは初手キープしたいですね!
状況2:後手に回ってジャレッドを唱えなければならない場合
他の対戦相手の展開が早く、統率者を早々に着地されてしまったケースではどうでしょう。
この状況で【統治者】を与えてしまうのはかなりのリスクです。
取り返せない場合のデメリットが非常に大きく、ついた差をさらに広げる結果を招きかねません。
しかし、ジャレッドが場に出て暴れないかぎり真価を発揮しないデッキである以上、意を決して唱えなければなりません。
そんな場合、もっともリスキーなケースでは「もっとも強そうな相手」が考えられます。
これは【統治者】というシステムを利用するもので、他のプレイヤーに殴りに行くメリットを与えようとするものです。
トップがさらに強くなるのは、他のすべてのプレイヤーにとってマイナスの出来事。
ということはより積極的に相手の盤面に干渉したり、攻撃を仕掛けたりというアクションを誘い出すことができます。
ただし、この作戦は対戦相手の戦う傾向をしっかりと把握していなければ完全に裏目に出てしまうリスクをはらんでいますので、序盤からの動きをしっかりと観察して見極めましょう!
とはいえ、もっとも避けるべきは「左隣」のプレイヤーです。
なぜなら自分がターンを返してしまうと、すぐに左隣のプレイヤーとなり、他の対戦相手が統治者を奪い返すタイミングすらなく恩恵に預かってしまうからです。
統治者は前述の通り、戦闘ダメージでしか取り返すことができないので、攻撃ができるチャンスのある、
- 対角線のプレイヤー:左隣のプレイヤー1人が殴れるチャンスあり。
- 右のプレイヤー:左隣と対角線のプレイヤー2人が殴れるチャンスあり。
のどちらかを選ぶのがもっとも安全でしょう!
いろいろと考えを巡らせて対戦相手を【統治者】に選びました。
しかし本分はそれを奪い返すことにあります!
【統治者】そのものの恩恵もさることながら、ジャレッド本人にも大きな恩恵が与えられるのです!
あなたが統治者である間に真の後継者、ジャレッド・カルサリオンがダメージを受けるなら、そのダメージを軽減し、その点数に等しい数の+1/+1カウンターをこれの上に置く。
ありとあらゆるダメージをなかったことにし、その上プラスカウンターを乗せてパワーアップしていきます。
戦闘ダメージも効かず、呪文や効果によるダメージをも受け付けません。
ダメージそのものを軽減するので接死による破壊さえ受け付けず、格闘によるダメージも無効!
戦闘では無敵! ただし、破壊や追放には無力なので注意です。
この能力ですが、上述の通り戦闘のみならず、呪文によるダメージをもパワーに変換してしまいます。ということはつまり――
全体火力をぶち込めばパワーアップ!
ということになります!
なので、ひたすらに全体火力をぶち込み、周りのクリーチャーを焼き払ってはパワーアップしてジャレッドを育てていきましょう!
ジャレッドの戦い方―業火で道を切り開くべし!
全体火力によるブロッカー除去とパワーアップ
赤のカラーパイとして特徴的なのはやはり火力。
プレイヤーそのものを焼くことができる火力呪文は他の色にはない赤の最大の魅力といえるでしょう。(昨今の統率者界隈ではマナ加速、疑似カウンター、墓地利用が赤の機能になっているので隔世の感がありますが…)
そしてその火力の中でも最も豪快かつ盤面への影響力のあるカードこそ、全体火力です!
全体火力にもいくつか種類があり、固定でダメージを与えるもの、プレイヤーにもダメージが及ぶもの、そしてマナコストにXを含む、通称X火力が存在します。
マナを注げばそれだけ火力を増大させるX火力は、ジャレッドの能力との相性は抜群です!
優秀なものを選び、できるだけ投入してあげましょう!
地震/Earthquake |
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(X)(赤) |
ソーサリー |
地震は、飛行を持たない各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれX点のダメージを与える。 |
言わずと知れたX火力。飛行を持っていると回避されてしまうので注意。
プレイヤーにも及ぶ火力なのでXが大きければ大きいほど相手へのプレッシャーがかかります。ただし自分のクリーチャーをも責める呪文なので、マナ基盤がマナクリの状態で撃ってしまうと壊滅してしまうので気を付けましょう!
こちらの呪文はソーサリーですが、インスタントも存在します。
溶岩震/Magmaquake |
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(X)(赤)(赤) |
インスタント |
溶岩震は、飛行を持たない各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれX点のダメージを与える。 |
種火に赤マナが増えたがインスタントタイミングで撃てるX火力。
プレイヤーではなくプレインズウォーカーにダメージが及ぶようデザインされています。自分のライフが心もとない場合には安心して撃つことができますね。
序盤では撃ちにくくなっているものの、ソーサリーと違い隙が少ないのが魅力です。
カウンターを握っているような相手がフルタップの時を狙うと良いでしょう!
ただし昨今ではピッチスペルが非常に多いのでそれらには最大限注意するべし!
本デッキリストでは、これ以外にも多くのX呪文が搭載されているので【統治者】を奪い返した暁には、ばんばん打ち込んでやりましょう!
X火力以外にも、固定数値火力の以下のようなカードを複数枚積んでいます。
絶滅の星/Star of Extinction |
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(5)(赤)(赤) |
ソーサリー |
土地1つを対象とし、それを破壊する。絶滅の星は各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ20点のダメージを与える。 |
驚異の20点火力。ほぼすべてのクリーチャーは灰燼に帰すであろう…
土地を破壊する能力も有しているので、厄介な土地(《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》とか!)をぶち壊しつつ、盤面を薙ぎ払ってやりましょう!
ちなみに【統治者】状態でジャレッドをコントロールし、この呪文が炸裂した場合には、プラスカウンターがジャレッドの上に20個乗るのもお忘れなく。
更地の荒野を駆け抜けて、23点パンチを叩き込むのだ!
より火力のバリューを上げる方法
大量のX火力のバックアップを受けて、ジャレッドはにょきにょき大きくなります。
基本戦略としては、統治者状態を維持したまま火力を打ち込み、ジャレッドを成長させ、統率者ダメージ21点を狙っていきます。
デッキのスロットのかなりの部分をX火力などが占めているので、これらのカードのバリューを上げることができれば、さらに圧力をかけていくことが可能です。
そのためのカードがこちら!
解き放たれた繁栄/Unbound Flourishing |
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(2)(緑) |
エンチャント |
あなたがマナ・コストに(X)を含むパーマネント呪文を唱えるたび、そのXの値を2倍にする。 あなたがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるか起動型能力を起動するたび、その呪文のマナ・コストかその能力の起動コストが(X)を含む場合、その呪文か能力をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。 |
上記テキストは意味ありませんが、下のテキストが神がかっています。
インスタント・ソーサリー呪文にXが含まれている場合、それをコピーする!
コピー…なんと甘美な響き。
X=5で撃った《地震/Earthquake》がなんと10点全体火力に化けてしまいます!
単純にマナが半分で済んでしまうのでテンポ面でもコントロールが効くようになるのが良いですね!
そしてX火力はマナが沢山生めれば生めるほどバリューが上がります。
本デッキリストではマナクリをできるだけ少なくし、エンチャントや土地によるマナ加速に頼っています。
それは、全体火力とマナクリの相性が最悪であり、撃ってしまうと自分のマナベースをも吹き飛ばしてしまうためです。
火力で壊れることのないマナ基盤を組むことが必須であり、それに適した最上級のマナ加速がこれ!
セラの聖域/Serra’s Sanctum |
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伝説の土地 |
(T):あなたがコントロールするエンチャント1つにつき(白)を加える。 |
エンチャント版の《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》のようなカードであり、これも再録禁止であり高額カードの一枚。もちろんなくてもこのデッキは成立しますが、より燃え盛る炎を立ち昇らせるにはうってつけのカードです!
クリーチャーを巻き込む、という全体火力のデメリットですが、ジャレッドはそれをメリットに変えることで優位性を得ようとしています。
なので同じように、ダメージを受けることがメリットになるクリーチャーも採用しましょう!
無作法な挑発者/Brash Taunter |
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(4)(赤) |
ゴブリン(Goblin) |
破壊不能 無作法な挑発者がダメージを受けるたび、対戦相手1人を対象とする。これはそのプレイヤーに、その点数に等しい点数のダメージを与える。 (2)(赤),(T):他のクリーチャー1体を対象とする。無作法な挑発者はそれと格闘を行う。 |
1/1 |
M21で登場したドMなゴブリン。
ダメージを受けるとそのダメージ分を対戦相手いずれかに飛ばすことができます。
《モグの偏執狂/Mogg Maniac》に連なる能力ですが、破壊不能がついているため遠慮せずにX火力をぶち込んでやりましょう!
プレイヤーにも及ぶ火力だった場合には、単純に与えられるダメージが倍増するのでライフが少ない相手はそれだけ悶絶もの。巨大化したジャレッドと格闘すれば、さらにドン!
今回のリストでは《無作法な挑発者/Brash Taunter》だけを採用していますが上記のモグや《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》など同じ能力を持つカードを複数枚入れて、より火力のバリューを上げても良いですね!
また今回は採用を見送りましたが、ダメージ倍増のエンチャントなども相性が良いので、入れてみても面白くなりそうです!
一撃必殺の打撃力を身に着けるべし!
今回のコンセプトが、
火力で盤面を掃除し、それによってパワーアップしたジャレッドで殴り勝つ。
という殴りジェネラル運用のデッキとなっていますが、殴りジェネラルの最大の弱点が、
「一回の攻撃で倒しきれない」ということ。
多くの無限コンボが複数の相手を同時に沈められるのに対し、殴りジェネラルは一ターンに一度しか殴れないためより多くのターンを要求されてしまいます。
1人沈めている間に他のプレイヤーが息を吹き返して勝ちをさらっていく、というのは殴りジェネラルを使っていると幾度となく遭遇する負けパターンです。
しかし、統率者レジェンズで登場した使い魔によってその問題が解決されたのです!
燃えさし爪の使い魔、ケディス/Kediss, Emberclaw Familiar |
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(1)(赤) |
エレメンタル(Elemental) トカゲ(Lizard) |
あなたがコントロールしている統率者1体が対戦相手1人に戦闘ダメージを与えるたび、それは他の各対戦相手にそれぞれ、それに等しい点数のダメージを与える。 共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。) |
1/1 |
統率者が戦闘ダメージを与えると、ほかの対戦相手にそれを波及させる能力を持ちます。
ということはつまり、一撃で沈められる可能性があるということ!
ただしこれにより与えられるダメージは戦闘ダメージには当たらないので、統率者ダメージの蓄積は発生しません。純粋にダメージを与えるというもの。
しかしパワーが40点であれば問答無用で勝利!
たとえ40点でなくとも、与えられるダメージが加速すれば、それだけ破壊力が増大してくれるので、できるだけ一回のパンチ力を上げてあげましょう!
決闘者の遺産/Duelist’s Heritage |
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(2)(白) |
エンチャント |
1体以上のクリーチャーが攻撃するたび、攻撃クリーチャー1体を対象とする。あなたは「ターン終了時まで、それは二段攻撃を得る。」を選んでもよい。 |
二段攻撃を付与するエンチャント。しかも対戦相手のクリーチャーも選べるので、急な打点アップをさせて計算を狂わすことも可能。
これ以外にも《軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion》でおなじく二段攻撃、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》でトランプルとパンプアップなど、ジャレッドのパンチ力を上げるカードを採用しています。
全体火力で場を薙ぎ払う→ジャレッドが成長する→ジャレッドの攻撃力をさらにアップさせる。
という流れを作り、相手を沈めていきましょう!
統治者を奪い返すべし!
着地時、統治者を付与するカード
基本戦略をご紹介してきましたが、これらすべては【統治者】でなければ成立しません。
対戦相手が破壊不能を全体に付与していたり、火力で焼き切れないほどのファッティを連打してきたり、飛行クロックを大量に並べきたりすると作戦が瓦解します…
戦闘ダメージをベースにしている以上、これらの防御壁たちには苦戦を強いられますが、そういういときはじかに【統治者】になってやりましょう!
宮殿の看守/Palace Jailer |
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(2)(白)(白) |
人間(Human) 兵士(Soldier) |
宮殿の看守が戦場に出たとき、あなたが統治者になる。 宮殿の看守が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、いずれかの対戦相手が統治者になるまでそれを追放する。(そのクリーチャーはオーナーのコントロール下で戦場に戻る。) |
2/2 |
CIPで【統治者】をもたらしつつ、一時的追放除去を内蔵したクリーチャー。
厄介な破壊不能もどかしながら【統治者】まで与えてくれるナイスガイです。
この他にも新しく登場したエンチャントが優秀で【統治者】を与えつつ、さらにプラスの恩恵を得るカードが出現しています。
激憤の宮廷/Court of Ire |
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(3)(赤)(赤) |
エンチャント |
激憤の宮廷が戦場に出たとき、あなたが統治者になる。 あなたのアップキープの開始時に、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。激憤の宮廷はそれに2点のダメージを与える。あなたが統治者であるなら、代わりに、これはそのプレイヤーかパーマネントに7点のダメージを与える。 |
恒常的火力装置でありながら【統治者】を付与するエンチャント。
1点の火力を毎ターン与えてくれますが【統治者】となるとなんと7点! 対戦相手も選べるので最後の一押しにも貢献してくれそうですね。
対象をジャレッドにし、7点のパンプアップとしても使えるのが非常にグッド!
これらのカードは出してすぐに【統治者】を与えてくれるため即効性が高く非常に使いやすいのが魅力ですが、ジャレッドを場に出したターンには使わないのが鉄則です。
ジャレッドの制約により、これらのCIPが無効化されてしまうためバリューがぐっと下がってしまうためです。注意!
戦闘ダメージのみならず、これらのカードでサポートしてあげてとにかくジャレッドを王者の地位に付かせましょう。話はそれから!
それ以外にもちょっとした小技として使えるカードをご紹介します!
ブリンクギミック
儚い存在/Ephemerate |
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(白) |
インスタント |
あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に出す。 反復(この呪文があなたの手札から唱えられたなら、これの解決に際し、これを追放する。次のあなたのアップキープの開始時に、あなたは追放領域からこのカードをこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。) |
モダンホライズンで登場した1マナのブリンク呪文。
一時的に追放し、また戻すという挙動をしますが、その使い道は多岐に渡ります。
CIPの再度誘発、除去よけ、戦闘からの離脱、コンボと悪用もとい有用性の高い、ウマぶれるカードとして人気があります。個人的にも好き。
ジャレッドを含む、CIPで統治者を選べるカードをこの呪文でブリンクしてあげると、相手のエンドステップに【統治者】を付与することが可能です。
すでに付与されていたプレイヤーがそのドローを当てにしていたところを狙い澄まし、別の対戦相手や自分に【統治者】を付与させればその計算を大きく狂わせることができます。
とくにジャレッドの場合、自分のひとつ前のプレイヤーのターン終了時を狙い、がら空きの対戦相手を対象として【統治者】を付与してあげましょう!
すぐに殴り込んで返してもらうぜ!
上記カードはインスタントなので使い切り(反復があるから2回だけど)なので、狙いを定める必要がありますが、下記カードは起動能力ゆえに何度でも使用可能です!
祝福されたエミエル/Emiel the Blessed |
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(2)(白)(白) |
ユニコーン(Unicorn) |
(3):他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後、それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。 他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは(緑/白)を支払ってもよい。そうしたなら、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。それがユニコーン(Unicorn)であるなら、代わりにそれの上に+1/+1カウンターを2個置く。((緑/白)は(緑)でも(白)でも支払うことができる。) |
4/4 |
jumpstartで登場したブリンクするユニコーン。
3マナを支払うことで自軍のクリーチャーをブリンクします。場に出たときにマナを支払うとさらにプラスカウンターを付与してくれるため戦線の維持および強化に貢献します。
《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》なども採用しているので、厄介なパーマネントをこれで除去し、さらに使い回す動きは強力です。
さらにCIPでマナを生み出すカードがあれば、複数にわたりブリンク可能!
そのCIPで生み出すマナが4マナ以上なら無限マナと無限ブリンク!
そんな都合のいいカードがあるわけが-――
無限ブリンクによるコンボ
波止場の恐喝者/Dockside Extortionist |
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(1)(赤) |
ゴブリン(Goblin) 海賊(Pirate) |
波止場の恐喝者が戦場に出たとき、宝物(Treasure)トークンをX個生成する。Xは、対戦相手がコントロールしているアーティファクトとエンチャントの総数に等しい。(宝物トークンは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。) |
1/2 |
ありました。いつものやつです。
対戦相手の場に4つ以上のアーティファクト、エンチャントがある状態なら《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》を対象にブリンクして無限マナが成立します。
CIPでダメージを与えるクリーチャーは採用していないので、無限マナからの無限X火力や《歩行バリスタ/Walking Ballista》によるビームをぶっぱなして勝利しましょう!
《業火のタイタン/Inferno Titan》や《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》《峰の恐怖/Terror of the Peaks》などを多めに採用してこのコンボを積極的に狙う型も楽しそうです!
その際にはX呪文を減らし、CIPで火力をばら撒くようなクリーチャーを主体にするといいでしょう。ドラゴンにはそういった能力を持つものが多く、飛行クロックなので【統治者】を奪い返しやすくなる利点もあります!
プレイングガイド
プレイングの流れ
- ジャレッドを素早く場に出す。
※誰を【統治者】にするかはよく吟味すること! - 【統治者】を奪い返す。
※CIP持ちなどで工夫する。 - 全体火力をぶっ放し盤面を更地にしつつジャレッドを強化する。
- 殴る!
勝ち筋
- 殴る
《真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir》+全体火力 - <恐喝者コンボ>
《祝福されたエミエル/Emiel the Blessed》+《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
苦手
除去コントロールは天敵。特に黒系の全体除去は脅威です。
ダメージは無効化してくれるものの、破壊不能があるわけではないのでマスデスで簡単に除去されてしまいます。追放除去も苦手。
横並び戦略、クリーチャーデッキにたいしてはメタデッキみたいなものなのでさほど苦にしませんが、呪文を主体とする相手には干渉する手段が少ないので苦手とします。
妨害置物をやや多めに取っているので、統率者を見て呪文メインだった場合にはしっかりとキープしましょう。
またパーマネント除去の数を絞っており限りがあるので雑に放り込むと解答がなくなってしまうので注意です!
まとめ
かつての主人公であった《真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir》デッキ、いかがでしたでしょうか!
マナ加速からの全体火力はいかにも赤を含む統率者らしい戦法であり、それをパワーに変換できるというギミックは新しく非常にはた迷惑もといエキサイティングなゲーム展開をもたらしてくれます。
今回はこのようなコンセプトになりましたが、前述のようにドラゴンなどを大量に投入した、CIP火力デッキも楽しそうです!
カジュアルな統率者らしく除去と殴りで戦っていくタイプなので、気になった方は参考にしていただけると幸いです。
ではでは次のジェネラルでお会いしましょう! 素敵な統率者ライフを!
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