【EDH・統率者】怒れる腹音鳴らし-with “V”-【デッキ紹介】

《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》
(4)(赤)(赤)(緑)(緑)
サイクロプス(Cyclops)
トランプル
怒れる腹音鳴らしがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを公開する。これにより公開された土地カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。

土地カードを1枚捨てる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。怒れる腹音鳴らしはそれに3点のダメージを与える。
7/6

今回ご紹介するジェネラルはグルール一族を束ねるサイクロプスの親分《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》です!
彼が出す指令は、

「ぶっ潰せ!」

「叩き壊せ!」

だけ、という素晴らしく頭の悪い指導者ですが、その豪快な能力は彼の性格をストレートに表現していながらも、使い方次第では十分愉しく戦うことができる良デザインです!
マナが伸ばしやすい統率者戦とはいえ、流石に8マナは重く、これをどうクリアしつつ能力を活かすデッキやプレイングができるか。
EDHプレイヤーとしてはなかなか挑みがいのあるジェネラルです!
ではデッキリストからどうぞ!

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デッキリスト

<General:1>
1:《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》

<Land:40>
1:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《進化する未開地/Evolving Wilds》
1:《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1:《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
1:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1:《露天鉱床/Strip Mine》
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
1:《石化した原野/Petrified Field》
1:《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
1:《ヴェズーヴァ/Vesuva》
1:《演劇の舞台/Thespian’s Stage》
1:《荒廃した森林/Blighted Woodland》
1:《灰のやせ地/Ash Barrens》
1:《枯渇地帯/Blasted Landscape》
1:《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
1:《薄煙の火口/Smoldering Crater》
1:《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
1:《隠れた茂み/Sheltered Thicket》
1:《滑りやすいカルスト/Slippery Karst》
1:《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
4:《森/Forest》
6:《山/Mountain》

<Creature:19>
1:《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
1:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
1:《極楽鳥/Birds of Paradise》
1:《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
1:《クローサの大牙獣//Krosan Tusker》
1:《森のレインジャー/Sylvan Ranger》
1:《スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger》
1:《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder》
1:《耕すツリーフォーク/Tilling Treefolk》
1:《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
1:《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
1:《迷える探究者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
1:《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
1:《土地守/Groundskeeper》
1:《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
1:《永遠の証人/Eternal Witness》
1:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
1:《再利用の賢者/Reclamation Sage》

<spell:25>
1:《輪作/Crop Rotation》
1:《不屈の自然/Rampant Growth》
1:《耕作/Cultivate》
1:《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
1:《明日への探索//Search for Tomorrow》
1:《自然の知識/Nature’s Lore》
1:《発見の誘惑/Tempt with Discovery》
1:《発見の旅路/Journey of Discovery》
1:《偵察行/Scouting Trek》
1:《探検/Explore》
1:《風景の変容//Scapeshift》
1:《見事な再生/Splendid Reclamation》
1:《壌土からの生命/Life from the Loam》
1:《法務官の相談/Praetor’s Counsel》
1:《迫り来る復興/Creeping Renaissance》
1:《調和/Harmonize》
1:《Wheel_of_Fortune》
1:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
1:《ギャンブル/Gamble》
1:《内にいる獣/Beast Within》
1:《古えの遺恨//Ancient Grudge》
1:《汚損破//Vandalblast》
1:《破壊放題/Shattering Spree》
1:《この世界にあらず/Not of This World》
1:《有毒の蘇生/Noxious Revival》

<Enchantment:6>
1:《繁茂/Wild Growth》
1:《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
1:《森の知恵/Sylvan Library》
1:《踏査/Exploration》
1:《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》
1:《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》

<Artifact:9>
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1:《巻物棚/Scroll Rack》
1:《どん欲の角笛/Horn of Greed》
1:《世界のるつぼ/Crucible of Worlds
1:《ギラプールの宇宙儀/Ghirapur Orrery》
1:《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
1:《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
1:《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》

土地を伸ばせ! そして投げろ!

土地カードを1枚捨てる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。怒れる腹音鳴らしはそれに3点のダメージを与える。

腹音鳴らしを代表する能力がこの起動能力。
スワンアサルト(※)でも有名な《突撃の地鳴り/Seismic Assault》の強化版能力!
(※)スワンアサルト:《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》めがけて《突撃の地鳴り/Seismic Assault》を起動し土地を投げて2ドロー、増えた手札を相手プレイヤーめがけて投げつけるというバーンデッキ。

3枚ほどの土地さえ握っていれば、ほとんどのクリーチャーに生存権はありません!(プロテクション? 呪禁? なんのこと?)
とくに小型のシステムクリーチャーを多用するデッキ相手では圧巻の制圧力を誇ります。

優秀なのがプレイヤーにもダメージを与えられること!

この手の能力ではどちらかに限定されることが多いですが、腹音鳴らしは違います。
クリーチャーだろうが、プレイヤーだろうが、プレインズウォーカーだろうがお構いなしに土地をぶつけてやれます。
大量の土地をぶん投げて、盤面をぶち壊すのは最高に愉しい! グルールやっほい!

ので、この能力を最大限に活かすためには、土地をとにかく手札に持ってくる必要があります。
なおかつデッキに大量の土地を積み込む必要があるためマナファクトの採用はほぼ見送り。
引いてきた土地を使ってマナ加速しつつ、腹音鳴らしの弾丸に変えていきます。

緑は土地加速にて最強!

Rampant Growth
《不屈の自然/Rampant Growth》
いわずとしれた土地加速カード。様々な亜種があります。手札には来ないがダイレクトに土地が伸ばせる王道。

Kodama's Reach
《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
土地を伸ばしつつ、手札にまで補充できる最良の一枚。腹音鳴らしのためにあるようなカード!

Cultivate
《耕作/Cultivate》
上記の同型カード。同じ種類のカードが複数あると統率者戦ではものすごく助かります。

Search for Tomorrow
《明日への探索//Search for Tomorrow》
待機持ち。序盤、中盤どのタイミングで引いても使いやすい器用な一枚。初手に置けたときのお得感は半端ないです。

Journey of Discovery
《発見の旅路/Journey of Discovery》
双呪付き。どちらを選んでも腹音鳴らしが大喜びします。二つ選ぶとちょっと複雑な顔をします。

Vorinclex, Voice of Hunger
《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
土地加速系ではありませんがすこぶる相性が良い法務官。妨害能力もいやらしく、相手を大きく減速させられます。

これらのカードで土地を引っ張りつつ、土地を伸ばしていきます。
とにかく腹音鳴らしは重いので、序盤ではマナ加速に使います。

ですが、土地は1ターンに1枚しか置くことができないのがマジックのルール。

マナファクトはマナが続けばいくらでも連鎖して置ける点が、土地加速との大きな違いです。
ならば土地も同じようなことをしてみせましょう!

グルールらしくルールをぶち破ってやりましょう!

Exploration
《踏査/Exploration》
ルールブレイカーその1.ルールを破って土地を置くのはそりゃもう楽しいったらない!

Azusa, Lost but Seeking
《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
ルールブレイカーその2.《踏査/Exploration》を内蔵した淑女。好き。

Oracle of Mul Daya
《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
ルールブレイカーその3.デッキトップから土地がプレイできれば実質1ドローというアドアドしい巫女。好き。

Mina and Denn, Wildborn
《野生生まれのミーナとデーン/Mina and Denn, Wildborn》
ルールブレイカーその4.土地バウンスは腹音鳴らしの弾補充にももってこい!

Ghirapur Orrery
《ギラプールの宇宙儀/Ghirapur Orrery》
カラデシュで登場した新顔。各プレイヤーに影響するのでちょっと注意が必要。

これらの土地複数枚プレイカードと、土地加速カードを駆使して、とにかく土地を並べましょう。
でないとそもそも親分が出てきてくれません笑。

しかし土地をプレイしているだけでは他のプレイヤーにおいていかれてしまいます。
ほとんどのプレイヤーはマナファクトによるマナ加速からアドバンテージを稼ぐカードをばしばしプレイしてくるので、それらに負けずアドバンテージを稼がなければなりません
じつは結構土地のプレイにアドバンテージを与えてくれるカードがあるのです。

これらのカードをくわえてデッキを回転させていきましょう!

Horn of Greed
《どん欲の角笛/Horn of Greed》
土地をプレイすると1ドロー。踏査系からのプレイで爆アド! このカードも各プレイヤーに適応されるので注意。

Seer's Sundial
《予見者の日時計/Seer’s Sundial》
マナがかかるものの自分だけ1ドロー。置いた土地からマナを生めば即座にドロー可能!

Lotus Cobra
《水蓮のコブラ》
いわずとしれた上陸系マナ加速カード。アドは取れないもののいれば爆発力を与えてくれます!

Tireless Tracker
《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
スタンダードでも活躍したアドアドクリーチャー。本人の戦闘力も高いのが頼もしい!

土地加速につぐ土地加速、そして土地アドを得て、ついに親分をぶち切れさせながら登場させましょう!
上記のような土地加速カードをもし中盤以降に引いても、親分させいればもう心配ありません。
親分がつぎつぎと弾にして投げつけてくれるので、どのタイミングで引いても腐らないのです!
(とはいえ早い段階で除去されてさらにマナが必要になるので、どれだけ土地加速しても腐ることはまずありません)

さて親分が見事に着地をしたらあとはとにかく土地をなげまくりますが、その土地もいずれ尽きます。
いくらドローで土地を補充しても、なかなかそれだけではクリーチャーはまだしもプレイヤーを焼き尽くすには足りません。
なので強引に引っ張ってきましょう!

土地を引け! ないだと!? 俺が持ってくる!

怒れる腹音鳴らしがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを公開する。これにより公開された土地カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。

小さい《根囲い/Mulch》を親分は内蔵しており自分で自分のケツを拭けるようになっています。
積極的にがら空きのプレイヤーを殴りどんどん土地を引っ張ってきましょう!
ただし誘発するのは戦闘ダメージのみで、土地投げによるダメージでは発動しないので注意です!

Scouting Trek
《偵察行/Scouting Trek》
望むだけの数の土地をデッキトップに送り込めるカード。親分のサポートに持ってこい。

Sensei's Divining Top
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
トップ操作の代名詞。状況に応じたカードを選べるのはやはり強力。プレイングはよく練習しておこう!

Sylvan Library
《森の知恵/Sylvan Library》
トップ操作できるうえにドローもできる。ライフロスがあるため連発は厳しいものの爆発力大。


《巻物棚/Scroll Rack》
ちょっと特殊なトップ操作。普通のデッキではやや使いにくいこのカードも親分と組めば最高のシナジーを形成します!

このなかでも最高の1枚が《巻物棚/Scroll Rack》
どのように使うかというと、

  1. 腹音鳴らしやサーチで土地を手札に集める。
  2. 《巻物棚/Scroll Rack》を起動。すべての土地を脇によけ、よけた分だけドロー。
  3. 脇に置けた土地をデッキのトップへ。
  4. 殴る!
  5. 回収!

土地を別のカードに変えてドローしつつ、さらに誘発能力で土地を回収するという爆アドムーブ!
クリーチャーを一掃し、プレイヤーを殴り、さらに土地を投げる!
どんどん土地を投げましょう!
もし手札から土地がなくなってしまったら…拾うべし!
土地再利用ギミックを搭載し、さらに投げつけましょう!

土地を投げろ! ないだと!? 拾え!!

土地がないなら補充すればいいじゃない。
とアントワネット理論で使い捨てた土地を回収しましょう。
土地にフォーカスした、親分のためにあるようなカードが存在するのです!
こいつだ!

Life from the Loam
《壌土からの生命/Life from the Loam》
通称ローム。アグロロームなどの強力なデッキにも採用されておりその実力は折り紙付き。

投げた土地を補充、しかも3枚も!
腹音換算すれば9点ですよ! 9点!
さらに優れているのは、発掘による再利用。
これが非常に強力。
使いべりしない、どころかずっと使い続けられる土地回収ソースとしてこのカードを超えるものはありません。
特に強力かつ楽しい動きが、各種サイクリングランドとのシナジーです。

  1. サイクリングランドでサイクリングしデッキを回す。
  2. ロームで回収する。
  3. 回収したランドをふたたびサイクリング。
  4. 〔発掘〕に変換しロームが手札に戻る。

マナさえあればドローと土地補充がいくらでも可能です!
序盤にサイクリングを積極的に行いデッキを回転、ロームを引いてからふたたび大回転、という流れは非常に気持ちがいいムーブです。
他のドローソースと併用してロームを回収できるので常にロームを手札に持ってこれるようにプレイングしましょう。

ただし、あんまり回転させすぎると他のプレイヤーから目をつけられてしまいロームを潰される危険もあります。
《有毒の蘇生/Noxious Revival》はインスタントタイミングで墓地からロームを逃がせるのでオススメです!

Noxious Revival
《有毒の蘇生/Noxious Revival》
φマナゆえにタップアウトからでも使える便利アイテム。φマナはやっぱりズルい。

ロームはデッキをスムーズに動かすための潤滑油でありなおかつ弾補充のキーアイテムですが、アドを稼いでいるだけでは統率者戦ではまだ足りません。

隙を見せた相手を一撃で滅ぼす必殺技が必要です。

そのためのカードがこれだ!

Creeping Renaissance
《迫り来る復興/Creeping Renaissance》
選んだパーマネントすべて回収。フラッシュバックつき。もう一回遊べるどん!

パーマネントは土地! と高らかに宣言しましょう!
致死量の土地をプレイヤー1人にぶん投げ退場させ、安心している他のプレイヤーにめがけてもう一回!

これでも足りなければ、さらにこいつを投入だ!

Praetor's Counsel
《法務官の相談/Praetor’s Counsel》
全部を回収。手札の上限までなくなるおまけ付き。やりすぎ!

ロームギミックと必殺技を合わせて土地をとことん投げつけましょう!

だがしかし!

たとえ様々なギミックやシナジーを駆使しようとも、三人のプレイヤーを焼き尽くすにはかなりの苦労します。
3人をバーンダメージだけで倒そうとするならば、120点のダメージ、土地枚数にして40枚(あれ、案外少ない…?)も必要になります。

そんなときは親分の火力をアップさせて、一気にライフを削ってやりましょう!

倒し切れない!? 火力をあげろ!!

すべてのプレイヤーを能力だけで倒すためには40回投げなければなりません。
自分の場に土地を出すのでもちろんすべての土地を投げつけるわけにもいきません。
であれば、土地1枚あたりの与ダメージを増やすしかありません!
ダメージを加速するブーストカードはこれだ!

Furnace of Rath
《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》
ダメージ加速装置その1.土地1枚でまさかの6ダメージ! ただし他のプレイヤーも恩恵を受けるので注意。

Dictate of the Twin Gods
《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》
ダメージ加速装置その2.瞬速持ちなので奇襲性抜群! 相手の計算を狂わせよう!

Grafted Exoskeleton
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
ダメージ加速装置その3.お、親分が毒殺兵器に! 土地投げのバーンダメージでも毒カウンターが置けます!

これらのカードが設置できればダメージ効率は倍ドン!
とくに《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》あらゆるダメージが毒カウンターに変わるので凶悪です。
ただ、どの置物を置いてもヘイト値が跳ね上がり、まわりから集中砲火を浴びること請け合い。
防御力などは打ち捨ててただ攻撃あるのみ!
これさえ通れば絶対に勝てる瞬間を見逃さず、ダメージを加速させましょう!

さてこれだけさまざまなサポートを駆使し、それでもダメージを与え尽くせないときは。

親分は諦めましょう。

さようなら親分…(二回も除去されればマナコストは驚異の(12)キャストできないってば)

なので、デッキ全体のギミックの中からもう一つのダメージ手段を用意しましょう!
土地。
ターボランド。
バーン。
この流れからやってくる最後のキメ技はこれだ!

君がいたあらゆる場所

Valakut, the Molten Pinnacle
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
山が火力に変身。モダンでも活躍しているアーキタイプ『スケープシフト』『タイタンブリーチ』のキーカード。

ヴァラクート!
《原始のタイタン/Primeval Titan》が禁止されている統率者戦で、ヴァラクートのバーンダメージを狙うのは正気の沙汰ではありません。
なおかつハイランダーである統率者戦では、複数枚投入しなければならないヴァラクートも1枚のみ。
まともな方法でバーンダメージを与えることはできません。

しかし。

ヴァラクートは3枚、投入できるのです。

この、マジック史上もっとも美しいフレーバーテキストがのせられた(個人的意見です)このカードによって。

Vesuva
《ヴェズーヴァ/Vesuva》
君がいたあらゆる場所。土地をコピーする土地。単体では仕事をしませんがこのフレーバーの前には些末なことです。

《ヴェズーヴァ/Vesuva》でヴァラクートをコピーし2枚。
そしてこのカードでさらにもう1枚!

Thespian's Stage
《演劇の舞台/Thespian’s Stage》
コピー土地その2.起動能力でコピーするのでプレイしたときの効果(CIP)が誘発しないのが弱点。しかし今回は心配無用。

これでヴァラクートを3枚、自分の盤面に並べることができます。
3枚が揃っていれば、山が場に出るたびに9点。同時に出すことができればさらにダメージが加速します。
同時に出す方法は、やはりこれ。

Scapeshift
《風景の変容/Scapeshift》
その名を冠するデッキ『スケープシフト』のキーカードでありフィニッシャー。打ち消されても土地はそのまま。

《風景の変容/Scapeshift》によってヴァラクートを含む3枚と山を場に出せば大きなダメージを叩き出せます!
ただし、プレイヤーすべてを焼き尽くすことは出来ないので、あくまでも保険です。
はじめから狙うのではなく、親分が暴れてそこそこダメージを稼いだのち退場を余儀なくされてからの最後の一太刀。
もう反撃の手段はないと思っていたところに、ヴァラクートの火が噴くぜ!

そして《風景の変容/Scapeshift》とヴァラクートと親分とを繋ぐカードがこれだ!

Splendid Reclamation
《見事な再生/Splendid Reclamation》
墓地から土地を引っ張ってこれるカード。ニッサ、頑張ってます。

・親分が投げたカードを”再生”し、ヴァラクートのバーンダメージに。
・《風景の変容/Scapeshift》で生贄にささげたカードを”再生”しヴァラクートに。
・序盤で投げたカードを”再生”し最後の親分キャストに。

など、さまざまな場面でデッキのコンセプトを繋いでくれます。
マナ加速からバーンダメージまでをこなすこのカードで最後の一息を押し込むべし!

プレイングガイド

プレイングの流れ

  1. ターボランド系のカードを使って土地を伸ばす。
  2. 親分を呼び出す。
  3. 土地を投げる。
    ex)腹音鳴らしの起動効果。《耕作/Cultivate》や《木霊の手の内/Kodama’s Reach》で補充
  4. ひたすら投げる。
    ex)腹音鳴らしの誘発効果で補充。《不屈の追跡者/Tireless Tracker》や《どん欲の角笛/Horn of Greed》でアドを稼ぐ。
  5. とにかく投げる。
  6. 尽きたら回収する。
    ex)《壌土からの生命/Life from the Loam》ギミックなど。
  7. 火力をあげながら投げる。
    ex)《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》など
  8. ヴァラクートが火を噴く!
    ex)『スケープシフト』ギミックや土地加速系カード

勝ち筋

1.怒れるバーンダメージ
《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》+各種ランドギミック
→40回の能力起動で勝利。(ダメージ加速系カードでさらに倍速に)

2.毒殺
《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》+《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
→毒カウンターによる勝利。4枚で1人の計算=12枚で勝利。

3.怒れるヴァーンダメージ
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》+《山/Mountain》
→土地コピーを含む3枚のヴァラクートと山6枚を《風景の変容/Scapeshift》で出すと48点。

まとめ

長らくお付き合いいただきありがとうございました!
親分こと怒れる腹音鳴らしデッキはいかがでしたでしょうか。
いろいろなギミックが搭載してあるのでガチャガチャと回しているだけでもかなり楽しいです!
8マナと非常に重いジェネラルなので一線級のジェネラル相手では流石に厳しいですが、カジュアルで遊ぶには十分な面白さが詰まっています!
とくに、どのクリーチャーを除去するか、どのプレイヤーを焼くかを選べるため、意外や意外、いろいろな場面で交渉をすることができるのです!
ただの脳筋プレイだけではなく交渉をふくめた統率者戦らしい戦いが楽しめる親分で、ぜひデッキを組んでみて下さい!

ではでは次のジェネラルでお会いしましょう!
素敵な統率者ライフを!

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