Concept -コンセプト-
みんなで力を合わせて伝説級花火を打ち上げよう!
カードを使った協力型のゲームです。
プレイヤーはそれぞれ手札・花火を出していきより多くのカードを出すことを目指します。
ただし、手札を出していくには絶対にほかのプレイヤーに手伝ってもらわなければなりません。
なぜならば、このゲームでは自分の手札を見ることができないからです!
仲間から与えられた情報を頼りに、花火を完成させましょう!
Introduction -ゲーム情報-
作者:
・ゲームデザイン:アントワーヌ・ボザ
・イラスト:ジェラルド・ゲルレ
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:30~60分前後
パッケージ内容:
- 花火カード 50枚
- 青トークン 8枚
- 赤トークン 3枚
- 多色カード 5枚(拡張ルールで使用します)
- ルールシート 1部
Components -コンポーネント-
パッケージ。金属製でしっかりした造りです。旅先に持って行くにも安心!
花火カード。全部で50枚。並べるだけでも綺麗です!
カードの裏面。桜と蒲。ふ、風流。自分の手札はこちらの面しか見れません。
多色カード。華やかですね! 拡張ルールで使用します。
トークンたち。それぞれがリソースとミスを担当しています。
青がリソース。赤がミス。
美しいイラストが目に嬉しいですね!
パッケージそのものはコンパクトで軽量。持ち運びにも楽ちんです。
カードのみでも十分なフレーバーを醸し出しています。
カードゲームの利点である、軽くて持ち運びやすい点もグッド。
夏場の合宿やキャンプなどで仲間と盛り上がってはいかがでしょう!
Rule -ルール・遊び方-
◇Flow -ゲームの流れ-
このゲームは協力型ゲームですので、プレイヤーは同じ目的に向かってゲームを進めていきます。
全員の手札をすべて出し切れたら勝利!
もし出し切れなくても、場に出ているカードの点数で評価が決まります。
出来る限り多くのカードを場に出していけるようプレイしましょう!
では準備していきましょう!
<準備>
- 多色カード5枚をゲームから取り除きます。
※拡張ルールの場合にのみ使用します。 - 青トークン8枚を箱のふたの中に入れて保管します。
※プレイヤーたちのリソースです。これを消費したりしてゲームを進めます。 - 赤トークン3枚をその横に置いておきます。
※このトークンがすべて箱に入ってしまうとゲームに敗北してしまいます。
- カードを配ります。
※よくシャッフルしましょう。カードのサイズが独特なのでテンカットがオススメ!
※人数に応じて配る枚数が変わります。
◇2~3人:各プレイヤーに5枚
◇4~5人:各プレイヤーに4枚
◆注意!◆
配られたカードは見てはいけません!
つねに自分の手札は確認できず、周りのプレイヤーの手札のみが見える状態になります。
ゲーム中に自分の手札を見てしまった場合、名誉を奪われ、名人花火師にはなれません!
(最初から仕切り直しがオススメです)
以上が準備になります。
注意にある通り、手札のカードは決して見てはいけません。
見てしまうとゲームとして成立しなくなってしまうので気を付けましょう!
配る人は裏向きにして、間違ってひっくり返ったりしないよう細心の注意を払って配ってください。
ではゲームの流れをご紹介します。
<ゲームの流れ>
このゲームでは三つのアクションの中から、一つだけ選んで実行します。
その際、必ずどれかを選ばなければなりません。パスはできません。
- 情報を1つ教える。
- カード1枚を捨て札にする。
- カード1枚をプレイする。
◆注意!◆
手番中のプレイヤーにむかって助言をすることは禁止です!
相談や口出し、アドバイスなどはゲームの面白さを半減させてしまいますのでぐっとこらえましょう。
※ですが、全面禁止にするのではなく、それぞれのプレイヤーにあったコミュニケーションを選ぶのが良いと思います。あらかじめどの範囲まで話せるかを決めておくのがオススメです。
実行できるアクションは3つだけですが、それぞれの場面で考える必要があり、またアクションにはリソースが必要となってくるのでよく考えて実行しましょう!
- 情報1つを教える(ヒントアクション)
※これを実行する際に、青トークンを1つ、箱から取り出して赤トークンの隣に置きます。
※他のプレイヤー1人を対象とします。
※教えることができる情報は以下の2種類があります。
●カードの色、1色についての情報(1色だけ)
例)こっちから見て右側に、赤いカードが、2枚あるよ!
●カードの数字1つについての情報(1つだけ)
例)こっちから見て左側と、真ん中に、数字の”1“があるよ!
◆注意!◆
①伝えるプレイヤーは選んだ情報(色か数字)は完全に伝えなければなりません!
※上記例では「赤い色のカードは1枚」と伝えてはならず「2枚」と伝えましょう。
②青いトークンが箱にない場合、このアクションは選べません。ほかのアクションを実行しましょう。
※むやみに教えているとすぐにトークンがなくなってしまいます。誰に、何を教えるかは慎重に! - カード1枚を捨て札にする。
手札のカードを1枚捨て札にします。
※このアクションを実行するとき、青いトークン1枚を箱に戻すことができます。
※捨て札は箱の横に1つの山にして表向きに置きます。山はいつでも確認できます。
※青いトークンがすべて箱にある場合、このアクションは選べません。ほかのアクションを実行しましょう。
※捨てたあと、山札から新しいカードを1枚引きます。この際にも表面は見ないように!
※捨てるカードは再利用できません。数字に気をつけて捨てましょう。それぞれのカード枚数は以下の通りです。
★数字①:4枚、②③④:3枚、⑤:1枚 特に、数字が⑤のカードは1枚限りなので捨てないように! - カード1枚をプレイする。(クリアするためのアクション)
手札1枚を場に出します。場に出す場合、2つのパターンがあります。
①自分から花火を作り始める。
②場に出ている花火に自分のカードを加える。
また、花火を作るためには、いくつかの決まりがあります。
1.数字の小さいカードから追加していきます。
※つまり、1からスタートして2,3,4,5と出していかなければなりません。
2.各色ともそれぞれの数字は1枚しか追加できません。
※1→1、というのはできません。
※同じ色の花火が揃うと1,2,3,4,5のカード(全部で5枚)になります。
このような状態で場に出していきます。
◆注意!◆
もし、このアクションを実行したとき、間違った札(例:1番最初に”2”のカードを出す、など)を出してしまったとき、赤いトークン1枚を箱に戻します。
赤いトークンがすべて箱に入ってしまった場合、プレイヤーたちの敗北となります。
プレイヤーのアクションは以上です。
これらのアクションをうまく組み合わせながら、手札を出していきます。
手札が見えないのでヒントを使いたい。でも、不用意にヒントを使えば青トークンがなくなる。
青トークンを補充するために手札を捨てたい。でも、もし”5”のカードを捨てれば完成しない。
など、単純なアクションの中に多くのジレンマを抱えていて、ゲームをスリリングにしています。
全体のバランスやゲームの進行状況をつねに意識して、特大の花火を打ち上げましょう!
最後にゲームの終了条件と得点計算方法を紹介します。
<ゲームの終了>
- 赤いトークンがすべて箱に入ってしまったとき。
※この場合、プレイヤーは敗北となってしまいます。残念! - 山札のカードがすべて引かれたとき。
※この場合、プレイヤーはそれぞれ手番が回ってきます。ただしカードは引けません。 - 5色すべての花火が完成したとき。
※最高得点の25点を獲得します。おめでとう!
<得点計算>
5色すべての花火が完成する前に山札のカードがなくなってしまった場合、最後に得点計算をします。
5色ある花火それぞれでもっとも大きい数字を参照し、合計した数が得点となります。
例)
赤1、緑2、白1、黄3、青5 合計:12ポイント
獲得した点数により、国際花火職人連盟による芸術的印象が決められます。
得点に応じた評価が下されますので、仲間たちと一喜一憂すること請け合いです!
◇Advice -アドバイス-
カードホルダーの使用をオススメします。
他のプレイヤーに見えるように、かつ、自分は絶対に見えないように手札を持ち続けるのは思った以上に難しく、ゲームに余計な要素を与えてしまいかねません。
ゲームに集中するためにも、簡単なもので良いのでぜひカードホルダーを使ってみてください!