【統率者・EDH】無限コンボ集『無限マナ』<固有色・多色編>【コンボ紹介】

統率者戦・EDHにおける固有色が多色で採用できる無限マナコンボをご紹介します。
mtgでは厳密には”無限”という概念は存在しないので、「望むだけの数」を生み出すことを目的としたコンボを総称して無限マナコンボと呼んでいます。(200憶マナくらいあれば十分でしょう!)

マナをコストにするタイプの起動能力を持つ統率者であれば、この無限マナを発生させることで無限起動が可能となり、そのまま勝ちに走ることも可能です。
多色であればそれだけ統率者の選択肢も増え、なおかつ勝ち筋へのアクセス手段もアップ!
裏を返せば、マナによる起動能力を持つ統率者であればこの無限マナギミックを搭載しているものがほとんどであり、常にコンボを警戒する必要に迫られます。
たとえ自分が使わなかったとしても、これらのコンボの挙動やパーツを知っておくことでマスカンや止めるタイミングなどをおさえることが出来るためゲームを有利に進めることが可能です!

このページでは、

  • 固有色
  • 無限マナのタイプ:無色無限マナ/有色無限マナ

による種別で記載しています。デッキの固有色に合ったコンボをご参考ください。

無限マナだけ発生させても勝利にはなりません。適切な注ぎ先を用意して、そこにぶち込むのだ!
無限マナのフィニッシャーになるカードについては以下のページにまとめてありますのでご参考ください!

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無限マナコンボからのフィニッシュ手段・注ぎ先をご紹介。無限マナは成立した! でもそこからがない……ではゲームに勝利することはできません。もちろん手札にあるカードを唱えつくすことは可能にはなるでしょうが、せっかく無限マナまでたどり着[…]

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緑白・セレズニア

エターナルデボーテ

コンボ種別

緑無限マナ

カードタイプ

クリーチャー&クリーチャー

コンボパーツ

コンボパーツ1.《献身のドルイド/Devoted Druid》

献身のドルイド/Devoted Druid
(1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):(緑)を加える。
献身のドルイドの上に-1/-1カウンターを1個置く:献身のドルイドをアンタップする。

0/2

コンボパーツ2.《療治の侍臣/Vizier of Remedies》

療治の侍臣/Vizier of Remedies
(1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

あなたがコントロールするクリーチャーの上に-1/-1カウンターが1個以上置かれるなら、代わりに、その数から1を引いた個数の-1/-1カウンターをそれの上に置く。

2/1

コンボの挙動

  1. 酔っていない、あるいは速攻、あるいは起動能力を起動できる状態になっている《献身のドルイド/Devoted Druid》を場に用意する。
  2. 《療治の侍臣/Vizier of Remedies》を場に出す。
  3. 《献身のドルイド》の起動能力を起動する。
    緑マナを1つ生み出す。
  4. 《献身のドルイド》のアンタップする能力を起動する。
    《療治の侍臣》の常在能力により、本来コストで乗せられる-1/-1カウンターが0個の状態で乗る。
  5. これにより再び《献身のドルイド》からマナが生み出せる状態になる。
  6. 以下繰り返しで緑無限マナが成立。

エターナルデボーテの特徴

クリーチャー2種類を利用した緑無限マナコンボです。
タップ能力ゆえにある程度の下準備をしなければターンを跨いでしまう危険性があるものの、一度起動してしまえば間違いなく無限マナを生みだせる強力なコンボです。
コンボが発見されてからモダンでも活躍しており《薄暮見の徴募兵》を注ぎ先にすることでライブラリーから《歩行バリスタ》を確実に手札に加えるコンボデッキが競技シーンでも見られるようになりました。
統率者戦においての特徴は以下の通り!

同じカードタイプなので揃えやすい

コンボパーツのどちらもクリーチャーであるため、非常に揃えやすいのが特徴です。特にクリーチャーサーチに長ける緑を含んでいるため一気に2枚を揃えることさえ可能です。
速攻をつけにくい色なので、装備品や土地などで工夫してあげるとさらに速度を上げられるので、このコンボをメインコンボに据える際にはサポートカードにスロットを割いてあげると良いでしょう!

《中心部の防衛/Defense of the Heart》
《歯と爪/Tooth and Nail》

コンボパーツが軽い

二つを同じターンに並べても4マナと非常に軽いのが魅力。同じマナ域であるためサーチもしやすいというのがいいですね。
それぞれ色が異なるものの、色拘束も緩いためマナベースに負担がかからないのもグッド!
両方とも手札からプレイする際には隙をなくすため即効をつけることが重要になります。

《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》
《調和の中心/Concordant Crossroads》

マナクリからコンボに行けるため無駄になりにくい

《献身のドルイド/Devoted Druid》の能力は基本的にマナエルフのそれなので、序盤のマナ加速に貢献します。
本体が2マナである点も優秀であり、最序盤においておき《療治の侍臣》を引いたら無限マナに突入という動きが理想的。
とはいえ《療治の侍臣》がコンボパーツとしての意味合いが強く、他に使い道がほとんどないのはややネック。
無限頑強などのギミックなどを搭載することで用途を増やし、カード単体の価値を上げるなどの工夫も可能なので、デッキに合えば無限頑強コンボを採用してみても良いですね!

インスタントタイミングで解決可能

アンタップする能力が起動能力なので、除去に対応して無限起動することが可能です。
マナ能力には対応できないので、起動能力にスタックして除去を放られたとしてもふたたび起動してしまえばそのまま除去の上から無限マナが決められます!
しかし《療治の侍臣》のキャストにスタックされてしまうと、能力の無限起動にまで行けないので注意です。
サーチ呪文などを経由して場に出すなどの工夫によってカバー可能なので、除去が多い環境であればそういったプレイングを意識すると良いでしょう!

エターナルデボーテを採用しやすい統率者

  • 起動能力を持つ<緑白>の固有色を持つ統率者
  • クリーチャーを主体とする<緑白>統率者

代用可能なカード

この2種類と同じ挙動ができる代用カードはなかなか見当たりません。
それぞれ別のタイプのコンボを形成できる可能性はあるので、そういった組み合わせと一緒にデッキに採用すると良いでしょう!

対処方法

除去する

コンボパーツ2種類ともがクリーチャーであるため、どちらか一方でも除去できればコンボを止めることが出来ます。
しかし召喚酔いが解けている状態で2枚が揃ってしまうと上記のように除去の上からコンボを決めてくるので【刹那】呪文など、スタックから封じ込めるなどの手段が必要になります。
マナクリとして運用している《献身のドルイド/Devoted Druid》をすぐに除去しておくのが吉。

カウンターする

クリーチャーであるためカウンターには耐性がありません。しかし《魂の洞窟》を利用するなどカウンター対策をされてしまう心配もないわけではありません。
呪文を追放するなど、確実なカウンター方法などもありますが、なかなか一般的に使いやすいカードがないので、環境的にカウンター封じが多い場合に採用するといった塩梅が良さそうです。

クリーチャーの起動能力を封じる

もっとも確実なコンボ遮断方法でしょう。
マナ能力を封じない能力封じであっても、アンタップ能力が封じられるため、コンボがシャットアウト可能です。
このコンボに辛酸を舐めさせられまくっている人は容赦なくクリーチャーの起動封じをぶち込んで悲鳴を上げさせてやりましょう!

  • 《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
  • 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》

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鏡の精体コンボ

コンボ種別

有色無限マナ

カードタイプ

クリーチャー&クリーチャー

コンボパーツ

コンボパーツ1.《鏡の精体/Mirror Entity》

鏡の精体/Mirror Entity
(2)(白)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)
(X):ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは基本のパワーとタフネスがX/Xになり、すべてのクリーチャー・タイプを得る。

1/1

コンボパーツ2.《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》

ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote
(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

あなたがコントロールするエルフ(Elf)を1体、オーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。この能力は、各ターンに1回のみ起動できる。

1/1

コンボパーツ3.<タップ能力で緑2マナを含む3マナ以上が出るクリーチャー>

ラノワールの部族/Llanowar Tribe
(緑)(緑)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):(緑)(緑)(緑)を加える。

3/3

コンボの挙動

  1. 酔っていない、あるいは速攻、あるいは起動能力を起動できる状態になっている要件を満たすマナクリを場に用意する。
    ※ここでは《ラノワールの部族》
  2. 《鏡の精体》と《ワイアウッドの共生虫》を場に揃える。
  3. マナクリの能力を起動。緑3マナを生みだす。
  4. 《鏡の精体》の能力をX=1で起動。
    ※3-1=2マナ残る。
  5. 自分の戦場のクリーチャーがすべてのクリーチャータイプを得る。(エルフも得る)
  6. 《ワイアウッドの共生虫》の能力を起動する。
    1.《ワイアウッドの共生虫》自身を手札に戻す。(エルフ化しているため選択可能)
    2.タップ状態のマナクリをアンタップする。
  7. 《ワイアウッドの共生虫》を唱える。
    ※2-1=1マナ残る。
  8. アンタップ状態になったマナクリから再びマナを生みだす。
    ※1+3=4マナ残る。
  9. ふたたび《鏡の精体》の能力をX=1で起動。
    ※4-1=3マナ残る。
    ※《ワイアウッドの共生虫》が手札に戻りエルフ化がなくなったため。
  10. 以下繰り返しで緑無限マナ。
    ※緑2マナを含む3マナがあれば成立するため、他の色マナも成立可能な場合あり。

鏡の精体コンボの特徴

器用生物である《ワイアウッドの共生虫》と、部族化能力を持つ《鏡の精体》の特徴を利用した無限コンボです。やや挙動は面倒なものの、実はそんなに難しいことはしていないコンボでもあります。
《ワイアウッドの共生虫》は使えば使うほどその器用さに驚くクリーチャーでさまざまな場面でユーティリティーカードとしての役目を果たしてくれます。
コンボの特徴としては、

すべて同じカードタイプであるため揃えやすい

前述の<エターナルデボーテ>と同じく、すべてクリーチャーのみで完結するコンボなのでサーチカードを共有できるのが魅力です。
緑白はクリーチャーサーチに非常に長けたカラーなので、1枚でも手札にあればあっという間に揃ってしまうケースもしばしば。特に《ワイアウッドの共生虫》は、マナクリなどの複数起動などに貢献し、序盤からマナ加速に参加してくるなど有用性に優れたクリーチャーであるため、一瞬のマナ加速からXサーチなどに絡められるとスピーディーにコンボを決めることさえ可能です!

無限マナから無限パンプが成立する

《鏡の精体》そのものが無限マナの注ぎ先になるため、クリーチャーの数さえそろっていれば、そのまま無限パンチによる勝利が出来るのもコンボの特徴です。
緑白カラーの統率者はクリーチャー主体になるものが多く、序盤に展開したマナクリがそのままフィニッシャーになる姿は驚異的。
反面、序盤から全体除去を放られると、パンプしたとしても数が足らず、チャンパーによって防がれてしまうので注意が必要です。
統率者が注ぎ先になっているデッキであればこの問題は解決するのでさほど気にしなくても良いかもしれませんが、勝ち筋を考える上では重要になるので、デッキのタイプによってしっかりと注ぎ先の準備やプレイングに気を付けると良いでしょう!

起動能力の無限起動ができる

緑の無限マナが成立後に《ワイヤウッドの共生虫》能力のアンタップ対象を変更することで、タップを含む能力を無限に起動することが出来ます。
タップのみであればそのまま無限起動、マナを含む場合には、色が合えばそのまま無限が成立します。
統率者がタップ起動である場合には、このコンボとの相性が良いので採用を検討してみても良いでしょう!

鏡の精体コンボを採用しやすい統率者

  • 起動能力を持つ<緑白>の固有色を持つ統率者
    《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》
  • クリーチャーを主体とする<緑白>統率者
    《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》

代用可能なカード

マナクリについては様々な代用品が存在します。
大量にマナが出るマナエルフなどはマナ加速にも貢献しつつ、コンボに繋げられるので非常に優秀。
以下に有名かつ使いやすいものをご紹介します。

ティタニアの僧侶/Priest of Titania

ティタニアの僧侶/Priest of Titania
(1)(緑)
エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):戦場に出ているエルフ(Elf)1つにつき(緑)を加える。

1/1

戦場のエルフの数だけ緑マナを生みだすマナエルフ。
対戦相手に同じ緑がいると半端ではないマナ加速になるのでアド。緑3マナ以上出すのは比較的用意なので、これをメインのコンボパーツにするのも全然オッケー。

エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid

エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid
(1)(緑)(緑)
エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

あなたがコントロールする他のエルフ(Elf)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(T):あなたがコントロールするエルフ1つにつき(緑)を加える。

2/2

《ティタニアの僧侶》と同じようなマナ加速装置となりますが、対戦相手の場は参照しません。しっかりと自分の場にエルフを揃えましょう!
エルフのロード能力を持つので、緑白を含むエルフデッキではこちらに分がある印象です。

対処方法

除去する

コンボパーツすべてがクリーチャーであるため、いずれかのクリーチャーを除去してしまえばコンボを防ぐことが出来ます。
手札に戻す、アクションがあるため除去するタイミングは多いのも特徴です。
《ワイアウッドの共生虫》はユーティリティーカードとしても運用されるので、見かけたらさっさと潰してしまうのも吉。
序盤に並べたマナクリごと全体除去で流してあげるとあと腐れなく対処できるので流せるときにはさっさと流してやりましょう!

カウンターする

カウンター耐性のあるクリーチャーをパーツにしてるわけではないので、カウンター1枚で止められることもしばしば。
しかし《魂の洞窟》でフォローするなどの動きもあり得るので2枚が揃おうとしたときには気を付けると良いでしょう!

連続キャストを咎める

《ワイアウッドの共生虫》の能力で手札に戻り、ふたたび唱えるのが大事になるコンボであるため、複数回のキャストを咎められるとコンボが成立しません。
白にはそういった性質のカードが多く存在するので、これらのコンボを警戒する際にはしっかりと枚数を取っておくと良いでしょう!

  • 《法の定め/Rule of Law》
    白いエンチャント。3マナ。すべてのプレイヤーは自分のターンに1つしか呪文を唱えられない。
  • 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
    白いアーティファクト・クリーチャー。上記のアーティファクト呪文を除いた能力を内蔵。
  • 《エメリアのアルコン/Archon of Emeria》
    白いクリーチャー。《法の定め》に加えて、対戦相手に基本でない土地をタップインさせる能力を持つ。

クリーチャーの起動能力を封じる

もっとも確実なコンボ遮断方法でしょう。
コンボ挙動のほぼすべてに起動能力が絡むため、これを咎めるだけでもかなりの抑止力になります。緑系デッキそのものがクリーチャーの起動能力に大きく軸足を置いているため、これらのデッキが多い環境であれば採用を検討してみても良いでしょう1

  • 《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
  • 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》

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ラクドス・黒赤

ワールドゴージャー

コンボ種別

有色無限マナ

カードタイプ

クリーチャー&エンチャント

コンボパーツ

コンボパーツ1.《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》

世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon
(3)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー — ナイトメア(Nightmare) ドラゴン(Dragon)

飛行、トランプル
世界喰らいのドラゴンが戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のパーマネントをすべて追放する。
世界喰らいのドラゴンが戦場を離れたとき、世界喰らいのドラゴンが追放したカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

7/7

コンボパーツ2.<リアニメイトするパーマネント>

動く死体/Animate Dead
(1)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)
動く死体が戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、それは「エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)」を失い、「エンチャント(動く死体により戦場に出たクリーチャー)」を得る。エンチャントされているクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に戻し、動く死体をそれにつける。動く死体が戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
エンチャントされているクリーチャーは-1/-0の修整を受ける。

コンボの挙動

  1. 《世界喰らいのドラゴン》を墓地に落としておく。
  2. リアニメイト能力を持つパーマネント(ここでは《動く死体》とする)を場に出す。
    対象は《世界喰らいのドラゴン》
  3. 《世界喰らいのドラゴン》が場に出る。
  4. 《世界喰らいのドラゴン》の能力が誘発する。
    自分の場にある《世界喰らいのドラゴン》以外のパーマネントすべてを追放する。
  5. 《動く死体》が場を離れたことにより《世界喰らいのドラゴン》が生け贄に捧げられる。
  6. 《世界喰らいのドラゴン》が場を離れたことにより能力が誘発する。
    追放されたすべてのパーマネントを場に戻す。
    ※この際、タップ状態だったすべてのパーマネントがアンタップ状態で場に戻る。
  7. ふたたび《動く死体》が場に出たため、墓地の《世界喰らいのドラゴン》を対象にリアニメイトする。
  8. 以下繰り返しで無限に追放領域と場に戻るを繰り返す。
    土地からマナを生みだし、アンタップ状態で戻るため無限マナが成立する。

ワールドゴージャーの特徴

《世界喰らいのドラゴン》の大規模ナイトメア能力を利用した無限コンボです。
往年の名コンボでありレガシーなどの環境でもこのギミックを利用したデッキを組むことが可能です。
このコンボの特徴としては以下の点が挙げられます。

無限着地が成立するため無限にCIPが誘発する

ナイトメア能力により追放され、ふたたび場に戻るため、戦場にすでにあったパーマネントは無限に着地を繰り返すことになります。そのためCIPを持つパーマネントがあれば、そのまま無限着地が成立。
ダメージやドローなどの効果であればそのまま無限にその効果を繰り返すことが出来るため、無限マナの注ぎ先がなかったとしてもコンボとして成立させることが可能です。

下準備がとても楽

墓地に《世界喰らいのドラゴン》がいればいいので、リアニメイトするパーマネントさえあれば、そのままコンボに入ることが可能です。
墓地肥やしに長けたデッキであれば、ほぼ1枚でコンボに入れるようなものなので非常に少ない枚数や要件でコンボを成立させられるのがワールドゴージャーの強みになります。
またコピー能力を持つパーマネントを活用することでコンボを形成できるので、非常に多数の角度からコンボを決められるのも独自の強みと言えます。

コンボに必要なマナが少ない

上記の要素と近い部分ではありますが、リアニメイトパーマネントは2~3マナと非常に軽く、それだけ場に出せればオッケーである点からみても最軽量の部類に入ります。下準備を含めるともう少しマナが必要になりますが、王手をかけてからのマナが少ないというのはコンボにとっては非常に重要なポイント。
小回りを利かせて相手の妨害などをかいくぐってコンボに入れる確率が高まります!

代用品が豊富

リアニメイトパーマネント(場から離れるとクリーチャーも離れるタイプ)はじつは結構な数が存在します。ハイランダーである統率者においてフィニッシュカードに相当するものが複数あるのは非常に有難い!
さらにはコピーを活用することで同じような挙動をすることも可能であるため、類似品については相当数存在します。その分だけこのコンボを警戒しなければならず、一度カウンターなどで阻害してももう一枚、もう一枚と重ねることが可能な点も相手をする側からすれば厄介な点でしょう!

ワールドゴージャーを採用しやすい統率者

  • 固有色に赤を含み、優秀なCIPを多く採用している統率者
  • 固有色に黒赤を含み、リアニメイトパーマネントを採用している統率者

代用可能なカード

一時的なリアニメイトをするパーマネントは前述の通り亜種がそれなりに存在します。パーマネントが場を離れることで、リアニしたクリーチャーが場を離れるのであればすべてコンボパーツとして採用できるため、それらが代用品となります。
また、コピーを利用することで挙動を再現できるので、されらも代用品として活用可能です。

《Dance of the Dead》

Dance of the Dead
(1)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)
Dance of the Deadが戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、それは「エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)」を失い、「エンチャント(Dance of the Deadにより戦場に出たクリーチャー)」を得る。エンチャントされているクリーチャー・カードをあなたのコントロール下でタップ状態で戦場に出し、それにDance of the Deadをつける。Dance of the Deadが戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
エンチャントされているクリーチャーは、+1/+1の修整を受けるとともに、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは(1)(黒)を支払ってもよい。そうした場合、そのクリーチャーをアンタップする。

なんだかやたらと長いテキストですが、やってることは《動く死体》とさほど変わりません。
アンタップステップにアンタップしなくなり、黒含み2マナを支払うとアンタップする、といったデメリットが付与されていますが、リアニしたクリーチャーは若干のパンプがなされるというもの。
挙動は前述とまったく同じ。マナ域も同じなので使用感も一緒! パワーとタフネスが0のクリーチャーであってもリアニできるメリットはありますが、今回のコンボにはほとんど影響がありません。

《ネクロマンシー/Necromancy》

ネクロマンシー/Necromancy
(2)(黒)
エンチャント
あなたは、ネクロマンシーをそれが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。あなたがソーサリーを唱えられないときにそれを唱えた場合、それがなったパーマネントのコントローラーは、次のクリンナップ・ステップの開始時にそれを生け贄に捧げる。
ネクロマンシーが戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、これはエンチャント(ネクロマンシーにより戦場に出たクリーチャー)を持つオーラ(Aura)になる。墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出し、それにネクロマンシーをつける。ネクロマンシーが戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。

インスタントタイミングで唱えられる《動く死体》
1マナ重くなっているものの、対戦相手のスキを突くことが可能です。除去やカウンターが薄そうなタイミングを見極めるべし!

《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》

鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker
(2)(赤)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)

速攻
(T):あなたがコントロールする、伝説でないクリーチャー1体を対象とする。それが速攻を持つことを除き、それのコピーであるトークンを1体生成する。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。

2/2

赤のコピーの王様。リアニメイトではないものの、コピーを活用することで同じ挙動が可能です。

  1. 《鏡割りのキキジキ》を場に出しておく。
  2. 《世界喰らいのドラゴン》を場に出す。
    CIPが誘発する。
    ※【追放誘発A】がスタックに乗る。
  3. CIPの解決前に《鏡割りの鏡割りのキキジキ》の能力を起動。
    コピー対象は《世界喰らいのドラゴン》
  4. 《世界喰らいのドラゴン【コピー】》のCIPが誘発する。
    《世界喰らいのドラゴン【コピー】》以外のパーマネントをすべて追放する。
    ※【追放誘発A】はスタックに残っている状態。
  5. 《世界喰らいのドラゴン》が追放され場を離れたことにより、戻す能力が誘発する。
    しかし【追放誘発A】が解決されておらず、何も追放されていないため何も戻らずに解決される。
  6. スタック上に残っていた【追放誘発A】を解決し《世界喰らいのドラゴン【コピー】》を追放する。
  7. 《世界喰らいのドラゴン【コピー】》が追放され場を離れたことにより、戻す能力が誘発する。
  8. 《鏡割りのキキジキ》と《世界喰らいのドラゴン》と残りのパーマネントがアンタップ状態で場に戻る。
  9. 以下繰り返しで無限マナ&無限CIPが成立。

対処方法

《世界喰らいのドラゴン》のCIPに対応して除去する

大規模ナイトメア能力の誘発にスタックして《世界喰らいのドラゴン》を除去されてしまうと、先に場に戻す能力が誘発してしまうため、すべてのパーマネントが永久追放になってしまいます!
《世界喰らいのドラゴン》にはまったく除去耐性がないのでそれを狙って除去してしまえばコンボに走ろうとしたプレイヤーの盤面は更地に!

リアニメイト・コピー手段を妨害する

リアニメイトやコピーをする能力を持つのはエンチャントが多いのでこれを対処することでコンボを阻止することが出来ます!

墓地対策をする

リアニメイトによってコンボを狙う場合にはほぼ必ず墓地に《世界喰らいのドラゴン》が埋められているので、これを狙い撃ちにするのも手です。
墓地を根こそぎ追放する、墓地から場に出させないなどの方法で妨害することも可能です。

CIPを封じる

CIPで能力が誘発するのでこれを封じることでコンボを防ぐことが可能です。
そもそもの追放がなされなければ、それを戻してくる能力が誘発したところで意味がないので防ぐ手段としては優秀です。また赤には優れたCIPを持つものが多く存在するのでそれらをまとめて対処できる点でもグッド。

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シミック・緑青

スーパーマンコンボ

コンボ種別

緑無限マナ(場合によっては他の色の無限マナも可能)

カードタイプ

クリーチャー&エンチャント/クリーチャー

コンボパーツ

コンボパーツ1.《花を手入れする者/Bloom Tender》

花を手入れする者/Bloom Tender
(1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):あなたがコントロールするパーマネントの色1色につき、その色のマナ1点を加える。

1/1

コンボパーツ2.《ペミンのオーラ/Pemmin’s Aura》

ペミンのオーラ/Pemmin’s Aura
(1)(青)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
(青):エンチャントされているクリーチャーをアンタップする。
(青):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。
(青):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで被覆を得る。(それは呪文や能力の対象にならない。)
(1):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで+1/-1または-1/+1の修整を受ける。

コンボの手順

  1. 酔っていない、あるいは速攻、あるいは起動能力を起動できる状態になっている《花を手入れする者》を場に出しておく。
  2. 《ペミンのオーラ》を《花を手入れする者》にエンチャントする。
  3. 《花を手入れする者》の能力を起動。
    (緑)(青)マナを生みだす。
  4. 《ペミンのオーラ》の能力を起動。
    《花を手入れする者》をアンタップする。
  5. 以下繰り返しで緑無限マナが成立。

スーパーマンコンボの特徴

スーパーマン――《変異種/Morphling》になれるエンチャントである《ペミンのオーラ》と屈指の強マナクリ《花を手入れする者》の組み合わせによる無限コンボです。
マナクリから突如として無限マナが生えてくるのは、自然なプレイからシームレスでフィニッシャーに変貌するため対戦相手からすればかなりの脅威になります。
特徴としては――

《花を手入れする者》のカードパワーが高い

1体から1マナでも出てくれれば十分加速としては仕事をしているマナクリ業界において、2マナあるいは3マナ以上を生み出すポテンシャルを持つというだけでも非常に強力です。
多色においてのマナ基盤の安定に貢献してくれる上に2マナと軽く取り回しが良いのもありがたいポイントです!

3色以上であれば複数色の無限マナになる

上記コンボでは緑単色の無限マナとなりますが、他の色を含むパーマネントがあれば、その色も生み出してくれるので複数色の無限マナとなります。
3色以上の統率者であれば2色は約束されており、5色統率者ともなれば緑抜き全色!
ただしコンボの性質上青マナはほぼ出せないのはちょっと物足らない点かもしれません。

代用品の数がそこそこある

マナクリは青を含んで複数マナが出ればオッケーかつ、マナをコストとするアンタップ能力を持つパーマネントと組み合わせればいいので、カードプールを見渡してみると結構数が揃っています。
アンタップ能力は使いどころに困らないユーティリティー能力であるため、コンボパーツでありながらデッキで浮きにくいのが良いですね!

スーパーマンコンボを採用しやすい統率者

  • 《まどろむ島、アリクスメテス/Arixmethes, Slumbering Isle》
    1枚コンボ。無限緑マナが成立します!
  • 《警告となるもの、ザクサラ/Zaxara, the Exemplary》
    1枚コンボ。有色無限マナが成立します!
  • 《眷者の神童、キナン/Kinnan, Bonder Prodigy》
    マナクリとも相性がよく、無限マナの注ぎ先としても優秀。強統率者の一角。

代用可能なカード

前述の通り、青を含む2色以上を生めるマナクリ&アンタップ能力を持つパーマネントの組み合わせであれば無限マナが成立するため豊富な代用カードが見つかります。
またそれらの条件を満たす統率者であれば1枚コンボ!
無限マナの注ぎ先が別に必要となりますが、それをサーチしやすい構築にすればオッケーなので、このコンボに全ツッパしたデッキも良さそうですね!

《現実からの遊離/Freed from the Real》

現実からの遊離/Freed from the Real
(2)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
(青):エンチャントされているクリーチャーをタップする。
(青):エンチャントされているクリーチャーをアンタップする。

《ペミンのオーラ》と同じようなアンタップ能力に加え、タップする能力も持ち合わせています。
自分のクリーチャーではなく相手のクリーチャーにエンチャントして無力化するという運用方法も考えられますが、統率者戦ではもっぱらコンボ装置。
マナ域が同じ3マナ、かつ色拘束が緩いということもあり、このコンボを目指すからにはぜひ採用したい1枚です。

《電位式錬金術師/Galvanic Alchemist》

電位式錬金術師/Galvanic Alchemist
(2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
電位式錬金術師が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーはそれぞれ「(2)(青):このクリーチャーをアンタップする。」を持つ。

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【結魂】を持つクリーチャー。マナを支払うことでアンタップする能力を共有します。
機能としてはほぼ同じ。ですが起動マナが重い!
青を含む3マナをねん出しなければいけないのでコンボまで持っていくには単体で4マナが生み出せなければいけないためハードルはかなり高いコンボになります。
爆発的にマナを生む(青を含む)ギミックやシステムがあり、なおかつクリーチャーを主体とするデッキであれば採用の余地はありそうですね。

青を含む複数マナを生む土地&パーマネントをアンタップする起動能力を持つクリーチャー
土地を複数枚アンタップするクリーチャーや、2色が出る土地&土地をアンタップするクリーチャーなどの組み合わせでもコンボを形成します。
これらにはかなりの組み合わせが存在するので、決めやすそうなものをざっとご紹介します!

  • 《キオーラの追随者/Kiora’s Follower》&<青を含むバウンスランド>/青を含む複数色が出る土地。
    ※《楽園の拡散/Utopia Sprawl》などをエンチャントした土地でもオッケー
  • 《アルゴスの古老/Argothian Elder》などの複数の土地をアンタップするクリーチャー
  • 《円環技師/Gyre Engineer》や《フェイ庄の古老/Faeburrow Elder》などの青を含む複数マナを生むクリーチャー

《まどろむ島、アリクスメテス/Arixmethes, Slumbering Isle》

まどろむ島、アリクスメテス/Arixmethes, Slumbering Isle
(2)(緑)(青)
伝説のクリーチャー — クラーケン(Kraken)

まどろむ島、アリクスメテスはタップ状態でまどろみ(slumber)カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。
まどろむ島、アリクスメテスの上にまどろみカウンターが置かれているかぎり、これは土地である。(これはクリーチャーではない。)
あなたが呪文を唱えるたび、あなたはまどろむ島、アリクスメテスの上からまどろみカウンターを1個取り除いてもよい。
(T):(緑)(青)を加える。

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土地でもありクリーチャーでもある伝説のクラーケン。
圧倒的なスタッツを誇る巨体ですが、青を含む2マナを生みだすため、アンタップ能力のパーマネントと組み合わせると無限マナが成立します。なんと1枚コンボ!
《ペミンのオーラ》であれば21点までパンプアップ可能であるためそのまま統率者ダメージで勝利です!

《警告となるもの、ザクサラ/Zaxara, the Exemplary》

警告となるもの、ザクサラ/Zaxara, the Exemplary
伝説のクリーチャー — ナイトメア(Nightmare) ハイドラ(Hydra)
(1)(黒)(緑)(青)

接死
(T):好きな色1色のマナ2点を加える。
あなたがマナ・コストに(X)を含む呪文を唱えるたび、緑の0/0のハイドラ(Hydra)・クリーチャー・トークンを1体生成し、その後、それの上に+1/+1カウンターをX個置く。

2/3

3色のハイドラ。Xを含む呪文を唱えるたびに仲間のハイドラを生み出す能力を持ちます。
それをサポートする意図でのマナ能力ですが、なんと好きな色1を2点加えるのでコンボが形成可能です!
まずは(青)(青)を生み出して青無限マナを成立させてから、好きな色のマナに切り替えて生み出せば有色無限マナ!
こちらも1枚コンボで無限マナとなるため、ザクサラを統率者にした場合にはぜひ狙いたいコンボですね。黒を含む3色ということもあってサーチ手段には困りません!

対処方法

クリーチャーを除去するべし

どんなパーツの組み合わせであってもクリーチャーを経由するためクリーチャー除去には滅法弱いのが特徴です。
オーラを使うためクリーチャーの損失にともなくディスアドは計り知れません。何かのはずみでマナクリから複数マナが出されても困るので、序盤のマナクリを咎めるアクションも非常に大切です。
マスデス、単体除去のバランスをしっかり考慮してデッキを構築するだけでもこれらのコンボの対処策となります!

クリーチャーの起動能力を封じるべし

マナ能力がこのコンボの要となるため、起動能力全般を封じることでコンボを抑制することが出来ます。
妨害置物やヘイトベアで阻止するべし!

  • 《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
  • 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》

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