Concept -コンセプト-
地獄の七並べ! 山札を出し尽くして悪魔の復活を防げ!
2015年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品。
カード型の協力型ゲームです。
プレイヤーは手札からカードを2枚以上出していき、山札すべてを場に出しつくしたら勝利です。
七並べのようにカードを並べていくだけですが、クリアするのは至難の業!
運とコミュニケーション、そして、ちょっとの奇蹟を頼りにクリアを目指しましょう!
Introduction -ゲーム情報-
作者:Steffen Benndorf(:シュテファン・ベンドルフ)
プレイ人数:1~5人
プレイ時間:15~20分前後
パッケージ内容:
- カード 102枚
- 拡張カード 6枚
- ルールシート 1枚
Components -コンポーネント-
パッケージ。掌大で持ち運びやすいサイズです。カードゲームなので軽いのも吉! でもコワイ!
手札を並べていくカード。二枚ずつあるので、どちらかを保留していくのが大事! コワイ!
プレイヤーに配られるカード。このカードをすべて場に出せたらみんなの勝利! コワイ!
カードの裏面です。シンプルですがフレーバーばっちり。コワイ!
追加ルール用のカードです。基本ルールは余裕だぜ! という猛者にはこちら。アオイ!
極めてシンプルながらも、色合いとデザインでフレーバーを作ってるのがポイント高いです。
すべて紙なので持ち運びはもちろんゲームのスタートもお手軽。
ゲームをクリアするためには会話が必須なので、仲良くなりたいコミュニティーでプレイすれば盛り上がること間違いなし!
クリアしたときの爽快感はたまりませんよ!
Rule -ルール・遊び方-
◇Flow -ゲームの流れ-
このゲームの勝利条件は2-99のすべての札を出し切ることです。
そのためにはそれぞれのプレイヤーが手札からカードを出していくのですが、そのためにはいくつかのルールがあります。
シンプルですが、出し尽くすのは本当に難しい…
では準備していきましょう!
<準備>
- 1-99と書かれたカード2枚と100-2と書かれたカード2枚を場に並べます。
※ここにそれぞれのプレイヤーが手札を出していきます。
こちらのカード。縦に並べるとプレイしやすい。 - プレイヤーにカードを配ります。
※人数に応じて配る枚数が変わります。
◇1人プレイ:8枚
◇2人プレイ:7枚
◇3~5人プレイ:6枚
※よくシャッフルしましょう。手札によっては壊滅的な状況になることも。ある程度のやり直しはご愛敬。 - 初手番を決めます。
※じゃんけん、ダイスなど適当な手段で決めてください。
これで準備は完了です。シンプルですね。準備が楽ちんなのはカードゲームのいいところ。
ではプレイの流れを見ていきましょう!
<ゲームの流れ>
- スタートプレイヤーから手札のカードを2枚以上出します。
※かならず二枚以上ださなければなりません。出せない場合、プレイヤーの敗北です。
※出せるのであれば何枚でも構いません。
※4つの場、好きな場所に出すことができます。
【左】100の場に、93、92と出しました。 【右】1の場に、8、10と出しました。
※100に出す場合、100より小さければ何を出してもオッケー。次からは直前に出されたカードよりも小さい数字を出さなければなりません。小さい数字であればいくつでも構いません。
※1に出す場合、1より大きければ何を出してもオッケー。次からは直前に出されたカードよりも小さい数字を出さなければなりません。大きい数字であればいくつもで構いません。
◆ポイント◆
どちらの場でも、±10の数字をおくことができます!
上記の例では、
93、92の次に89のカードを置きました。この場合、99~92のカード、91、90のカードを置くことができません。ですが、
89+10である99のカードを出すことができます! これによって数字が戻り、98~94のカードを出すことができるようになります。
1からもおなじように、8,10,12とくると、12-10の2を出すことができます!
このように±10を駆使して、数字を戻しそれぞれのプレイヤーが出せる状況を作っていきます。
◆注意!◆
手札にあるカードの数字をほかのプレイヤーに教えることはできません!
具体的な数字を伝えるのはご法度。
「こっからだいぶ下がるけど大丈夫?」
「まだ刻めるからそっちは残しておいて」
などの曖昧な会話で情報を伝達してください! - 出した枚数とおなじ枚数を山札から引きます。
※つねに初期手札とおなじ枚数になります。
※山札がなくなり、場にすべてのカードが出そろえばプレイヤーの勝利です。 - 前のプレイヤーがカードを引いたら手番が次のプレイヤーに移ります。
以上の手順を繰り返してゲームをすすめていきます。
プレイそのものはシンプルですが、クリアは本当に難しいです。
具体的な数字を伝えることが禁止されているので、ぼんやりとしながらも切迫した会話が繰り広げられるのも楽しいポイントです。
ボードゲーム初心者の方は協力型のはじめの一歩として、玄人の方は頭と場のウォーミングアップとして楽しめるオススメのゲームです。
◇Advice -アドバイス-
1と100それぞれの場を、できるだけ一つは残しておくと良いでしょう。
保険として一つは残して、一つずつにカードを出していく。どうしても処理できなくなったらそこから手を付けていく、というプレイングがクリアのコツかなと思います。
±10のバックがあるので多少数字を掘りすすめてもなんとかなるチャンスがあります。
二つの場に出してしまうと戻れなくなったり、戻すための数字を使ってしまっている、なんてことも。
とはいえ、このゲームのクリアは難しく、初期手札やドローによっては突然終わってしまうこともしばしば。
運の理不尽さにみんなで大笑いするのも、このゲームの楽しみ方の一つかもしれませんね!