【EDH・統率者】精神破壊者、ネクサル -Stairway To Underworld-【デッキ紹介】

《精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer》
(2)(青)(黒)(赤)
ゾンビ(Zombie) ウィザード(Wizard)
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーはカードを追加で1枚引く。 対戦相手がカードを1枚引くたび、精神破壊者、ネクサルはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
2/4

グリクシスカラーの統率者《精神破壊者、ネクサル//Nekusar, the Mindrazer》を今回ご紹介します!
《吠えたける鉱山/Howling Mine》《地獄界の夢/Underworld Dreams》をあわせもった伝説のゾンビであり、統率者2013で登場したコマンダー界隈ではなかなかの古株です。
元々は王様だったらしいのですが、あまりの不人気っぷりから暗殺されかけ、
「殺されるくらいならこっちから死んでやらぁ!」
とばかりにゾンビになり、挙句にはさらなる強権を振るうようになった業深きファンキーな人物です。
生者と死者の両方を統べ、情報を掌握し、さらにそれを敵に与えて混乱させるというフレーバーはまさしく能力そのもの。
敵に塩を送るが、その塩を扱い切れるかどうかは知らんぷり。
いや、むしろその塩に毒を――
なんてな感じの統率者をご紹介しましょう!
まずはデッキリストから!

スポンサーリンク

Deck List

<General:1>
1:《精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer》

<Land:31>
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《聖遺の塔/Reliquary Tower》
7:《島/Island》
1:《沼/Swamp》
1:《真鍮の都/City of Brass》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《産業の塔/Spire of Industry》
1:《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
1:《Badlands》
1:《Underground Sea》
1:《Volcanic Island》
1:《蒸気孔/Steam Vents》
1:《湿った墓/Watery Grave》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
1:《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》

<Creature:9>
1:《運命をほぐす者/Fate Unraveler》
1:《ケデレクトの寄生魔/Kederekt Parasite》
1:《真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth》
1:《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》
1:《ジェイスの文書管理人/Jace’s Archivist》
1:《ドラゴン魔道士/Dragon Mage》
1:《輪の大魔術師/Magus of the Wheel》
1:《壺の大魔術師/Magus of the Jar》
1:《無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless》

<Spell:28>
1:《混沌のねじれ/Chaos Warp》
1:《力ずく/By Force》
1:《断絶/Snap》
1:《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1:《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
1:《毒の濁流/Toxic Deluge》
1:《秘儀の否定/Arcane Denial》
1:《意志の力/Force of Will》
1:《白鳥の歌/Swan Song》
1:《精神的つまづき/Mental Misstep》
1:《否定の契約/Pact of Negation》
1:《暗記+記憶/Commit+Memory》
1:《繁栄/Prosperity》
1:《空中文字/Skyscribing》
1:《精神の輝き/Minds Aglow》
1:《陶酔/Fascination》
1:《Timetwister》
1:《時のらせん/Time Spiral》
1:《一日のやり直し/Day’s Undoing》
1:《時間の滝/Temporal Cascade》
1:《時の逆転/Time Reversal》
1:《Wheel of Fortune》
1:《変化の風/Winds of Change》
1:《意外な授かり物/Windfall》
1:《囁く狂気/Whispering Madness》
1:《時間のねじれ/Time Warp》
1:《時間操作/Temporal Manipulation》
1:《召し上げ/Expropriate》

<Enchantment:9>
1:《死の国からの脱出/Underworld Breach》
1:《ぎらつく油/Glistening Oil》
1:《ファイレクシア化/Phyresis》
1:《精神力/Mind Over Matter》
1:《地獄界の夢/Underworld Dreams》
1:《熱病の幻視/Fevered Visions》
1:《夜の分配/Night Dealings》
1:《秘儀の研究室/Arcane Laboratory》
1:《戦争税/War Tax》

<Artifact:22>
1:《金属モックス/Chrome Mox》
1:《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
1:《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
1:《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
1:《厳かなモノリス/Grim Monolith》
1:《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《魔力の櫃/Mana Vault》
1:《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1:《オパールのモックス/Mox Opal》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《独創のタリスマン/Talisman of Creativity》
1:《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
1:《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
1:《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1:《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
1:《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
1:《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
1:《寺院の鐘/Temple Bell》
1:《吠えたける鉱山/Howling Mine》
1:《記憶の壺/Memory Jar》

UnderWorld Dreams

対戦相手がカードを1枚引くたび、精神破壊者、ネクサルはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。

ネクサルの能力は、まさしく《地獄界の夢/Underworld Dreams》そのものです。
《地獄界の夢》がそのままクリーチャーの姿を成したともいえるでしょう。
じつは、この《地獄界の夢》を内蔵しているクリーチャーはネクサルに限らず、何体かカードプールに存在します。
せっかくなので彼らも”地獄界”の仲間に入れてあげましょう!


《地獄界の夢/Underworld Dreams》
ドローをするたびにダメージを飛ばす置物。英語名が最高。


《運命をほぐす者/Fate Unraveler》
《地獄界の夢》を内蔵した生き物その1.疑問なんだけどハッグでどんな種族?


《ケデレクトの寄生魔/Kederekt Parasite》
赤いパーマネントを持っていれば《地獄界の夢》が誘発。見た目が怖い…

これらの共通点は、

ただひたすらにカードを引かせまくれ!

ということです。1枚引けば1点ダメージ、2枚引けば2点ダメージです。
ドローすればするほどダメージを飛ばせるので、とにかくひたすら相手をドローさせてやりましょう! みんなドローは好きでしょ?

各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーはカードを追加で1枚引く。

この能力があるおかげで、ネクサルが立っているだけで毎ターン2点のバーンダメージが約束されています。
ただ、生き馬の目を抜く統率者界隈で、2点のダメージがなんになりましょう。
ここはドローを加速(相手)させるカードをひたすらにぶっこみます!


《真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth》
毎ターン《夜の囁き》が誘発する生物。地味にデカいのも頼もしい。飛んでいればなぁ。


《ジェイスの文書管理人/Jace’s Archivist》
《意外な授かり物/Windfall》が起動能力で付与されたヴィダルケン。使いべりしないのがエライ。


《壺の大魔術師/Magus of the Jar》
かの極悪ファクト《記憶の壺》を内蔵した生物。重く、使い切りではあるけどもネクサルとの相性は抜群。

置いておくだけで勝手にダメージを稼いでくれるので、ポンおきするだけでもなかなか有用性があります。
このカードと組み合わせるとさらにアド!


《夜の分配/Night Dealings》
ダメージのたびにカウンターを置き、それを取り除くことがサーチできます。

このデッキに必要なパーツはカードタイプがバラバラなので《夜の分配》で継続的にサーチできると非常に強力です。他のプレイヤーが黙っているかはわかりませんがね!

ただし、ネクサルの『ドローで誘発するダメージ』は統率者ダメージにはならないので注意してください!
20点であれば、わりとすぐに出せそうですが、それぞれ40点ともなると骨が折れます。
なのでさらにドローを加速させましょう! 瞬間最大風力が大切ですよ!

Carrot and Stick


《繁栄/Prosperity》
Xを含む全員ドロースペル。悦に入っちゃってますねぇ。


《空中文字/Skyscribing》
予見がついて、青マナがひとつ足された《繁栄》。日本語名がカッコいい!


《精神の輝き/Minds Aglow》
不確定ながらも相手にドローさせられるスペル。タイミングの見極めが重要。


《陶酔/Fascination》
ライブラリー破壊のモードつきの《繁栄》。相手がチューターなどを使っていたらライブラリー破壊モードも良いかも?

全員がドロー出来る系のスペルはなにも青だけの特権ではありません。
むしろこちらが本家本元。
赤系での最強ドロースペルがこれだ!


《Wheel of Fortune》
元祖7枚ドロー赤呪文。軽い! 強い! 高い! の三拍子が揃ってます。

非常に強力な《Wheel of Fortune》ですが、いくつかの亜種・調整版も存在。
《命運の輪//Wheel of Fate》
《魂の再鍛/Reforge the Soul》
などは、コストや唱え方のことなる《Wheel of Fortune》として有名です。
青にも似たような効果で《意外な授かり物/Windfall》がありますね。
ここでは、それとは一味違ったカードを採用します。


《変化の風/Winds of Change》
手札を戻し、その枚数分だけドロー。疑似的な手札破壊ともいえそう。チューターを狙い撃て!


《囁く狂気/Whispering Madness》
暗号がついた《意外な授かり物/Windfall》。ネクサルに暗号化すれば馬鹿にならないダメージ源に!

Xドローは非常に強力で、突然10点以上の火力が飛ばせることもしばしば。
相手のライフ計算を大きく崩すことができます。
また、Wheel of Fortune系は、相手のハンドをぐちゃぐちゃにするので、プランをぶち壊すのにもひと役買ってくれます。
それをさらに一押しし、ネクサルの決め技にするべくこれらのカードを採用しましょう!

Steins Gate


《Timetwister》
元祖やり直し系統青呪文。パワー9で唯一許されたカード。あれ?


《時のらせん/Time Spiral》
フリースペルつきの《Timetwister》。実はこっちの方が強いのでは疑惑が…


《一日のやり直し/Day’s Undoing》
調整版のタイムツイスター。唱えるとターンが終了してしまいますが、勝てばいいんですよ、勝てば!


《時の逆転/Time Reversal》
重くなったタイムツイスター。これくらいが適正な気がしますね!


《時間の滝/Temporal Cascade》
双呪で撃つとタイムツイスターに。7枚ドローだけでも十分有用性高し。


《暗記 +記憶/Commit+Memory》
バウンススペルの下についているのがタイムツイスター。両方使いやすい!


《ゲームプランGame Plan》
夢の1マナタイムツイスター!? まぁ誰かが助けてくれればですが。

やり直し系の呪文はネクサルと非常に相性が良く、7点バーン+次のドロースペルへのアクセスを可能にしてくれます。
墓地利用系へのデッキへのナチュラルカウンターとしても機能するので、とにかく撃ち得!
5枚も撃てば、7×5=35点ダメージ! あともうちょっと!

ただ、タイムツイスターは非常に高額なカードなので、なくても良いです!

For Whom the Bell Tolls

いわばハウリングを内蔵しているネクサルですが《寺院の鐘》などの継続的なドローソースとの相性はいわずもがな。


《寺院の鐘/Temple Bell》
いわずとしれたドローソース。このデッキでは毎ターンのバーンカードに。しかも…

もちろん《寺院の鐘》は採用。
それと相性最高のこいつを入れないわけにはいきませんね!


《精神力/Mind Over Matter》
もはや説明不要!

これで無限に引き、相手にも無限に引かせることでバーンダメージが限界突破!

とはいえ40点をこれだけで叩きこむのはデッキの総数的にかなり厳しいものがありますし、ライブラリー回復ギミックがなければ無限は成立しません。
スロットの関係上、ウラモグ等はいれられないので無限はなかなか厳しい…
もちろんMOMAが成立するよりまえに、大量のドローをさせておいて、ライフがぐっと減っていれば、これだけで勝てる場面もあるでしょう。

しかし勝利を確実なものにするために、とあるカードらを使ってネクサルをネクストレベルネクサルに変貌させるのです。

Poison Apple


《ぎらつく油/Glistening Oil》
エンチャントしたクリーチャーに感染を付与します。わお! 10枚ドローで毒塗れや!

そうです毒です。

毒まき散らし装置と化したネクサルならば、たったの10枚ですべてのプレイヤーを毒に沈めることができるのです。
たったの10枚ですよ! 10枚!


《ファイレクシア化/Phyresis》
シンプルイズベスト。シェオル様の改造ならちょっと見てみたいかも。


《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
いわずと知れた感染装備品。リスクなぞ無視だ! つけたターンにゃ勝つ!

これまで紹介したドロー系カードと組み合わせれば一瞬にして相手を打ちのめすことができます。
ただし、これらのカードを見せた途端に、意図はもろバレ。
袋叩きの憂き目にあうでしょう。なのでタイミングを見計らい、最高の一瞬を見逃さないようにしましょう!

また相手に大量にドローさせるため、好き勝手に動かれる心配もしなければいけません。
いくつかの妨害カードを紹介して最後としましょう!


《秘儀の研究室/Arcane Laboratory》
スペルを打てるのは1ターンに1回のみ。ドロー? いいよ、どんどんして!


《戦争税/War Tax》
《プロパガンダ》系のエンチャ。一撃必殺系のジェネラルと止められるのが良い!


《無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless》
呪文を唱えるたび、生物かプレイヤーにコスト分のダメージを飛ばします。対戦相手のみが強い!

プレイングガイド

プレイングの流れ

  1. いち早く《精神破壊者ネクサル》を場に出す。
  2. 妨害系で相手の行動を拘束しながらドローしまくる。
  3. 無限コンボあるいは感染モードで毒づけ!

勝ち筋

  1. ネクサルバーン
    《精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer》+各種ドローソース
    →恒常的バーンダメージ
  2. MOMA
    《精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer》+《精神力/Mind Over Matter》+《寺院の鐘/Temple Bell》
    →半無限ドロー+半無限バーン
  3. 毒殺
    《精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer》+感染系カード
    →ドローによる誘発ダメージがすべて毒カウンター

苦手

デッキのすべてをネクサルの誘発能力につっぱしているので、ネクサルを丁寧に除去されるとなにもできません。
またプレイヤーにプロテクションを付与したり、ダメージを軽減するようなギミックがあるとネクサルがただのドロー供給マシーンになってしまうので注意が必要です。
相手にドローをさせる関係上、すべてのプレイヤーのリソースが枯渇せず、短期決戦になりがちなのも気をつけるべきポイントです。
カウンターは有限なのでマスカンには細心の注意を払いましょう!

まとめ

はた迷惑ながらも、楽しく荒れる環境を提供してくれるネクサル、いかがだったでしょうか!
ただひたすらドローさせる、という真っすぐなコンセプトなので迷うことなくプレイできるのが利点ですが、ともすると相手に一瞬で勝ちを持っていかれかねない危うさも兼ねている、なんともひやひやしたデッキになりました。
ハウリング系の常として政治力がモノをいうジェネラルで、誰か一人でも味方につけられればかなり安定して戦うことができますよ!
ただし、感染系を唱えたときはその限りではありませんのであしからず!

ではでは次のジェネラルでお会いしましょう!
素敵な統率者ライフを!

スポンサーリンク

当サイトはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。cWizards of the Coast LLC.
最新情報をチェックしよう!